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[機材レビュー]GOTOH製ロック式ペグ SG301 MG-T
前回に引き続き、ロック式ペグのレビュー。今回は、2018年製のGibson Les Paul Classicのペグを交換することにした。2017年製のLes Paul ClassicではGrover製のロック式ペグが採用されていたので、それに倣って今回もGroverの502Cに変更しようかと思ったが、ふとGOTOH製も試してみたいと思い今回はGOTOHのロック式ペグを試すことにした。
GOTOHのペグはかなり多くの種類/型番が存在するため選ぶのが難しい。今回Les Paul ClassicについていたGrover 102と互換性があるシリーズは、SG301シリーズとSGV510Zシリーズらしい。SGV510Zの方はギア比が1:21でより細かいチューニングができたり、Lubri-Plateが採用されてよりペグの回転がよりスムーズだとのことだが、その分値段が高い。値段の差が結構あったので、今回はSG301シリーズから選ぶことにした。
各シリーズの中にも、ロック式ではない通常モデル、マグナムロック採用モデル(MG)、マグナムロック・トラッド採用モデル(MG-T)、ポストの高さ調整機能がついたH.A.P-M採用モデル(HAPM)がある。個人的には手動でロックの開け閉めができる機構がわかりやすくて好きなので、MG-Tを選んだ。
ここからさらにペグのデザインや色を選んでいく。今回は元からついているGroverの102と同じデザイン、色を選んだ。
最終的に今回購入したモデルはSG301 MG-T(SG301-MGT-20-L3R3 / SG301-MG-T-20-3+3-C)。
元々ついていたGroverのペグを外す。ボックスレンチとドライバーがあれば簡単に外すことができる。
ペグポストの穴、ねじ穴の位置も互換性があるため、新しいパーツを同じように取り付けるだけで交換完了。5分程度で取り付けは完了した。ペグポストは元々ついていたGroverに比べると低め。
早速弦を張ってしばらく使用してみたが、チューニングのしやすさも安定性も極めて良好だ。ペグのトルク、スムーズさも良い感じで、感触には高級感がある。別のギターで使用しているGroverのロック式ペグ502と比べても、使い勝手も質感も全く遜色ない。Grover製に比べると、若干Gotoh製の方が値段が安いので、今後はもし理由がなければGotoh製の方を選ぶと思う。
余談だが、先日実売価格3000円程度の安いノーブランドのロック式ペグを試す機会があった。ペグポストの固定にガタつきがあったり、ツマミの回転がぎこちなかったり、さらにはロック式なのにロックしていても弦が抜けてしまうといった具合で、クオリティには大きな問題があった。それに比べると、Grover製もGotoh製も値段は多少高いが、品質の高さを考えるとこの値段にも納得感が出てくる。
そのうち最上位機種のSGV510Zも試してみよう。