少し恐ろしいことについて

『2009年の衆議院選挙で
自民党が歴史的な大敗をして、
民主党政権が誕生したのだが、
その前年、2008年の夏に、
ある仕事を通じて知り合った方が、
このことを「予言」なさっていた。』


それは、愛媛県の久万高原町という、山奥の町に暮らす、
80代の男性だったのだが、
「次の選挙は自民は駄目だね」
とおっしゃっており、その根拠は、
「自分には日本全国に戦友がいるんだけど、
どの戦友と連絡を取っても、
みんな自民には投票しないと言っている」
ということであった。

確かに僕も、自民が劣勢であろうとは思っていたが、
あんなにあっさりとひっくり返るくらいに、
国民の心が自民党から離れているとは思っていなかった。

そして民主党政権が始まったが、
その結果はみなさん御存知のとおり。
こちらも僕は、
不慣れなので多少ギクシャクするだろう、
とは思っていたが、
ここまで酷いとは思っていなかった。

そしてまた政権が自民党に戻って、
僕もあまりソフトで楽観的な予測ではなく、
少しシビアに考えてみようと思ったのだが、
そうすると、どう考えても、
この先日本が良くなっていくとは思えない。

この先、なにか変化があるとすれば、
そのきっかけとなるような、
大きな試練が必要だと思うのだが、
民主党政権にとっての大きな試練といえば、
東日本大震災と、津波と、原発事故だと思うので、
それに匹敵するような、
あるいは、それを超えるような、
大きな試練がない限りは、
自民党の政治家が「目覚める」ということはないだろうし、
たとえ目覚めたとしても、
催眠術にかかっていた狂信者が、
普通の人間に戻るだけで、
より無力になるだけかもしれない。

そんなに劇的に改善しなくてもいいから、
どうか、大勢の人が犠牲になるような、
悲惨な「試練」だけは起きないで欲しい。

平安時代や、鎌倉時代や、明治の頃と比べたら、
国民の生活は豊かになっていると思うし、
世界的に見ても、日本人の生活は、
そんなに悲惨なものではない。

このままでいいとは思っていないが、
同じ日本人が、必要以上に苦しむような、
大きな試練を受けて、それを乗り越えて、
というのは、どうしても気が進まない。

ひとつだけ期待できるのは、安部さんも麻生さんも、
一度政権運営に失敗しているということである。
その失敗がすでに「試練」となっているなら、
少しはマシな結果が出せるかもしれない。

『と、安倍政権が誕生した2013年頃には思っていたが、今はまたコロナという新たな試練が到来してしまい、日本の政治も経済も停滞気味で、オリンピックの開催も危うい状態だ。しかし、少し恐ろしいのは、かつて社会党が政権をとっていた時にも阪神淡路大震災が起こっており、この2つの地震は地震兵器による人工地震ではないかという陰謀論が存在していることだ。』

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