息子と映画について語れるのは嬉しい
2年前、2019年の3月に、大学に合格して春休み中だった息子のハルが熊本に遊びに来た時に書いた文章です。
ハルは福岡に帰りましたが、
ハルとちょっと映画の話をしていて、
ハルが福岡の友達と
「映画でも見に行こうか」という話になって、
その友達は「響」に行きたいと言い、
ハルは「カメラを止めるな」に行きたいと
言ったのだが、友達は、
「カメラを止めるな」なんて、
流行りもののミーハーの映画だろと言い、
ハルも「響」なんて、
平手由利菜を見たいだけだろと言い、
結局映画には行かなかったそうだ。
答えはどちらも不正解。
2本とも見て損はない映画だ。
ただ僕も若い頃に同様の理由で、
たくさんの映画を観る機会を逃しているので、
それはそれで若者にありがちな、
正しい反応とも言える。
ただもったいないとは思う。
たしかにどうでもいいようなくだらない、
一人よがりの会話を楽しむのも、
若い頃ならではの時間の過ごし方だ。
でもまあまあかわいい女の子と
映画を見に行くというのも
それはそれで大切な経験なのである。
ハルよもうワンランク、
グレードアップしてくれ、
超絶かわいい子とまではいかなくても、
まあまあかわいい子と
映画に行けるくらいにはなってくれ。
一人よがりのバカでもてない、
頭の悪い男友達とはあまりつきあうな、
それからブスもやめとけ。
まちがってもブスな女と、
ジャニーズとかエグザイルの
メンバーが出てくるような
学園コメディーとかには行かないでくれ。
ましてやそんなブスに映画代をおごるような、
見下げはてた男にはならないでくれ。
美学を持って生きろ、
それが父の願いだ。