七田チャイルドアカデミー
僕が保育園をやってみたいと思ったきっかけは、
いくつもありますが、
もっとも古い時期に思ったきっかけのひとつに、
七田チャイルドアカデミーの話があります。
まあ七田チャイルドアカデミー自体については、
そんなに詳しく知っているわけではないんですが、
船井幸雄さんの本の中で、
右脳の潜在能力を引き出すことに力をいれている、
七田チャイルドアカデミーの生徒さんが、
お母さんにお腹の中にいたころの記憶を話した、
というエピソードが紹介されていて、
「へえ、そうなんだ、そんなことがあるのか」
と感心したことがきっかけです。
それは今から25年ほど前のことで、
もちろんそのころ僕はまだ結婚していませんでしたし、
当然子供もいませんでした。
その後結婚し、子供もできて、
そういうことを肯定する視点で子供を見ていると、
いくつかの不思議なことを子供が教えてくれました。
そのような経験を経て僕は、
子供はすごい可能性を秘めている、
というか、人間にはすごい潜在能力がある、
しかし今の社会システムは、
どうも意図的にそれを潰そうとしているようだ。
と、なんとなくですが、そう思うようになったのです。
今うちの子供が15歳ですから、
ここ10年くらいそう思っていたことになります。
僕は「全く新しい教育理念」などと、
そんな大それたことを思っているわけではないのですが、
子供の可能性を信じている人が、
その可能性を認めたうえで子供に接するということは、
とても大切なことだと思っています。
だからそれをやろうと思っているんだけど、
そう簡単にはいきません。
色々な障害があります。本当にいろいろな障害が。
いつまで続けられることやら、
どこまでいけることやら、前途多難なんです。