勝新パンツ事件
元電通社員の高橋という人物が、
オリンピックに絡んで紳士服メーカーから
ワイロを受け取ったのではないか、
という疑惑が連日ニュースになり、
東京地検が電通にガサ入れしたりしているが、
オリンピックと電通といえば、
以前から不透明で不適切な関係が噂されている。
僕が憶えている「電通怖えなあ」という事件は
「勝新パンツ事件」だ。
それは1990年のこと。
この時勝新はキリンラガービールのCMの
「ラ党の人々」のオンエアが始まったばかりのタイミングだった。
このCMは当時流行していた「ドラマ仕立てCM」で、
バブルの金余りの時代にまかせて、
豪華出演陣を揃えたCMシリーズで、
作・演出につかこうへい、
父親役が勝新、母親役が松坂慶子(後妻)、
長男が安藤輝彦、長女が手塚理美、次女が富田靖子、
長女の夫が国広富之、次女の夫が藤井尚之だった。
事前告知も大々的に行われていたが、
オンエアー初日に勝が麻薬所持容疑で逮捕されたため、
わずか1日で放送中止となった。
この「ラ党の人々」をコンペの末に勝ち取ったのが博報堂で、
当時キリンラガービールといえば、伝統的に電通のテリトリーだった。
よりによってその「ラ党の人々」オンエア初日に、
勝新のパンツの中から大麻とコカインが発見されるとは・・・
当時銀座の外れに
旧電通ビルがあった、通称「電通通り」という通りがあり、
そこの通りで電通以外の代理店仕切りでイベントが開催されると
必ず事故が起きていた。電通の闇は底知れない。
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