福岡介護日誌 2021年1月29日
母の介護とは直接関係はないけど、奥さんが実家の不動産屋で聞いて衝撃を受けたという話
約一年前のこと、
熊本市内で最初のコロナで亡くなった人が出たのだが、
その人は熊本市内の温泉施設に、
長期滞在していた人だった、ということだけが報道された。
まだその頃はコロナも、
どこか遠い世界で起きているような出来事だったのだが、
つい最近、というか今日、
その出来事が、一気に身近な出来事になった。
その温泉施設にいた人というのが、
かつてはうちの実家の不動産屋が管理している物件に、
住んでいた人だったということがわかったのだ。
その方はよく家賃を滞納する問題児で、
大家さんから何度も催促され、
うちの不動産屋に直接家賃を支払いに来ていたのだそうだ。
今日その大家さんから聞いてわかった。
その後その大家さんから退去を言い渡され、
住む所がなくて、温泉施設に滞在していたのだそうだ。
意外な接点だったが、コロナで亡くなる人は、
それなりの理由がある人なのかなあと少し思ってしまった。
そしてこれも母の介護とは関係ないが、実家のマンションで見た夢
「猫の夢」
時々というか、ごく稀に、
猫が出てくる夢を見るのだが、
昨夜の夢がそうだった。
マンションの隣りの部屋に
住んでいる女性が、
ベランダ越しにうちの奥さんと
何か話をしている。
それは苦情やクレームとは、
少しトーンが違うようだった。
おそらくうちの猫が、
ベランダのしきりを越えて
その方の部屋に迷い込んでいる、
というような話をしているようだ。
でもそれは
苦情やクレームではなく、
猫が可愛くてたまらない、
というようなトーンの話だ。
しかし、そもそも、
うちでは猫を飼っていない。
それでも僕はパジャマのまま、
近くのコンビニに、
猫に食べさせるものを買いに行く。
話の感じから、
子猫のようなので、
キャットフードのような固形物より、
牛乳のようなものが、
いいのではないかと思う。
牛乳と猫缶を買って帰ると、
奥さんが猫に
何か語りかけている。
ああ、これから猫と暮らすのかと思う。
そして今朝、起きてきた父が、
「ゆうべは何回起こされた?」と聞くので、
「ゆうべはデイサービスに
泊まっていていないじゃないか」と言うと、
「ああ、そうか」と安心したような顔をした。
母が押す鳩時計のようなチャイムで、
夜中に何回か起こされる生活が、
もう習慣化しているのだろう。
あと何日かでそれも無くなるよ。
そして今日は、久しぶりに西鉄電車に乗って、
天神まで買い物に出た。
うちの最寄り駅は井尻で、
井尻から電車に乗ると、
次の大橋で待ち合わせがある。
後から到着する急行が、
先に発車するのだ。
そういえばそうだったな、
かつては急行に乗り換えて、
福岡駅まで行っていたなと思い出したのだが、
今日はあえてそのまま各駅停車で行った。
高宮、平尾、薬院、福岡と、ほんの4駅しかないし。
交通手段が電車しかない、高校生、大学生の頃は、
この路線には本当によく乗った。
今では何年かに一度、乗るか乗らないくらいだ。
そんなショボい西鉄電車、実は割りと好きなのである。
母のホームに入居するための荷造りをしていて、
聖書はどうする?と聞いたら、
「聖書は‥‥もういいわ」と、ついに言ってくれた。
やっと神様は卒業してくれるのか、
やっと自分で考えて、自分の人生を歩む気になったのか、
遅過ぎるとは思うが、魂はきっと永遠だから、
これからも頑張りなよ!
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