パラレルワールドの夢?
こんな夢を見た。
うちの奥さんが高校時代の話をしている。
「私の通っていた高校は酷かったとよ。
野球部だったんやけど、部員が全校で8人しかいなくて、
卒業まで一回も練習試合をしたことはなかったんよ。」
と言いながらその当時の写真を見せてくれるのだが、
なぜかその写真は立体ホログラムのように
写っている人物の周りをグルっと回転して見ることができ、
しかも見ている時にその人物の目から涙が流れるのも見える。
写っているのは全員男子学生で古臭い学生服を着ている。
「この学校に行ってみようか」と僕が言い、2人で出かける。
通りすがりのタクシーに乗って住所を言うと、
運転手さんが「高速に乗らないと行けないね」と言う。
僕が「高速料金はいくらくらいかかりますか?」と聞くと、
「1万7千円くらいだね」と運転手さんが言う。
しかし奥さんは数万円の現金を持っているから安心だ。
頭の中に四国あたりの地図が浮かぶ。
途中のパーキングエリアで、
運転手さんが写真を見せてくれながら説明してくれる。
「ここの学校を訪ねるなら、
先生にいくらか包まな会ってくれんよ」と言われる。
「なかなか詳しい事情をご存知ですね、
運転手さんはここの島のご出身ですか?」と聞くと、
「いや、そういうわけじゃないんやけど、
このあたりは大体そういう土地よ」と言われる。
運転手さんのアルバムの写真には、
写っている人の名前がメモしてある。
その中に紀川と書いてあるおばさんが写っている。
「えっ、この人は紀川さんって言うんですか、
僕は紀川という名前なんですよ、
紀川ってなかなかない名前なんだけど、
この人は親戚かもしれないですね」と僕が言うのだが、
写っているのは知らないおばさんである。
夢はここまでで、その夢の話を奥さんにして、
すぐにこの文章を書き始めた。