「サターン・リターン」の第4巻
ほんの数日前、鳥飼茜の、
「サターン・リターン」の第4巻が発売になって、
即買ってその日のうちに二回読んだ。
今、最も続巻に期待しているマンガだ。
おおまかなあらすじは、
主人公の女性は作家で、
かつてつき合っていた男性のことを書いた小説で
賞を取ってデビューした。
その後生まれたばかりの子供を失い、
スランプに陥っていた時に
小説のモデルになった男性が
自殺したという連絡を受ける。
故郷の大阪に帰った主人公は、
担当編集者と一緒に
自殺した男性の周辺を探り始める。
男性は自殺する前日に
8人の女性にプロポーズのメールを
同時に送信した後に自殺する。
主人公はその女性たちに順番に会い、
第4巻では4人目の女性に会うのだが・・・
というようなサスペンス色の強い作品で、
そのストーリーの押し引きが
僕の心を掴んで離さない。
最初に鳥飼茜に興味を持ったきっかけは、
レンタルコミックの棚で、
「先生の白い嘘」という作品の
第7巻の表紙を見たことだった。
写真がその表紙だが、
僕は絵をきっかけに
作品に興味を持つことはあまりない。
ただこの絵には
おそらく何かがあったのだろう。
もちろんコミックスの表紙なので、
作者もそれなりに気合いを入れて書いたのだろうが、
今見てみてもどこが他の作品と違うのかはわからない。
これが僕とマンガ作品との不思議な出会いなのだ。
この第7巻は2017年に発売されているので、
それ以来3年間、鳥飼茜を追いかけている。
「サターン・リターン」の第5巻が待ち遠しい。