私の仕事
今朝の #こえのブログ
我が家の台所事情。
現場は、とてもクリエイティブです。
今だから、とてもとても正直に言うと、
一緒に住みはじめた頃の旦那さんのお料理は
けっこう独特なお味でした(°▽°)
とにかく、何においても味が濃い。
実家で食べるご飯が基本的に薄味だったので、とてもお口の中が大変だったことを覚えています。
オイスターソースも基本的に使いすぎで、私は一時期オイスターソースが嫌いになりました(°▽°)
かくいう私も、家を出るまではほとんど料理をしていなかったので、
旦那さんとは正反対に薄味がすぎる事件を頻発。
そんなわけで、波乱の幕開けだった我が家の台所事情ですが、今では毎日、美味しいご飯を自炊で食べられています。
お互いを尊重することの大切さを知った、お料理。
三歩進んで二歩下がりながらお料理を重ねてきたわけですが、その中で大切にしていたのは「否定をしないこと」「でも意見は言うこと」だったと思います。
ひとまず、どんな料理だったとしても否定はしない。
作ってくれた感謝は変わりません。
そこは、きちんと伝え合ってきました。
でも、食は毎日の健康と豊かさに関わるところなので……
味が濃すぎるときも、薄すぎるときも、感想やアイデアを素直に伝え合ってきました。
最近だと、「醤油あとこれくらい足すといいかも」とか「胡椒かけてみる?」とか、具体的な提案をし合えるようになっていて、それが食事の楽しみを倍増させています。
クリエイティブな現場は、いつだって楽しいものです。
否定はしない。
だから、新しいアイデアやチャレンジが生まれやすくなる。
新しいメニューにも挑戦したくなる。
意見を尊重する。
だから、率直な感想や改善案を出しやすくなる。
より美味しくするための思考が刺激される。
思わず台所事情から学んだことは、とても大切なことでした。
現場では、いつでもクリエイティブさを守りたい。
私は、「いいね」を押し続ける人になりたいのだと、最近気づきました。
ものづくりの現場は、いつだって綱渡りです。
0から1をつくる人が「本当にこれでいいのか?」を迷わなくていいように、私は背中を押す人でいたい。
それは決して、思考停止の「イエスマン」であってはいけないと思います。
クリエイターの思考に刺激を届け続ける。
新しいものが生まれる土壌にするために耕し続ける。
0から1を生み出す「種」のように私は生きられないけれど、「種」が花を咲かせるために実を結ぶためにできることは山ほどある。
それが、私の仕事です。