「Gのレコンギスタ」 11・12話

11話

・まるで道化だな
 兵たちの前で檄を飛ばすクリム。ラライヤをG-セルフに乗せた時もそうだけど人をおだててその気にさせるのが上手い。やっぱりパイロットよりこういう仕事の方が向いてるんじゃないか。

・戦艦の円状パーツ
 「バイク戦艦みたい」という声も一部ではあったけどまぁ普通にミノフスキークラフトかそれに似た技術でしょ、アプサラスのと形も似てるし。メガファウナに付いてないのはメガファウナの動力がミノフスキークラフトじゃなくてミノフスキーフライトっていうのが関係してるのかな。そうするとあの「光の翼」も理解できる。

・実弾だったら即死だった
 メットをかち合せるベルリとマスク。画としては「脱出」のアムロとシャアまんまだったんだけどマスク(ルイン)=シャアかっていうとそうでもなくて彼はシャアの「敵対するパイロットでありライバル」という要素を抽出したキャラクターだと思う。
 他人より優秀で何でもそつなくこなせるけど主人公には勝つことができず劣等感やそこからくる敵対心を抱いてしまっているキャラクター。「どこまでも飛び級生は俺の邪魔をする」というセリフからもそれを感じる。パイロットだけをやっているわけにはいかなかったシャアがパイロットだけをやれていればこんな感じだったんじゃないかなぁ。切り捨てられたパイロット以外の仕事は誰が担うべきかっていうと、ここで候補として適任なのがクリム・ニックです。


12話

・罰あたり
 メガファウナクルー、というか艦長がスコード教に対して冷めた態度をとる描写が何度かあったのでてっきりそういうものかと思ってしまっていたけどアメリア軍にもスコード教の信者はいるんだな。

・天才クリムの戦術眼
 母艦を狙ったマスクを「汚い」と言ったり乱戦の最中、味方機に銃口を向けたりと端々に甘さが見えるクリムくんはタイマンだったり雑魚相手の無双はお上手だけど多数と多数の戦闘は不慣れな様子。ミック・ジャックの的確な補佐が光る。

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