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推しが東京ドーム行ってくれたら死ぬ(とあるTHE BOYZオタクの願掛け)

✨はじめに

2ヶ月くらい前のことですが、X(旧Twitter)の自分の投稿がプチバズりました。リポスト830件程度で表示回数43万回。バズと言うには可愛らしい程度ですが自分の投稿では見たことのない数値だったのでソワソワしでした。(何しろ普段は稀にファンアートを書く程度のオタクの辺境アカウントですから…)


投稿内容を一言でいうと「推しが東京ドーム行ってくれたら死ぬ」
この頃韓国のオタク界隈で流行っている「オタク発表会」に便乗し、推しKPOPグループの日本市場における市場調査的なものを4枚にまとめた資料となります。

この分析まがいな投稿は自分の推しKPOPアイドル『THE BOYZ』のデビュー7周年を記念して、今までの活動を振り返りながら今後の成長と活躍を願う気持ちで作成しました。
KPOPアイドルにとって7年とは事務所との再契約があり、大きい節目の時期なので。無事7年目を迎えたということは大きい意味を持ちます。

📢『THE BOYZ』とは?

ここでまず『THE BOYZ』について軽く紹介をさせてください。
『THE BOYZ』とは「全員センター級のビジュアル」というキャッチフレーズを掲げている11人組のKPOPアイドル。4大事務所の所属でもなく、後光効果を期待できる先輩アイドルもない、いわゆる中小アイドルですが、中小アイドルとしてはそこそこ厚いコアファン層を持っているチームです。
韓国では人気グループの指標と言えるKSPO DOMEを何年も続けて埋められる数少ないボーイズグループで、日本では主要都市のアリーナツアーができる程度の動員規模を持っています。

余談ですが、2/22~2/24 代々木国立競技場でファンコンサートがあります。
まだ一般席は抽選受付中なので、ご興味がありましたらぜひ見てみてください。

以前から自分は趣味と市場理解も兼ねて、小規模ながらエンタテインメント関連のアンケートを何回か取っていました。ここでもそのデータを活用しています。標本数は少ないですが、毎回大体似たような結果が得られるのでそこは多めにみてやっていただけると幸いです。

夢のステージ東京ドーム。
東京ドームに立つKPOPアイドルも増えてきたこのご時世で、自分を含め、推しの東京ドームコンサートを切に願うKPOPファンも少なくないと思います。

しかし、願うだけじゃ夢は叶わない。
しがない一ファンの身ですが、その夢を実現するために「現実的にどういう道筋があるか」を一人で色々と考えを巡らせてみました。
特に日本での認知・人気を高める必要があると思ったので、「現状の把握と技目標までのギャップを埋めるためにはどうしたら」いいかに重点を置いています。


📈オタクのプレゼンテーション

Xにアップした資料はX用として圧縮しているので、いくつか補足したいところがありました。
添付した資料について簡単ながらプレゼンテーションさせてください。

【スライド1】
『THE BOYZ』7年間の活動を通じて、認知獲得と流入が多かったポイントを確認。
どいうタイプの活動・プロモーションが刺さったか、その理由はなんだったかを考える。

7年というターニングポイントを迎え、『THE BOYZ』の日本での活動を振り返りました。「どのような活動やプロモーションが日本のKPOPリスナー層にささったか、その理由はなんだったのか」に対する仮説を立てるためです。

様々な要因が複合的に影響を与え合っていると思いつつ、その中でも下記3点が大事かなと感じました。

①韓国での勢い
前提としてKPOPアイドルに興味を持つ人の殆どは、そもそも「KPOPリスナー」であること。つまり、KPOPというカテゴリー自体に興味を持つ人なので、韓国で勢いがあると日本での興味度も高まります。

②日本メディアの露出拡大
いくらオンラインメディアが発達したとしても、テレビは強力なメディアです。グラフを見ると特にVENUE101、めざましライブといった地上波メジャー放送局+音楽放送の高い効果が見受けられます。冠番組などバラエティ系は効果0とまでは言いませんが、興味関心は少し低いです。
まだMステなどメジャーな音楽番組や大型の音楽系YouTubeチャンネルには出たことがないので、そのうち叶ってほしい…どういう効果があるか見てみたいです。

③大規模の合同コンサート・ツアー
KCONなど大規模の合同コンサートやツアーなどの時は、広範囲のKPOPファンやリスナー向けのイシュー作りだけでなく、朝の情報番組への露出による付随的な効果も期待できるのが分かります。

【スライド2】
現在のファン規模から現状と目標までのギャップを推算
(比較対象はKPOP男子アイドルの中で実際ドーム公演実績のあるアイドルグループ)

目標達成に向けた第一歩はまず自分の現在地を知って、目標とのギャップを把握すること。
直近の動員規模から、東京ドームに立つためにはどれほど動員規模を伸ばす必要があるかを概算してみます。
まずは、現在の『THE BOYZ』に対する認識程度・リスナーやファンの規模感を推算、そして比較対象としては1年以内に東京ドームでの公演実績がある他のグループの数値も一緒に取り、平均値を出しました。

今までの会場のキャパを単純に比較するなら約4倍、リスナーや認知規模を見ると、少なくとも2倍以上は成長が必要な計算となります。

(調査はセルフ式のネット調査ツールを活用、メインターゲットと言える日本全国の15~39歳の女性を対象にアンケートを取りました。あくまでも個人による概算であることはご了承いただきたい)

【スライド3】
さらに、グループが持つ強みや弱みを整理、競合との比較。
現在グループがどういう風に認識されていて、どこに伸びしろがあるかを考える。

ある程度、数値感が分かったところで達成までの道筋を考えてみます。そのヒントを得るための「強み・弱み」の確認です。
強みは活かし、弱みは補完するためにはどうしたらいいか。KPOPアイドルの主なウリとして考えられる要素について、各グループはどう思われているかを調べました。

①メンバーのビジュアルとファンとの距離感
認知が比較対象と比べ多少落ちますが、ビジュアルとファンとの距離感が『THE BOYZ』の一番の強みと言えるのではないかと思います。「全員ビジュアルグループ」というブランディング自体はファンではなくてもしっかりと定着しているとも解釈できます。
(資料では100%補正をかけるのを失念しているので、実際はもうちょい突出したグラフになります)

②実力に対する認知
反面、実力に対する認知が低いのが弱点のような結果になりましたが、逆にこれをチャンスと捉えて、実力や楽曲のクオリティをしっかりとアピールできる機会があれば、あと一段階ジャンプできるのではないかと思いました。ビジュアルだけでなく実力も備えているグループだと思うので、そこを認められる機会と巡り合ってほしいです。(ファン目線で申し訳ないですが、まだの方はぜひ彼らのパフォーマンスを一度観てみてほしいです笑)

というか、グループに対する認知が伸びると大体の項目が伸びると思うのでどの項目もまだ伸びしろは十分ありそう。
まずは認知を伸ばすことが最大の課題という結論になりました。

【スライド4】
これらを総合して、今後の活動の方向性をフェーズに分けて考える。
(一番の課題はKPOP界隈内での認知獲得→リスナーへの転換だと考えています)

最後は今までの内容を踏まえた認知アップ&ファン獲得の3ステップ。事務所が変わってまだ過渡期ですし、自分は中の人でもなんでもないのでここは面白半分で読んでいただければ。

余談になりますが、昨年中国のWeiboで流行ったらしい「女ならTHE BOYZのコンサートに行かなければならない」というフレーズは素晴らしいキャッチコピーだと思いました。
訴えるべき対象が明確で、その対象が取るべき行動も明確で、その行動の結果として得られる報酬に関する期待感も刺激している…素晴らしいと思いませんか?


🤔オタクの心を揺さぶるものとは

さて、ここからはXに乗せた内容の続きとなります。
現在の一番の課題は認知度を上げる+コンサートに行きたいと思う好感リスナーの絶対数を増やしていくこと。

そこで「もし自分が彼らの成長戦略を立てる立場なら、まずはどこを狙っていくか」という観点でKPOPファン・リスナーの行動についても考えてみました。

狙い① コンサートに行きたいと思う人を増やす
このグループのコンサートに行くべき明確な理由があるとしたら、ファンほどではないKPOPリスナーの一部をコンサート需要層に転換できるのでは?
→ そもそもKPOPリスナーは何を期待してKPOPアイドルのコンサートに行くのか?

狙い② ファンを増やす
人がアイドルにハマるきっかけの解像度を高めることで、ファン層の拡大に向けたより効果的なプロモーションや施策を設計できるのでは?
→ そもそも人々がKPOPアイドルにハマるきっかけはどういうものがあるのだろうか?

上記2点のヒントを得るために、このような質問を投げてみました。
コンサートに対する期待要素はもちろん、ハマったきっかけも音楽やパフォーマンスが最上位を占める結果となりました。

当然といえば当然なことですが、アイドルも本質はやはり歌手という結論になりました。
アンケートではコンサートに対する期待要素はもちろん、ハマったきっかけも音楽やパフォーマンスが最上位を占めていて、これは先程のスライド3ページ目とも繋がります。
KPOPアイドルにはビジュアル・曲・歌唱とパフォーマンスのクオリティという三拍子が当たり前に期待されていて、一定以上に上り詰めるためには、これらに対する大衆の認知を得ることがマストということではないでしょうか。

コンサートには上記以外にも、臨場感やファンサービス、ストレス発散といった「経験」に値する項目にも期待が高いことが伺えます。
一つ面白いと思ったのはKPOPアイドルに推しがいない人の比率(61.3%)に比べ、KPOPアイドルの公演やコンサートに興味がいない(11.3%)が顕著に少ないという点で、推しがいなくても公演そのものに興味を持つ人の割合が少なくないという解釈ができると思います。

ハマるきっかけについても細かく見てみると、所属しているコミュニティの影響も無視できない水準。(まわりにファンが多い:3.3%+親しい人の勧め:4%)
そして、見た目といった断片的な要素の影響が高いのも特徴といえますが、推しにハマるメカニズムは単純なものもあれば、色んな要素が複合的に作用するものもあると思うので今度より深堀りしてみたいです。

同じ話の繰り返しになりますが、自分の中ではベースアップに繋がる認知拡大+実力についてもアピールできる施策・プロモーションというアプローチがもっとも効果的なのでは…という結論になりました。(つまらない結論で申し訳ない…)
特にフィジビリティは一旦おいといて、日本でのメジャーな音楽番組などは見てみたい…!


この記事のタイトルは少し前のとあるマンガからお借りしました。(マンガのタイトルは武道館でしたが…)いつか推しが東京ドームに行ってくれたら死なずに、目一杯楽しみたいと思います。

締めはいつかのスケブで使ってた雑コラ画像で

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます!
もしこの記事で『THE BOYZ』に少しでも興味が湧いた方がいらっしゃいましたら、2月のコンサートと3月の韓国カムバもよろしくお願いいたします。


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