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自然に伝わる、僕が実践したテンプレにない面接回答の作り方

他記事から飛んでくださった方ありがとうございます。harappaです。
僕はつい先日未経験からデータサイエンティスト転職を成功させることができました。
そんな僕が 志望動機、転職理由、転職活動の軸、なぜその職種なのか の回答作成方法を解説します。
僕の実例もあります。

面接でこれら質問がされる理由


転職活動で↓の回答を準備するのって難しいですよね。

  • 志望動機

  • 転職理由

  • 転職活動の軸

  • なぜその職種なのか

僕も最初は「そんなのいいからスキルや経験を見てくれよ」って思ってました。
でもこれって企業からするとどうしても確認したいことを聞いてるんですよ。
それはずばり、

"定着性"

長く働いてくれるかってことです。

「またすぐ転職しそうだな」
「この職種もすぐに飽きそうだな」
「キャリアを実現できない理由を他人のせいにしそうだな」

こう思われたら終わりです。
よっぽどでない限りどんなスキルがあっても通りません。

こうならないための回答の作り方を僕の実例つきで解説します。

これらの回答の作り方


まず考える順番とざっくり何を書くかというと、

⓪働く上での価値観は何か:
自分が本当に大切にしていること、今までの行動の裏にある価値観

①転職理由:上の大切なものを現職で実現できない理由

②転職活動の軸:
価値観に合う会社の特徴

③なぜこの職種なのか:自分の価値観に合っているという主張

④志望動機:本当に大切にしていることが実現できると思う会社の特徴


いきなり⓪が来て「は?」ってなったと思いますがすぐに解説します笑
実は①~④のよくある質問の裏には「⓪働く上での価値観は何か」というベースが隠れていて、これがないと何を話しても薄っぺらく聞こえてしまいますし、作るのが難しいと感じるのもこれが明確でないからの場合が多いです。
それでは⓪~④の作り方を解説していきます。

⓪働く上での価値観は何か


そんなんないよって思うかもしれませんが、少しでも転職に興味があってこの記事に辿り着いたあなたですから言語化できていないだけで必ずあります。

価値観から探しにいくと難しいので、まずは今までの自分の意思で行動したことや考えを書き出しましょう。

自分の意思で行動したことや考え
・設計がしたくて今の会社に入った
・マニュアル通りにやる仕事はやる気が出ない
・2年目でメカ職→ソフト職に転換
・1年目は電子回路や英語の勉強をしていた
・2年目から担当製品の構造やC言語について勉強していた
・技術を身につけるのが好き
・上司に新しいことやりたいとよく話していた
・新規自動検査導入の業務はめちゃめちゃ楽しかった
・数年経って導入がほぼ完了し、他検査に展開していくのは楽しくない
・検査環境上の問題が起きてそれの原因を突き止めるのが一番楽しい
・根拠を示して改善策を上司に提案した
・顧客に改善策を打ち出すときは3案用意してそれぞれを数字で評価した
・上司のYesだけをもらいに行く行動はだるい、最短で課題解決したい
・現場が喜ぶことをしたい
・顧客折衝を工夫して自分の思い通りに動かせたときは気持ちいい

これらをまとめて抽象化すると自分の価値観になります。

働く上での価値観
・試行錯誤しながら課題解決をしたい
・課題解決にコミットしたい
・自己研鑽しながらスキルアップしたい

こんな感じで行動や考えの具体を列挙してから抽象化するのがやりやすいと思います。
具体→抽象を1回でやると多分薄っぺらくなるので、時間を置いて何度もやったり暇なときにぼんやり考えるのが良いと思います。

面接では直接聞かれないことがほとんどなので、↓の①~④を聞かれたときに、
「自分の価値観は○○なんですけど、」から始めると良いと思います。

①転職理由


転職理由は上の大切なものを現職で実現できない理由です。
企業目線だと"実現のために最大限努力したけど転職しか方法はないのか"を見ています。
なので例えば、「価値観に合っているのでデータサイエンティストになりたいから」は転職理由になっていません。
現職ではデータサイエンティストになれない理由を答えなくてはいけないからです。
なので多少はネガティブだったり現職の悪口っぽくなります。
自分の価値観→努力したけど実現できない→転職 が伝わるように作っていきましょう。

自分の例はこんな感じです↓

転職理由:
現職だとクライアントの課題解決をして売上向上などのビジネスへの直接のインパクトを出す機会がほとんどない。

現職の特性上親会社からの量産設計の請負業務が90%以上で、課題解決できるのは新規プロジェクトかつ立ち上げフェーズのみ。

上司に課題解決力をアピールして何とかその条件に当てはまるプロジェクトに参加させてもらったが、プロジェクトが進んで現在は課題解決要素がほとんどない。

↑では書いてない(質問に対する初回回答では言ってない)ですが、

「今の職場と部署異動でデータサイエンスできる道も探ったが、実現スピードと業務内容から転職がベストと判断した」

という回答も準備していました。

②転職活動の軸


転職活動の軸は ⓪働く上での価値観 を実現できる会社の条件です。
ただ価値観そのままだと抽象度が高いので"求人にこの項目がある会社に応募してます"という求人の見ているポイントから考えると良いと思います。
興味がある会社の求人を見直すと良いですね。

僕の例も載せておきます↓

転職活動の軸
・データ活用した課題解決、特に売上向上などビジネスにインパクトを出せる業務に携われること

・様々なクラアントさんと取引があって、多種多様なビジネス課題解決に携われること

・実力が認められれば早期にリーダやPLを任せていただけること

・製造業やセンサデータを扱っていること

ここでは解説してないですが長所から逆算するのも良いと思います。(3つ目はリーダ経験の長所から)

③なぜこの職種なのか


これも自分の価値観と照らし合わせて、職種の特徴と価値観が合っていることを話せると納得感が出ると思います。
僕の例はこんな感じです↓

なぜこの職種(データサイエンティスト)なのか
課題解決でビジネスにインパクトを出せるキャリアについて考えていて、データサイエンティストが最適だと考えついたからです。

自動化、データ活用、AI使うと工数削減や品質向上に大きく貢献できると感じていて、
そのきっかけとしては今の検査自動化業務で、手動から自動にすることで工数が従来の90%減、手動による検査ミスがなくなって効果が大きいと感じています。

あとはデータサイエンスは技術の進展が著しいので、技術のキャッチアップを積極的に実施するのが好きな自分の特性ともマッチしていると考えたからです。

どうでしょうか?
よくある回答っぽいですが、価値観を知っていればスッと入ってきますよね。(自分で言う)

④志望動機


志望動機は転職活動の軸と同じでもいいですが、可能ならより具体的にその会社の特徴を挙げれると良いです。
準備に余裕があったり志望度が高い会社は準備しましょう。

転職エージェントにその会社の特徴や強みを聞くのもいいですね。
※おすすめ転職エージェント記事執筆中

志望動機は価値観と合う特徴を探すのが‪メインなので僕の例は省略します。

最後に


ここまで読んでいただきありがとうござきます。
自分は価値観をベースに作るようにしてから「なんか薄っぺらいな」という感覚が消えていってかなり良かったので共有させていただきました。
あと面接で深掘りされても具体の行動に戻って話すだけなので、そこもすごくメリットに感じました。

最後に、
この記事のような回答作成方法の解説を見たことがなく、誰にでも適切な良い方法なのか判断がつかないので何でもXで感想をいただけるととっても嬉しいです!
是非お願いします|・ω・*)チラ


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