私を構成する9枚 ~ようすけくんver~
こんにちは!
私を構成する9枚、今回は新メンバーの"ようすけくん"に選んでもらいました!
最後までお楽しみに!
① SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT / ナンバーガール
中学3年生の時、ポップパンクやメジャーな邦ロックをなんとなく聴き流していた自分は、ナンバーガールに出会い衝撃を受けました。鋭角なサウンドや楽曲はもちろん、ステージ上でも飾らない普段着のような彼らのスタイル等…CDを借り、ライブ映像を何度も見ていました。特にM8「透明少女」は高校時代にバンドでもコピーしたのですごく思い入れのある曲です。現在に至るまで、ナンバーガールが日本のシーンに与えた影響は計り知れないと思います、必聴のアルバムです。
② シャーロット.e.p / ART-SCHOOL
ナンバーガールから日本のオルタナシーンに興味を持ち、出会ったのがこのART-SCHOOLです。当時聴いていたどんな音楽とも違い、彼らは暗く、不安定で、繊細で、だからこそよりリアルな等身大の音楽だと感じました。このepの表題曲「シャーロット」では彼らの持つ不器用さや悲しさが、本当に素晴らしい情景を描き出していると思います。ちぎれそうなシャウトが、歪んだギターの波と強靭なリズム隊に溶けていき、最後は柔らかなアルペジオがそっと流れる。何度聴いても出会った当時のように染みる素晴らしいepです。
③ In Utero / NIRVANA
ART-SCHOOLに出会いグランジという言葉を知り、初めてNIRVANAを聴きました。そして多くの10代がそうであったように、自分も15歳で「Smells Like Teen Spirit」のイントロでやられ、このバンドそしてカート・コバーンにハマりました。また、90年代のシアトルのシーンやカートが影響を受けた60~70年代のロックなど、多くの音楽を知るきっかけになったのもこのバンドです。このアルバムは特にジリジリとした音の質感が最高です。そしてハードなリフ、バンドサウンドの中に垣間見える諦観や静けさが、かっこいいという言葉では片づけられない形容しがたい魅力を生んでいます。
④ Rather Ripped / Sonic Youth
オルタナティブといえばSonic Youthだと色々なインタビューで名前を見ることが多く、当時YouTubeで彼らのライブ映像を見ました。最初は理解が追いつきませんでした。ドラムスティックでギターを叩き、アンプに投げつけ、ノイズを出しまくる…しかし高校で軽音部に入り、彼らは実はすごいことをしているのでは?と気づきました。変則チューニングで疾走感のあるギターロック、そこにノイズで新しい音楽、まさにオルタナティブな音楽を生み出していたのです。衝動だけじゃなくどこかアカデミックな要素も感じる楽曲群、アートワーク等にもセンスが溢れています。このアルバムではM2「Incinerate」の左右のギターが絡み合うソロからM3「Do You Believe In Rapture」の浮遊感、そこからのノイズが最高です。
⑤ Just For A Day / Slow dive
このアルバムを聴くと本当に雪原が浮かび上がります。ギター、ベース、キックやタムが冷たい空気や白い地面を描いて、シンバルが雪を降らせ、Voレイチェル・ゴスウェルの声は微かな日差しです。ジャンルはシューゲイザーに分類されますが、このバンドのサウンドはその中でも特殊だと思います。ギターのようなシンセサイザーのような、陶酔感のある美しい不思議な音とグッドメロディー、柔らかなノイズ等、シューゲイザーに自分がどっぷりとハマった要素が詰まっています。
⑥ Takk… / Sigur Rós
シューゲイザーにハマり、バンドでもいわゆるバンドサウンドではないような音を出すという手法に憧れるようになり、そんな時期に出会ったのがSigur Rósでした。Vo.Gt.のヨンシーの
ボウイング奏法(チェロの弓等でギターを弾く奏法)やオーケストラを交えた美しい演奏とバンドの爆発、特にM2の「Glósóli」は何度聴いても感動します。雄大な自然と凄まじい光が思い浮かびます。このバンドを通してMONOやMogwaiなどのポストロックはもちろん、アイスランドのミュージシャン達や現代音楽にも出会い、果てはピアノ曲も聴くようになりました。
自分にとってかなり衝撃的なバンドです。
⑦ The Velvet Underground & Nico / The velvet Underground
バナナのジャケットが有名なこのアルバム。高校2年生の終わり頃、夜の帰り道でプレイリストで流れてきたM7「Heroin」を聴いたのが最初の出会いでした。自暴自棄気味の歌詞、突如早くなってまた遅くなるリズム、よれ気味のドラムというよりタム。しかし曲が後半に向かうにつれてBPMが上がり、タムがドコドコ鳴り出し、ノイズも大きくなります。まさにふらつきながら歩いているように、疾走感とノイズが最高潮に達したところでフッと終わる。原始のオルタナティブのような素晴らしい曲です。
⑧ A Moon Shaped Pool / RAIDIOHEAD
高校3年生当時、RAIDIOHEADは「The Bends」や「OK Computer」以降の作品は正直あまり好きではなかったのですが、前述のSigur RósやThe velvet Undergroundの影響もありもう一度しっかり聴いてみようと思い、このアルバムを聴きました。再生した瞬間、音が違う。音響の知識はまったく無いですが、このアルバムの音は立体感?のようなモノがある気がしました。
友人が同じ時期にハマっていたこともあり、何度も何度も聴き返して、2人で感動していた思い出のアルバムです。最後の「True Love Waits」は全人類必聴です。
⑨ Psychocandy / The Jesus and Mary Chain
My Bloody Valentineからこのバンドに出会いました。ノイジーなサウンド、気怠く甘いメロディーがなぜかクセになります。雨の日と部屋の掃除をする時には今でもこのアルバムを聴いています。このバンドの、えげつないノイズとポップメロディーを合わせるという発明がシューゲイザー等多くの音楽が生まれるヒントになったのだと分かります。
M1「Just Like Honey」からずっと最高です。是非。
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