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2022春・アイドル甲子園@山中湖 参戦レポ(後編)
(3)Day 2
この日も朝は快晴。宿の主人に日の出の朝6時頃に起きて富士山見るといいよと言われ、目覚ましかけて宿の窓から見た少し赤みがかったきれいな富士山(トップ画)。来てよかったなあ、の瞬間。アイドルのみんなは「富士山見れてないよ~」という子もけっこう多かったんだけど、せっかくの山中湖、3日間のうち一度でも見れてるといいなと願います。
朝は早起きして吉田うどんのカップ麺(うまい)食べたけど、そうだ会場にはアルコールがないので体内に入れていかねば、ということでセブンに買い出しに行って、朝からストゼロ500ml完飲。この燃料で1日持たせないといけないからね。
開演が10:30だからチェックアウト時刻の10時まで飲んで会場向かったら、なんと長蛇の列。え?オタク増えた??昨日は昼過ぎに入って列並びなしだったので油断しました。用意した折りたたみ椅子に座りながら、今日も予定を1時間ちょっと下方修正して、11:45のタイトル未定に間に合えばOKということに。こうして日々下方修正しながら生きるのがストレス溜めないコツですよね。。。
見込んだ通り1時間遅れで入場して、今日も紙に印刷したタイテを片手に行動開始。タイトル未定のMt.FUJIステージは本来ならステージ上のアイドル側から富士山が大きく見えるんだけど、今日も晴れてたのは朝だけ、この時間には雲がいっぱいで富士山の姿は見えません。それでも爽やかな大自然と凛とした空気の中、開放感いっぱいのとっても爽やかで印象的なステージでした。やっぱタイトル未定だなあ。来てよかった。
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そのままMt.FUJIに残って新体制のDorothy Little Happyをみたらこれがめちゃくちゃ良くって、ていうかフェスで「nerve」からの「恋は走りだした」はもう反則でしょう・・・ここだけの話、「恋は走りだした」はこのフェスで一番沸いた瞬間でした。この素晴らしさよ伝われ。いやまあ、もう2015年の中野サンプラザで他界したオタクですから。。。でも好きなんだよな。たまには通ってみようかな(ちょろい)。
ByBBiTやオケトー軽くみながらタイトル未定さんの特典会(場所が一番奥、遠い・・・)に出向いてしばしデレデレとして(富樫優花さん可愛い、1日ぶり2度目)、またMt.FUJIに戻ってデビアンを少し見る。デビアンは今日イチの人出で、やっぱり人気あるんだなあと実感。まあ僕には縁のない世界(プロデューサは戦友だけど、それはまた別の話)。
お隣のVENUSで13:45から衛星とカラテア。ももちゃんがいなくてびっくりするけれど(前夜に体調崩したらしい)、4人で最高のパフォーマンスを見せてくれました。昨日りこちゃんに「どの曲がすき?」と聞かれてとっさに答えられなかったんだけど、カラテアの場合はどれか1曲というより、全部の曲が平均的にいいんだよなあ。。。あえて言えばシナリオかDaydreamかHello Worldかスタートラインかな。クールで静謐なんだけどめっちゃ沸ける曲が揃ってて、いまや新人って枠を超えて全アイドル見渡してもオンリーワンな存在って気がしています(歌唱はまだこれからだとしても)。
そのあと少し時間があいて、SMILEで流し見したあわこいが結構可愛くて、MC聞いたら新規無料チェキもあるというのですぐにスマホに特典会場番号をメモったのでした笑。泡恋時代にもちょっとだけ見たことあるのですが、メンバーみんな入れ替わって全く新しいグループですね。生誕が近いという七瀬りんちゃんが妹感あってとっても可愛くて新規無料を超えてもう1枚撮っちゃいました(思うつぼ)。
次ののらりくらりも見て、今日こそは特典会に行こうと決意。のらくらは対バンでもう何十回も見てて、まあでも推し増しできないしと思って見送ってたのですが、今日は山中湖だし、くじもあるしチェキも1000円なのでね(ちょろい)。念願の西園寺みさちゃんと2枚チェキ撮って、ああ、これは完全に釣られるやつやん・・・となりました(ちょろい)
この日は特典会も詰まってて(?)、この2組の前には昨日につづいて、翡翠キセキ、衛星とカラテアの特典会も回していました。翡翠キセキのふたりは日帰り✕3日らしくて、大変やなあとちょっと同情。カラテアさんは僕と同じ1泊2日コースなので、これが最後になりました、みんな楽しいステージと会話をありがとう(その後大槻りこちゃんのトークポートの時間間違えてて干したのは内緒です)。
もうこの頃にはかなり雨が強くなっていて、16時半頃には本降りになっていました。この日は気温も5℃以下で、とにかく寒い。体感はもはや氷点下?指先も足も凍えてきてる。正直もう帰れるものなら帰りたいくらいの気持ちになってたのですが、そうはいっても帰る手段もない(大月行きのシャトルバスは18:15が始発)。この時間帯がいちばん辛かったですね。
そんな逆境の中でも気を取り直して、使い捨てカイロを握りしめつつ(体と足にも合計6個使ってた)、SMILE甲子園でかすみ草とステラ、そして翡翠キセキ。かすてらは昨日ヒョウの降る中、そして今日も強雨のステージ(この瞬間がピークだった)。正直ちゃんと曲を聞けるコンディションじゃなかったけど、最後にやった曲がとても力強くて感動しました。
翡翠キセキは仲谷水伶ちゃんを欠いた急きょの2人体制なのに本当に笑顔あふれるパワフルなステージングで、これは掛け値なしに今までみた翡翠のステージでベストなんじゃないかって出来でした(水伶ちゃんごめん笑)。優月ちゃんがベレー帽で出てきたのもほんと可愛かったな。
そして最後はやっぱり、タイトル未定。この厳寒の山中湖に僕がいる理由。17時30分、雨も少しだけ上がって、日が落ちかけて、オレンジのステージの上に青く霞む空。タイトル未定の色。
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SEのあとしばらくの静寂。フェスの騒がしい空気が、ざわめきが、一瞬止まる。そしてはじまったのは「薄明光線」。タイトル未定の代名詞とも言える、内面を抉る私小説的な一曲。これがタイトル未定の色。
そこからデビュー曲の心弾むような「踏切」、そしてアイドライズのnestの大トリも飾った名曲、フェスのためにあるような、みんなの心を揺さぶる曲、僕の大好きな「鼓動」。そして最後に、「灯火」。この、札幌からも東京からも遠く離れた湖のほとり、冷たい空気と雨、凍える手足、夕暮れの寂しさ、壊れていく世界、帰りたい気持ち。すべての不安の向こうに、祈るような気持ちで見た小さな火。
これが僕の山中湖でした。
3.最後に
こんな長文レポ、誰も読んでないだろって感じですが、僕としては今みんなに読んでほしいわけではなくて、また来年か再来年かその先に山中湖でアイドルフェスがあったときに、山中湖どうなの?と思ったオタクやアイドルさんが検索して、参考にしてくれたらなと思っています。あと自分もそのときは読み返したいし。
そんなわけで最後に感想をいくつか。
場所は悪くないです。東京からは遠いとはいえ公共交通機関でも行ける。巨大なメインを含む8つものステージ、40もの特典会ブースを1つの施設内に収納して、音漏れも気にしなくていい(と信じたい)。周囲にお店もないけど、フードコート作ってくれれば何とかなる。ただ寒さや雨風はほんとにきつかったし、トイレや導線の問題含め、もう少しオタクの立場で運営してくれたら印象違ったのになと思います(残念です)。
オタクが少なくて心配になりました。最近はアイドライズなどでオタクの熱気が復活してきたのを感じていたので、過疎ぶりに肩透かしを食いました。まあ超大手が出るフェスと比較しても仕方ないのですが、運営が最後まで情報ちゃんと出さなかったことも災いしたはず。アイドルをこんなに集めた以上、ちゃんと宣伝して最大限オタクを呼ぶのは運営の責任だよ。そこはちゃんとしてほしかったです(少し怒っています)。
良いステージはすべてのマイナスをチャラにする、これはもうほんとそう。どんなに寒さで死んでても、足が棒でも、すばらしいステージ見たら「来てよかったなー」「支えられて幸せだなー」にしかならないよ。この記事で触れたすべてのアイドルさん、山中湖を盛り上げてくれたアイドルさん、寒風の中で特典会や呼び込み頑張ってたアイドルさん、会えた方も会えなかった方も、本当にありがとうございました、おつかれさまでした(泣いています)。
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おわり