【鹿教湯温泉】紅茶とコーヒーと温泉の1泊2日②【斉北荘】
続きを早く書きたい!と意気込んでいたはずが、6月下旬頃から急に予期せぬ繁忙状態に突入した結果しばらく放置してしまった。
間を空けると急にやる気がなくなる質なので、どうにかモチベーションを保つためにもスキマ時間で何とか終わらせます。
前回はこちら↓
【1日目③】温泉街をぶらぶら
大屋駅からバスに揺られること約1時間、鹿教湯温泉のバス停に到着。
宿のチェックインまではあと30分ほどあるため、このまま温泉街をぶらぶらしてみます。
鹿教湯温泉とは
鹿教湯温泉はその昔、猟師に弓で射られた鹿が傷を癒すために温泉に浸かっていたことが由来なのだそう。
(https://www.kakeyu.or.jp/about.htmlより引用)
また、その鹿が文殊菩薩の化身だったということで、近隣には文殊菩薩をお祀りするお堂もありました。
道路のマンホールにも鹿さんが。
文殊テラスで美しい名前のコーヒーをいただく
出発前に近隣情報を調べていた際、とても気になるお店を見つけていました。
温泉街にお店を構える和菓子屋さん、おきな菓子舗さんが鹿教湯の新たな交流拠点として運営されているカフェ、文殊テラスです。
いったんおきな菓子舗さんにも立ち寄り、翌日のおやつとして最中2種類を購入後向かってみると…
急にヨーロッパの田園風景のような、メルヘンチックな場所が広がっていました。
他のお客さんもいらっしゃったので店内の写真は撮影を控えましたが、カウンター席から窓の外に目を向けると新緑がキラキラ光って、まるで一枚の絵を見ているような気分に浸れます。
きっと季節ごとに素敵な景色が広がっているんでしょうね。
しかもカウンター席の足元はなんと足湯スペースになっていて、私もそちらに座るか非常に迷いましたが、タオルを持っていなかったためテーブル席へ。
店内で温泉タオルも購入できるので利用してもよかったのですが、荷物になってしまうのでね…
コーヒーはオリジナルブレンドと、季節に合わせたブレンドから選べるとのことで、季節のブレンドコーヒーをお願いしました。
ティラミスなどのスイーツのほか、おきな菓子舗さんの和菓子もいただけるとのこと。
さっき買ってきた最中、ここで食べちゃって大丈夫かな?とスタッフの方にお伺いしたところ、快くお許しいただけたので小豆餡の最中をいただくことにしました。
現在の季節のコーヒーは「あじさいしずく」という名前だそう。
なんて美しい名前なんでしょう…
お砂糖もミルクも入れていないのにほんのり甘くて、体にスッと入っていくような透明感のある味でとってもおいしい!
最中も餡がぎっしりなうえに小豆の粒が大きくて食べ応えがありました。あんことコーヒーって合いますよね。
とてもすてきな時間を過ごさせていただきました。
いい時間になったので本日の宿に向かいます。
【1日目④】本日の宿 斉北荘へ
文殊テラスから歩いて15分ほど、最寄りのバス停からは3分ほどの旅館、斉北荘に到着です。
お風呂の場所や館内の説明をいただいて、さっそくお部屋へ。
既に布団もひいていただいていたのでさっそくごろ寝したい衝動にかられましたが、この日はそこそこ汗ばむ陽気。さすがに少々憚られます。
夕食まであと2時間ほどあったので、さっそく温泉でひと汗流すことにしました。
内湯のみですが5人くらいは同時に浸かれる広さ。
弱アルカリ性の単純泉で、やわらかい感触の優しいお湯でした。
湯口にコップが置いてあったので飲泉可と思われます。
少し飲んでみたところ、ほんのり甘くてどこかで口にしたような…
あ、文殊テラスのコーヒーの味!
温泉水で淹れているとお話しされていた記憶はないのですが、もしかすると鹿教湯温泉のお湯自体がおいしいのかもしれませんね。
食事はお部屋食です。
信州サーモンのお刺身やホタテの酢の物、豚肉の陶板焼きなど。
これはお酒が進みそうだぁ…と思い、地酒の3種飲み比べも別注しました。
中でもおいしかったのがニジマスの円ら揚げと、小鉢3種の中のナムル風筍。
ニジマスはパリッとしていて骨まで食べられます。
お酒も進むがご飯も進むね、ということで、お櫃にはお茶碗4杯分くらいのご飯が用意されていたのですが完食してしまいました。
とはいえ最後の1杯はさすがにちょっと苦しかった…普段夕食ではお米を食べないので、少々羽目を外しすぎましたね。
デザートまで入るかな…?と思いましたが、この梅ゼリーとってもおいしかったんです。デザート別腹説はあまり信じていない方なのですが食べられるものですね。
こちらのお宿は24時間入浴可能ということで、パンパンのお腹を休めた22時頃に2回目、夜中にふと目が覚めてしまった深夜2時頃に3回目と、温泉も堪能させてもらいました。
【2日目】ただ温泉に浸かり、おいしいものを食べて帰る
翌日も目覚めのひとっ風呂に浸かり、いやぁ本当にお湯を堪能したなぁ…とホクホクしながら朝食会場へ。
夕食はお部屋食ですが、朝食は食堂でいただきます。
シンプルですがこちらもご飯が進むおいしい朝食。特に卵と納豆のミックスがお気に入りです。普段は納豆ご飯か卵かけご飯か、それぞれでしか食べないので意外と新鮮な組み合わせ。
ゆっくりと時間をかけていただき、上田駅に向かうバスの時間に合わせてチェックアウトしました。
いつもの旅なら上田駅に降り立ったあと、きっと駅周辺の観光を始めていたところだと思うのですが、今回はあくまでも温泉を楽しむためのゆるり旅。
路線バスから高速バスへの乗り継ぎ30分ほど、まだ午前中の時間帯に帰路につきます。
ちょっと物足りない気もしましたが、出発が早いと帰宅も16時前と、いつもの旅行からは考えられないくらい早い時間。
おかげで旅行後の荷解きやら洗濯やらの雑事もこの日のうちに終わらせることができました。
楽しいけど疲れる…となってしまいがちな普段の旅行と、とにかく休みたいときの旅のしかたとで分けてみてもいいかもしれない、という気付きになった2日間でした。
おまけ・鉄印帳デビューしました
小諸駅で電車を待っている間に駅の案内板を眺めていたところ、「鉄印のみの授与は対応できません」の注意書きを発見。
鉄印ってあれだよな、ローカル鉄道何社かで集められるご朱印的なやつ…と思い駅員さんにお尋ねしたところ、しなの鉄道では小諸駅ともう一駅が鉄印対応の駅とのこと。
切符を提示すれば授与していただけると聞き、どうせこれから電車に乗るならせっかくだし買ってみようじゃないか!
ということで思いがけず鉄印帳デビューしてしまいました。
以前BSの番組で「鉄印女子」みたいな番組を何度か見ていたこともあり、前から少し気になってはいたのでいい機会だっだのかも。
これから先、鉄印がいただける路線の近辺を旅の目的地にしてもいいかもしれませんね。