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大学4年で初めてドラゴンクエストをプレイした感想

 序曲の美しいメロディが旅立ちを予感させ、聴く者を物語の世界へと引き込む。その冒頭では、主人公が父であるパパスと共に旅をしており、進むにつれてヘンリー王子やビアンカ、そしてチロルといった主要なキャラクターたちと出会う。昔のドラクエは非常に難易度が高く、特にビアンカと共に挑んだレヌール城では、おばけキャンドルやおやぶんゴーストに何度も打ちのめされ、町へと引き返すことが続いた。ヘンリー王子の部屋に隠された通路も発見が難しく、当時のプレイヤーがどのようにこれを攻略したのか、思いを馳せずにはいられない。

物語が進むにつれ、主人公の運命は大きく変転していく。パパスが戦う姿には覚悟が滲み出ており、父の奮闘を目の当たりにしながらも、主人公の力不足が浮き彫りになる場面が続く。パパスを連れながら経験値を稼いだことは、墓場まで持っていこうと思う。
ゲマにパパスが殺害されてからの展開にとても驚いた。
なんと10年!!主人公とヘンリーは奴隷として捉えられ、再起を試みる。この一連の流れで、私自身がキャラクターの一部であるかのような感覚に包まれた。

物語が進むにつれ、主人公は成長し、仲間と出会い、共に冒険を続ける。スライムナイトのピエールを仲間にしたのも奴隷期間の後である。それぞれのキャラクターに固有の名前があることで、深い背景や信念が込められ、単なるゲームのNPCとして描かれるのではなく、個々の人生を想像させるものとして描写されている。

さらに物語が進むにつれ、主人公が自ら家庭を築くという展開が現れる。
そのおかげでパーティ編成も最後まで悩んだ。ストーリーに沿って行くなら家族で編成するべきだ。伝説の勇者の血を引く息子は外せない。しかし、スライムベホマズンという最強の回復役も私のパーティにいる。エビルアップルのアプールやゴーレムのゴレムス。加入するモンスターはみんな強い。バラエティーに凄く富んでいて、ゲームバランスもいい。

そしてエンディングを迎えた。
この作品は、戦闘や経験値稼ぎを楽しむだけにとどまらず、キャラクターの歩んだ物語そのものに共感し、自身が成長したと感じられる特別な体験となった。

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