現状を常にアップデートしなくても honyomi record#2『ひとりビジネスの教科書』佐藤伝-個人的感想編-
Kindle Unlimitedに加入していて、あわわもうすぐ次の引き落としだよう~と焦ってさーっとビジネス書を流し読みすることを毎月繰り返している気がする。
教員という仕事はつぶしがきかないと言われるけどそれは人によると思う。そして、私は完全につぶしがきかない側の人間です。
育児休業をいただいて、子どもとのんびり過ごすのに慣れると、もう少し早く保育園へお迎えに行ってあげられる仕事に就けないかなあなんて思って転職サイトに登録してみたこともありました。ありましたけど、今の私にこれ以上のお仕事はないんだなあと思って、改めて今の職場に感謝したくなった。
お給料と業務内容のバランス考えたらこんな面白いことしてお金もらえることってなかなかないんだなって。
授業って私の中で参加型の劇を構成するような感じ。授業を作ってる時間と実際に子どもと授業やってる時間が楽しい。そのために資料として本読む時間も好き。そしてやっぱり生徒さんかわいい。もう大人がなくした純粋さと個性みたいなの、言葉の端々とかしぐさに見え隠れして癒し(といいつつたまに怒ってごめん)。授業のコミュニケーションカードでしょうもないやりとりするのも楽しい。これを授業の最初に紹介するときちょっと自分がラジオDJみたいでテンションあがる。あと夏休みも好き。どうせなんやかや仕事に追われるんだけど夏休みの雰囲気が好き。
そりゃあんまり好きじゃない仕事とかなんのためにあるんだって仕事もありますし、今の時代、みんなが好きなことやってゆるくつながっていこうぜ!みたいなのがおしゃれでもてはやされてる気もするけど、誰かが清濁併せ呑まざるを得ない側面は、社会を成り立たせていくうえではもうしばらく残ると思います。
もちろん、教員に限らずあらゆる職種で、必要以上に苦しい思いをしなくて済むように、いろんなことを整えていかなきゃいけないことは事実だと思いますが、どうなんでしょう。みんなが好きなことだけやってて成り立つ共同体って存在するのかな。最小の共同体家族でもけっこう難しいですよね。私はいっつも自分ばっかり猫のうんちを片付けてることに内心憤ってますし。
オルダス・ハクスリーの世界の手前まで行けば、あるいはみんな好きなことだけで生きていけるのかもしれないけど。
という壮大な前置きのあとにこんなこと書いて申し訳ないですけど、やっぱり本当に好きなことだけやって生きていくこと自体へのあこがれは消えず(煩悩)、とりあえず今のところ50歳を目標に、自分の力でお金稼げるようになりたいなあと思ってます。
私はだいたい、いまここでない妄想の中に生きています。最近好きな妄想は、キッチンカーに自分の好きな本とコーヒーとお菓子を乗せて、本屋のない地域で移動本屋をやること。できたら自然がたくさんあるところでやりたいな。おしゃれな雑貨とか野菜とか乗せたり、ヨガとか手芸のワークショップやったりしたいなあって妄想です。
ぜんぜん奇抜な発想でもないし、実際やってる方もいるのに、これを妄想と呼ぶのは、おそらく私は移動本屋で生計を立てることができないからです。そして今の仕事をもうちょっと頑張りたい。だから妄想。ちょっと先のお楽しみ。
そんな妄想を少しでも現実に近づけるべく読んだのが『ひとりビジネスの教科書』。
今回は個人的感想編ということで、次回、実際に本の内容について書きたいと思います。
読んでくださってありがとうございました。