ONE PIECEがつまらない?現在評価が下がり始めている原因を考える


大人気漫画「ONE PIECE」が最終章に突入し最盛期を迎えるかと思いきや、最近つまらないという声が広がっている事をご存知でしょうか。

今回は、世界で一番売れている漫画ONE PIECEの評価が落ちている原因を考えていきます。

ONE PIECEの評価が落ちている原因は、ストーリーや構成など作品内の問題と、ONE PIECEを取り巻く環境に関する作品外の問題の2つに分けて考えることができます。

・作品内の問題
1.登場人物が多い
2.キャラクターが意思を持っていない
3.展開が遅い

・作品外の問題
1.考察者
2.編集部
3.批判チャンネル

では、一つずつ解説します。



1.登場人物が多い

 「登場人物が多いこと」自体は作品の評価を落とすものでは決してありません。逆に多くのキャラクターを描き分けられる尾田先生の画力とアイデアの豊富さは磨き続けられています。新しく登場したキャラクターが魅力的な外見をしていて、まだこんなに沢山引き出しがあるのかと驚かされます。



 ただ、焦点が当たるキャラクターが多い場合、それは作品にとって毒になります。場面転換が増え、読者はどこに誰が居るのか等が混乱しやすく読みづらくなります。また、1コマに入れるキャラの数も増え、話が脱線しやすくなり物語の進行に関係しない無駄な台詞も増えてしまいます。

 これらの原因に、キャラを増やすことの労力(キャラデザを考えたり、設定を盛り込んだり)が尾田先生にとってはそれなりに容易い事が悪く作用しているのではないか?と考えました。
 多くの漫画家は自分の生み出したキャラクターは命を吹き込んだものとして大事に扱い、たとえ死に役、噛ませ役としても、物語上に役割を持たせると思います。当然ONE PIECEも名前を持って登場したキャラは何かしら話の流れに大きく関わっていたのですが、最近のONE PIECEでは、ただキャラが増えただけで物語に役割があるのか疑問に思います。

 エッグヘッド編で追加されたキャラでいうと、ベガパンクサテライト・SWORD・革命軍・海軍本部中将などでしょうか。これらの内のほとんどが組織内の中間職で、いなくても物語に支障が出ないでしょう。ですが、物語が終盤という事で組織の規模を大きく見せたいのでしょうか。最終章になっても複数体新キャラを追加しています。これらのキャラクターが新登場した意味はあるのでしょうか。また、新たに複数人キャラクターを追加してしまうと、読者が覚えられない可能性も高まります。ONE PIECEは熱心な読者が多いですが、勿論ライトな読者も多くいます。そういったライトな読者が置いてけぼりにされてしまうのではないかと危惧してしまいます。
(これだけ追加されたキャラクターはワンピースカードなどの事情が絡んでいるのでしょうか?)
 また、少年漫画らしく退場(他界)するキャラはほぼ居ないためキャラが増える一方になってしまいます。そうして作者が扱いきれぬ程にキャラクター数が膨大となってしまっているのです。

 さらに尾田先生は懐かしいキャラクターをゲスト登場させたがる癖もあり、110巻ベガパンクの放送では今まで麦わらの一味が旅した島の住民それぞれの反応が見られました。
 懐かしのキャラクターが再登場することは嬉しいのですが、物凄い数のキャラクターに登場シーンが設けられていました。チョッパーが飛ばされたトリノ王国の住民なんかも登場しました。作品内では名前も明かされていないキャラクターの反応を描いて何か意味があるのでしょうか。私は進展を遅らせている(コマ稼ぎをしている)と受け取ってしまいました。


 また、キャラクターを増やし続けた結果、尾田先生はキャラクター達の性格の書き分けが段々とつけられなってしまいました。
 例えば、麦わらの一味で言うと、チョッパーが照れる描写やロビンの冷酷な発言・フランキーの「スーパー☆」、ブルックの骨ネタなどでしょうか。これらは省いた方がが読みやすくなるのかもしれませんが、少し前(パンクハザード辺り)までは尾田先生はこれらのキャラ毎の特徴?の違いを描いていました。

 しかしながら、エッグヘッド編105〜110巻を確認したところ、1090話のチョッパーがロビンに褒められて照れる描写だけ確認できたのですが、それもチョッパーは照れてるポーズはしておらず、投げやり気味に描かれていました。
 そして、私が読んでいて一番違和感を抱いたのが、1074話のブルックの発言「いやしかしスゴイな!!ココ色々!!未来!!」と言う部分です。(台詞に少し違和感ある点は置いておいて)
 私の中のブルック像なら「スゴイですね!ヨホホ」のような発言をするんじゃないかと感じました。

 皆さんはブルックがこの台詞を発している姿を想像できましたか?
 今の尾田先生はブルックの「ですます調」の話し方さえ書き分けられなくなってしまっているのです。(尾田先生にとってはブルックやフランキーなど人気の薄い仲間はもうどうでもよくなってしまったのかと思うとすごく悲しいです。)

 キャラクターの増加だけがこれらの違和感を生んでいるとは決めつけられないですが、1人で何人ものキャラクターを動かすことでキャラクター像がブレていった可能性はあると思います。

 キャラクターが増えたことで、場面切り替えが読者の混乱を招く・テンポが悪くなる・キャラ毎の特徴が弱まる・ライトな読者を置いてけぼりにする などの弊害が起き、読者に読みづらさを与えていると私は考えます。



2.キャラクターが意思を持っていない

 先に述べたキャラクター毎の個性が弱まることにも付随していますが、私は最近のONE PIECEはキャラクターがそれぞれ明確な目的を持っていないと感じるようになりました。例えばカイドウです。彼はなぜ人造悪魔の実"SMILE"を取引していたのでしょうか。彼はなぜ自殺願望があったのでしょうか。なぜワノ国を拠点にしてたのでしょうか。
 彼は「全員能力者の最強の海賊団を作りたい」と発言し、その為に"SMILE"を取引で集めていました。では、なぜそんな夢があるのに自殺しようとしていたのでしょうか。また、最強の海賊団になりたいのなら、ワノ国に居座ってないでもっと好戦的に他の海賊を潰しにいかないのか。そもそもSMILEのあの能力の出来具合でなぜ最強になれると思えたのでしょうか。
 「少年誌にそこまで求めるな」で終わりにしてもいいですが、昔のONE PIECEは敵に明確な目的がありました。
 クロコダイルがアラバスタを乗っ取ろうとしたのは古代兵器プルトンを手にするためで、その為に秘密結社を立ち上げてニコロビンを仲間にしていました。また、国を乗っ取る為に自身はアラバスタの守り神として英雄視されるよう立ち振る舞い、ボンクレーを使って国王を陥れることで民衆を騙しました。
 これらのクロコダイルの行動の目的は読者にも分かりやすく伝わっていました。(プルトンを手に入れて何をしたかったのかは分かりませんでしたが。)
 このようにクロコダイルや、他の敵役(Cクロなど)も明確な目的を持っており、ルフィが仲間・友達を助けるために、敵の野望を打ち砕く所に感動するからONE PIECEは評価されたと思っています。

 しかし今のONE PIECEでは、キャラクター達が目的を持っていないか、持っていたとしても漫画的に表現できていないかのどちらかです。少なくとも私はカイドウの目的が何か覚えていなかった(分からなかった)ので、ワノ国でカイドウを倒した時に感動できませんでした。

 カイドウだけでなく、多くのキャラクターが目的を持って作中世界を生きているように感じられません。台詞として目的を発していても、行動が伴っておらず、説得力が薄まっている場合もあります。
 目的も少年誌らしく複雑な目的でなくていいので、(カイドウなら「最強海賊団を作る!」など)とにかく一貫性は与えて欲しいなと思ってしまいます。これもキャラクター数が膨大になったために、それぞれの些細な心情を見せる事が難しくなったのかもしれませんね。



3.展開が遅い

 展開が遅いこともそれ自体が漫画を退屈にさせている訳ではありません。回想シーンや日常ギャグパートが入ろうとも、内容が面白ければ何も問題はないと思います。ただ、ONE PIECEは最終章ですと宣言してしまった為に、最終章なのに何をダラダラとやっているんだという声が上がってしまいます。また、先に述べたように展開も遅い上に内容も薄くなってしまうと、退屈だなと読者は感じてしまいます。では、何が展開を遅めているのか話していきます。

 まず、1で述べた通りに焦点が当たるキャラクターが多すぎる為に、台詞が増えています。台詞が多いことは問題ではないのですが、複数のキャラが喋る為にそこに会話が生まれてしまいます。疑問を投げるキャラと答えるキャラ、ボケるキャラとツッコむキャラ、そうすると余計な台詞・コマも増えて作品のテンポが遅くなってしまいます。
 また、尾田先生の癖でモブキャラの群集にリアクションを取らせたり、同じようなリアクションを複数人にさせる事があります。こちらもコマを余分にとってしまいますね。

 また、休載も多くなりました。尾田先生は30年近く走り続けられているベテラン作家なので、目に支障が出てしまったり、体力にも限界がくるのでしょう。

 そして、最近は1話あたりのページ数も減っています。元々ジャンプではストーリー漫画は19ページという暗黙?のルールがあったそうです。しかしながら今の尾田先生は13〜17ページ程でなんとか執筆されている状況です。
 その為、休載とページ数の減少により、進みは遅くなってしまいます。身体にガタがきてスピードが遅くなってしまうことは仕方ないので、無理をなさらずゆっくりでもいいので最後まで描いてほしいですね。

 描ける総量が減ったので、少ないページで展開を早めてほしいのですが、展開を遅める尾田先生の悪癖とも呼べるものが他にもあります。それが伏線とひっぱり癖です。

 ご存知の通りONE PIECEには未回収伏線や謎が多くあります。勿論それを楽しみにしている部分は大きいですが、最終章で伏線を全て回収し、あと5年で終わらせますと宣言した為、読者は伏線の回収を楽しみに待っているのですが、ONE PIECEのキャラクターは皆歯切れが悪くあまり明かしてくれません。現実時間で3ヶ月近くに及びベガパンクの放送が行われていましたが、結局そこで明かされた事は世界が一度海に沈んだことだけです。流石に歯切れが悪くて呆れてしまった人も多かったのではないでしょうか。
 また、海底に沈んだことは謎が解明された訳でもなく、謎が謎を1つ増やしただけです。なぜ海に沈んだのか?どうやって沈めたのか?結局この海底が沈んだ理由の回収もしなければなりません。多くの伏線を回収し切れるのか不安になります。最近ではインタビューやSBSへの回答形式で謎を明かすようになってしまいました。尾田先生も回収を諦めてしまうなら新たに謎増やしたり、中途半端に回収しない方がいいのではとモヤモヤしてしまいます。

 また、伏線をはりめぐらす癖も展開を遅める要因になっています。現在伏線は膨大な数あるにも関わらず、平然と謎を作ってしまいます。
 最近では、くまがバッカニア族であるという新たな謎を作ってしまいました。クマはやられてしまったのですが、今後どうやって回収する予定なのでしょうか。今後、五老星や革命軍と出会って、わざわざ退場したクマの話を持ち出してバッカニア族の謎を聞き出すのでしょうか?
 ボニーがくまの娘ですが、バッカニアの血を受け継いでるわけではないので、バッカニア族の回収は大変面倒くさそうに思えます。またフーズフーのように勝手にベシャクシャ喋るキャラでも出すか、別の生き残りが登場して何か話すかしないといけないのかもしれませんね。(すみません、話が逸れました)
 こうして伏線を増やしてそれを回収する為に脱線してを繰り返すと、バトルより謎を明かすフェーズが必要になって話がゴチャゴチャになり、その上、種明かしの歯切れが悪いので展開が遅くなってしまうんですね。
 じれったいと感じてしまうのも無理ないと思いますが、投げやりに回収もしてほしくはないという矛盾を抱えてしまいます。一つずつ綺麗に解き明かしてほしいですね。

 また、ここで1つ恐ろしい疑問が生まれました。実は多くの伏線・謎が、答えを持っていない、もしくは回収の仕方が決められていない伏線なのではないか?という事です。これについては長くなりそうなのでまた別の機会に話せたらなと思います。

これまで作品内の問題について話してきました。

 端的にまとめると、尾田先生がキャラクターを扱いきれないレベルまで数を増やしたことで、内容が薄くなり話が複雑化したことで読みづらくなった事がONE PIECEの評価を落とすことに繋がっていると私は考えます。


作品外の問題

1.考察者
2.編集部
3.批判チャンネル

1.考察者

 ご存知の方が多いと思いますが、ONE PIECEには多くの伏線があり、その伏線を予想する考察というのがビッグコンテンツになっており、SNS上で人気があります。

 漫画の楽しみ方は人それぞれなので勝手に予想して構わないのです。しかし、自分の予想を他者と共有して、それが評価されてしまうとどうなるか。それは、評価されている予想とは全く異なる答えになった場合、それが考察を超える評価を得られれば問題ないですが、考察より下回る展開だった場合「考察の方が面白い」となってしまいます。
 逆に考察が当たってしまった場合も、「考察通りか、あの考察者凄いな」となります。(そう感じる人も大概ですが)また、タチが悪いのが考察者が「俺の考察を使った」などと吹聴する事です。実際有名な考察者が冗談なのか、そういった発言をしているのを確認してしまいました。
 (考察者とは名ばかりの二次創作製作者であり、原作があって考察者という存在理由があるにも関わらず凄い傲慢なヤツだなと思いました)
 かくして考察が人気を博している訳ですが、無論、原作が考察を超える展開を見せれば何も問題ない訳です。しかし、先ほど作品内の問題を指摘した通り、大変失礼ですが今の尾田先生に誰もを感動させるアツイ展開を作れるのか心配になります。ONE PIECE名シーン集でも挙げられるのは、ほとんど魚人島以前のシーンです。最終章と掲げていますし、尾田先生が長年あたためてきたラストスパートだと思うので流石に私の要らぬ心配なんか裏切ってくれるでしょうか。そうなってくれると嬉しい限りです。

 またもう一点、考察の悪い所でもあり、尾田先生の悪い所があります。尾田先生は「先の展開を当てられたら変える」というポリシーを持っています。
 正直、私は作者が自信を持った面白い展開であれば当てられていても描けばいいじゃないかと思っています。考察者も展開を当てているとはいえ、漫画で描いている訳ではないので、尾田先生の作画力で考察を凌駕するアツいシーンを描くこともできると思います。
 こういったひねくれ?があることでONE PIECEの初期構想から大きくズレてしまった可能性も考えられますね。まあ、元はと言えば考察を広めている人間が悪いのですが。


2.編集部

 次は少年ジャンプ編集部の編集担当に関する指摘をしていきます。私が最初にONE PIECEがおかしくなってしまったと感じたのは魚人島編です。当時、尾田先生は長期休暇を貰って、その際に担当編集も変わったそうなのですが、この辺りから編集担当者が仕事をしない(指摘をしない)ようになったのではないかと思っています。
 どうやら、ONE PIECEはものすごく人気があって尾田先生もベテランな事が理由なのか、新人又はあまり能力のない人材がONE PIECEの編集を担当する風潮があるらしいです。(定かではない)
 魚人島編(2年後)から担当編集が変わって1番私が違和感を感じたのが、修行の過程を描かなかった事です。これは漫画の基礎だと思うのですが、主人公が敵に敗れて修行を決意する→修行する→修行の成果を見せる この流れはストーリー漫画の基本だと思います。勿論ルフィは2年間修行をしていたと思うのですが、修行中の描写が全くありません。何かに苦戦したり、何かで悩んだり、修行で何か壁に突き当たったりしたかどうか分かりません。そして、いきなりシャボンディ諸島でパシフィスタを一撃で倒したのです。
 少年ジャンプの掲げる三大要素「友情・努力・勝利」の努力の部分です。努力した結果だけを見せられても真にカタルシスを感じられません。これに関してはルフィだけでなく他の仲間もそうです。全員何してたか明かされずに魚人島編に入りました。
 コレは編集が指摘しない方がおかしいレベルで、尾田先生はベテランとはいえ、デビュー作品がONE PIECEで、修行編はシャボンディ諸島が初めてだった訳です。こういった基礎的な事すら指摘できない編集担当がついてしまった事が不憫でなりません。
 また、エッグヘッド編で追加した複数の新キャラクター、あれに関しても(普通の編集者なら)こんな大勢新しいキャラ増やしたら読者覚えられないんじゃないですか?と指摘しそうな気がしますけどね。
 こうして魚人島編以降、大した指摘がなく尾田先生お一人の力でストーリーを作っていたのでしょう。ジワジワとズレていき、ONE PIECEが読みづらくなってつまらないと批判が出るまで編集は気づかなかったのでしょうね。


3.批判チャンネル

 ONE PIECEが漫画の質を落としていると感じている読者は多く、このようなYouTubeチャンネルもあり、視聴数をジワジワと伸ばしています。そして、こちらがONE PIECEの評価を落としている原因でもあり、評価が落ちている証拠でもあります。
 近いうちに編集部か尾田先生本人も、このチャンネルの存在に気づくのではないかと思います。(既に認知しているかもしれませんが)
 指摘内容は結構鋭いこと言うなぁと思っていたのですが、視聴数が伸びるにつれて段々とONE PIECEアンチを煽るかのような内容にシフトしていき、内容やコメント欄が徐々に苛烈になっているように感じます。
 このようなチャンネルをもし仮に尾田先生が知ってしまった場合、視聴してしまった場合、尾田先生の創作意欲を削いでしまう可能性がありますし、何より、多くの人の賛同を得ていることで、批判の輪が広まってしまいます。(私もその1人に数えられますが)
 現在ONE PIECEは考察者を中心とした盲目的な信者と、批判者を中心とした盲目的なアンチに大きく分かれています。それらとは別に、考察や批判を見るほどONE PIECEに熱のないライトな読者の3つに区分できます。
 そして、作品は徐々にライト層を置いていく内容になっています。ライト層が抜けると、熱烈なアンチと信者だけが残り、物語に対する感想はどちらも偏ったものになり、読者間で大きく溝ができるのではないかと危惧しています。
 現にONE PIECE大好きYouTuber?が批判チャンネルのことを非難する動画をあげて、批判チャンネルもそれにブログで反論するという流れがありました。
 このように界隈がギスギスすることもありますし、何より偏った反応ばかりが尾田先生に届くとなると方向性を見失いかねないと思いました。出されたものはなんでも評価してしまう信者、なんでも批判してしまうアンチ、どちらも正しい部分と間違った部分があります。
 尾田先生は読者の反応を参考にしていないかもしれませんが、これらの意見どちらも耳を傾けてうまく軌道修正するか、全部無視して今のやり方を貫くかの2択を迫られているかもしれませんね。


まとめ

 まず、編集者が機能していないため、作品の劣化が止まらないです。逆にいえば、編集者が多少マシになれば昔のONE PIECEに戻る可能性もあります。呪術廻戦やヒロアカといった人気作が終わりを迎え、ジャンプに残る長期連載作品はONE PIECEだけです(HUNTER×HUNTERは別)
 そのONE PIECEがつまらないと言われ読者を離れさせるわけにはいかないはずです。優秀なスタッフをつけて、軌道修正を図ってもらいたいですね。(尾田先生が編集者に口出しさせないようにしていたら絶望しかないですが)
 また、考察や批判は原作が有無を言わせない面白さになれば何も問題ありません。
 なので兎にも角にも良い編集者をつけてほしいです。次の看板作品がないから新連載の立ち上げに力を入れるなんかする前に、今の看板作品が倒れかけ始めていることをなんとかする方が大切だと思います。

 以上、現在ONE PIECEが抱える作品内・作品外の問題をお話しさせて頂きました。ここまで長文を読んで下さりありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!