20 連戦連敗時の考え方
連敗時にコーチの選択すべき手段
こんにちは。
今回は、連戦連敗の状況でどのように子ども達と関わり、指導していくべきかについてお話しします。
「勝ち負けが全てではない」
という考え方はよく耳にしますし、私も常にその姿勢を大切にしています。
しかし、同時に
「勝つために行動する」
ことも重要だと思っています。なぜなら、目標を持つことで集中力が高まり、成長を促すからです。
そのため、「勝利」を意識すること自体は非常に大切なことです。
勝てなくなったときの焦り
チームが調子よく連勝を続けているときは、「勝ち負けだけが全てではない」といった考えが自然と強まることがあります。しかし、やがて他のチームが成長し、気づけば「全く勝てない」という時期が訪れることも珍しくありません。
そんなとき、普段は
「勝ち負けにこだわらない」と言っていたコーチやスタッフ
も、次第に「勝ち」にこだわり始め、焦りを感じるようになります。
この時点で、
チームは「負のサイクル」に足を踏み入れてしまいます。
相手が自分たちより強ければ「負ける」のは自然な結果です。しかし、焦りが募ると、どんな相手であっても「とにかく勝たなければ」という心理状態に陥り、冷静さを失ってしまいます。
焦りの原因は「愛情」
この焦りの根底にあるのは、やはり子ども達への「愛情」だと感じています。「負け続けていると子どもたちがかわいそうだ」「モチベーションが下がってしまうのではないか」という不安が、焦りに拍車をかけるのです。
では、どのようにしてこの「負のサイクル」から抜け出すべきなのでしょうか?
負のサイクルを断ち切る方法
多くの方法が考えられますが、私が実践しているのは一つのシンプルな方法です。それは
「自分たちよりも弱いチームと試合をする」
ということです。
表現としてはあまり好ましくないかもしれませんが、「負のサイクル」から「正のサイクル」へ移行するためには、
小さな自信を取り戻すことが重要
です。失われた自信を取り戻すためには、「勝利」という成功体験が何より効果的です。
このためには、コーチ自身が他のチームとのネットワークを広く持ち、状況に応じて対戦相手を戦略的に選ぶことが求められます。
連戦連敗のときこそ、無理に実力をつけようと強豪チームとの対戦に応じるのではなく、あえて勝利を掴むための試合を計画するべきです。
最後に
連戦連敗の時期は、チームにとって試練の時ですが、適切な指導とサポートがあれば、再び成長の軌道に乗ることができます。
大切なのは、
焦らず冷静に状況を見極め、小さな成功
を積み重ねていくことです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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