短歌 第3首 ~長い反抗期の末に~
あと何回
なんて思わず愛情を
渡しに帰るそれだけでいい
長く長く父への反抗期が続いていた。
実家まで電車で4時間以上。
気がすすまない上に不便で遠い。
父一人の実家にはなかなか足が向かなかった。
30代半ば、将来の後悔を減らしておこうかと一度帰ったのは覚えているけれど、ほかは思い出せない。
結婚して夫が付き添ってくれることが大きな後押しになって、今は年に一度。
美味しい海の幸をいただく🦐🐟というお目当てを作って、旅行を兼ねて父に会いに行くようになった。
それでも気持ちは伴わ