No.213食品って何?(たんぱく質)
おはようございます。
No.110〜111でたんぱく質の詳細な種類(分類)や特徴を書きましたが、今日は別視点(全身への送られ方)を書きます。
◎生命維持に欠かせない重要な栄養素
タンパク質は、筋肉、心臓や肝臓などの臓器、皮膚、爪、血液などの主成分であるだけでなく、ホルモンや免疫抗体、神経伝達物質などの材料にもなる。
その他、糖質や脂質が不足した場合のエネルギー源となり、1gあたり4kcalのエネルギーを生み出す。
このように、タンパク質は、私たちの生命維持に欠かせない重要な栄養素である。
◎分解合成を繰り返し、全身に送られる
食品から摂取したタンパク質は、胃や小腸などの消化器官で、最終的にアミノ酸にまで分解され、小腸から吸収される。
吸収された皆さんは肝臓に運ばれ、血液によって全身の過去組織に送られる。
各組織に送られたアミノ酸は、それぞれに適したタンパク質に合成され、筋肉などの組織になったり、エネルギー源として使われたりする。
また、各組織のタンパク質は古くなると、再びアミノ酸に分解され、血中に放出される。
そのうちの70〜80%は肝臓でまた新しいアミノ酸に作り替えられるが、それ以外の不要なアミノ酸は、肝臓でアンモニアと水に分解され、腎臓に運ばれた後、尿として排出される。
このようにタンパク質は体内で分解と合成を繰り返し、毎日私たちの体を作っているので、短期間不足しただけでも様々なトラブルの原因になる。
一般的な成人の場合、1日に必要なタンパク質の量は、体重1kgあたり約1gと言われ、成長期の子供たちにも欠かせない栄養素である。
必要量を毎日きちんと摂取することが大切。
◎1日のタンパク質摂取基準(推奨量g)
男性 女性
0〜5ヶ月 10 10
6〜11ヶ月 15〜25 15〜25
1〜2歳 20 20
3〜5歳 25 25
6〜7歳 30 30
8〜9歳 40 40
10〜11歳 45 45
12〜14歳 60 55
15〜17歳 65 55
18〜29歳 65 50
30〜49歳 65 50
50〜64歳 65 50
65〜74歳 60 50
75歳以上 60 50
次回に続けます。