No.209食品って何?(老化防止と病気予防)
おはようございます
今日から、何回かに分けて、私が学んだ通信講座「食育」から抜粋したものを書いていきます。
◎老化や免疫力低下の原因となる活性酸素
私たちがエネルギーを生み出すためには、酸素を取り入れなければならないが、体内に取り入れた酸素の一部は化学変化により活性酸素を発生させる。
この活性酸素が老化の原因の1つと言われている。
活性酸素は、細胞やウィルスなどから体を守るが、過剰に発生すると、細胞や血管を酸化させ、老化や動脈硬化を進行させる。
また、細胞を覆う細胞膜は、活性酸素の影響を受けやすい不飽和脂肪酸を含んでいる。
活性酸素が増加すると、細胞膜が酸化し、細胞が壊れ、免疫力が低下して病気にかかりやすくなる。
◎抗酸化力を高めて、活性酸素を撃退
活性酸素の増加を抑えるためには、ビタミンEやビタミンC、β-カロテンなど抗酸化作用のある食品を取る。
特にビタミンEは細胞膜に存在し、活性酸素から細胞を守る働きがある。
免疫力を高めるためには、免疫細胞の元となるタンパク質を取ることが大切。
タンパク質は肉類だけではなく、魚や卵、大豆製品などから偏りなく取る。
その他、芋類や野菜に多く含まれる食物繊維や、ヨーグルトなどに多く含まれる乳酸菌など、腸内環境を整える作用があるものを取ると、腸内細菌が働きやすくなり、免疫力アップが期待できる。
◎活性酸素の発生原因
①紫外線
紫外線を浴びると、体内の活性酸素が皮膚を守ろうとして活性化する。
活性酸素は細胞の酸化を止めるために、メラニン色素を発生させるが、これがシミなどの原因になる。
②ストレス
強いストレスにより血圧が上がると血管に負担がかかり、活性酸素を発生させる。
この活性酸素が血液中のLD L(悪玉)コレステロールを酸化させ、動脈硬化の原因になる。
③喫煙
タバコに含まれる有害物質が体内に入ると、それを排除しようとして活性酸素が発生する。
この活性酸素により、肺の細胞組織が破壊され、息切れを引き起こし、肺がんのリスクを高める。
④飲酒、食品添加物
アルコールや食品添加物を大量に摂取すると、肝臓に負担がかかり、活性酸素を発生させる。
この活性酸素が幹細胞を傷つけ、アルコール性肝炎などの原因になる。
次回に続けます。