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No.12冷凍野菜って何?(国産状況)

こんにちは。

No.9とNo.10では中国産と海外産のことを書きましたので、今日は国産の冷凍野菜について書きます。

そもそも国産の生鮮野菜、沢山の方が作ろうと頑張っておられますが、冷凍野菜に関して言えば、商業ベースでは圧倒的に海外産の量が多いです。

海外産は23年度は112万トン強位の輸入量で、国産は10トン弱のはずです。
いずれにせよ、国産は海外産との量を比較し、10分の1も満たしません。

海外と比較しますと、日本は農業自体、国土は狭いですし、高齢社会ですし、天候次第で収穫量は大きく左右され、収入は大きく上下しますし、資金力がないと冷凍野菜の製造は難しい「商売」です。

そのなかで、例えば、昨日も朝のニュースで、学校給食での献立メニューが親から給食代の値上げはできず、物価高でメニュー数が減っている、栄養バランスを摂るのに必死とありました。

学校給食は野菜の場合、地産地消優先だったり、冷凍野菜は中国産は基本使用しません。
何の根拠もなく、No.9にも書きましたが中国産のイメージは悪く、絶対的に今だに国産思考だからです。
中国産より国産の価格が高い(一部商品はこの円安で価格差がなくなってきていますが)ですから、なかなか全体的な給食代を考えると、野菜量は減るのではないでしょうか。
(中国産を使用する学校も出ているとは聞きますが、ほんの一部と思われます)

ちなみに、中国産以外のタイ産、台湾産などのアジア圏産、アメリカ産、ヨーロッパ産などは使用されます。おかしくないですか。

学校等は特に「伝統」「前任引継」「事なかれ」で動く傾向が強い(そうでない自治体もあるとは思いますが、そうでない所が多いのが25年以上営業をしてきた私の感覚)と思うので、子供の栄養バランスが今までより維持できない可能性は否めません。

安全性のデータに基づき、海外産をもっと有効利用すれば良い(地産地消、冷凍野菜の国産・海外産の共存)のになあとは個人的に思います。

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