No.139食品って何?(洗浄)
おはようございます。
昨日は「寄生虫の感染予防」を書きましたが、今日は「洗浄」について書きます。
洗浄は、食品、器具・容器等から異物や汚れを除去する目的で行う。異物や汚れを洗い流すことで、微生物の繁殖を防ぐ。
⚫️洗浄剤を用いて洗う
洗浄剤には汚れを浮かして落とす。界面活性作用を持つ陰イオン界面活性剤(中性洗剤や石鹸)や非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤がある。界面活性剤は、食品衛生法で成分規格と使用基準が定められている。
⚫️中性洗剤
洗浄力が高く、硬水(無機質を含む水)でも効果を発揮する。
溶液に2〜3分間(5分以内)つけた後、流水で十分に洗い流す。通常0.1%以下の溶液にして用いる(水1Lに1ml以下)。
食器の異物や汚れを除去するほか、寄生虫の予防や果物のワックス落としにも使用できる。
⚫️石鹸(脂肪酸系洗浄剤)
アルカリ性で洗浄力は中性洗剤より劣る。
硬水で使用すると、硬水中の無機質と結合して洗浄力が落ちる。通常0.5%以下の溶液にして用いる。
洗浄剤を流水で注ぐ場合は、野菜や果物は30秒間以上、食器類は5秒間以上すすぐ。
ため水の中で振り洗いする場合は、水を変えて2回以上すすぐ、
油脂汚れの場合は40〜50度のお湯を使う温水洗いが適している。
次に続けます。
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