
No.100冷凍野菜って?(価格変動が少ない)
おはようございます。
生鮮野菜は天候不順などですぐ価格が変動します。
勿論、冷凍野菜も生鮮野菜を凍らすわけですから、価格変動をしますが、スーパーなどの冷凍野菜をチェックして頂くと分かりますが、変動したとしても、年2回程です。
例えば、8月27日の生鮮野菜の東京都中央卸売市場の野菜の卸値は下記のとおりです。
卸値(kgあたり) 平年比上昇率
大根 170円 49%
トマト 575円 47%
ジャガイモ 207円 52%
きゅうり 399円 5%
タマネギ 131円 30%
現在、安くて安定供給できているのは、もやし位だそうです。
冷凍野菜ならば、年2回程の値上げと言いましても、値上げできたとしても私の感覚では10%前後です。それ位、値上げは難しいです。
なぜなら、冷凍野菜は差別化しにくい(見た目はほうれん草はほうれん草なので)ので、仕入メーカーが値上げをしてきたら、値上げ額が少なく安価の他のメーカーに移ることが多いので、メーカーは値上げをしたくても希望額を値上げできないからです。
生鮮野菜は価格変動が激しく、価格が上がったり下がったりしますので、価格変動は、外食、スーパー惣菜、ホテル、給食など、野菜を使用するあらゆる分野でコスト計算がし難い。
例えば、外食ではメニューがしょっちゅう価格変動しませんよね?
仕入れる食材が一々コストが変われば、利益計算ができません(固定化できない)ので、野菜の場合は冷凍野菜の使用が多いです。
勿論、安定した多量の供給量においても、冷凍野菜に軍配が上がります。
決して、生鮮野菜より冷凍野菜が優れていると言うわけではなく、
現在の多くの外食、中食などを支えているのは、価格が安定しコスト計算がしやすく、供給量も安定し、品質も安定した冷凍野菜が多く使用されています。