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No.77野菜って何?(北海道産・美味)

おはようございます。

8月の国産の野菜についての日経新聞記事を元に書きます。

国産の最大産地・北海道の生鮮野菜がスーパーに出回り始めました。

我が社は国産冷凍野菜も扱っていますので、先週事務所に北海道の産地から送られてきた「トウモロコシ」を食べましたが、いや〜甘かった。
甘味料が入っているのでは?と思う程、旬の野菜は美味しいです。

東京都中央卸売市場では夏から翌春にかけて、じゃがいも、玉ねぎは北海道産が入荷の半分以上、8月から10月にかけて、にんじんは9割に達する。

にんじんは春から7月中旬にかけては価格は高かったが、現在は青森産と北海道産が流通しはじめたので値下がりした。

玉ねぎは、今までの主要産地の佐賀県で多雨や低温による生育不良で収穫量が減り、東京市場の卸値は現時点(8日)で平年比3割高。
今後は生産量が最も多い北海道北見市で生育が順調なので、平年並み以上の収穫量が期待でき、北海道産が東京市場に多く流通する8月中旬には卸値は下がりそう。

ジャガイモは、今までの産地長崎県、鹿児島県、静岡県で多雨だったことで生産量が減少し、現時点(8日)での東京市場の卸値は平年比6割高。
北海道北斗市は7月中旬から出荷しているが、現状は生育が順調で出荷量も平年並みということなので、卸値が下がることに期待。

先に述べたとうもろこしも今年は生育が順調で出荷量も平年並み。

昨年は猛暑や干魃でトマト、大根、にんじんなど多くの野菜が不作で9月以降、卸値は急騰した。今年は今は順調な出荷量もまだ予断を許さない状況であるのは確かだ。

上記のとおり、現時点(8日)では、出荷量は順調のようだが、生鮮ではなく、冷凍野菜を扱う我が社には、すでに北海道の製造工場(冷凍野菜工場)からの値上げの嵐だけでなく、契約希望数の半分も手に入らない野菜が多いです。

農家はそもそも製造工場と契約して、野菜を売るより、そのまま生鮮で売る方が利益になります。
(製造工場自体が農地を持ち、野菜を育てることも多いです)
よって、製造工場が冷凍野菜用の野菜を手に入れる自体、簡単ではない。

また、製造工場は工場の設備投資、衛生管理、人的教育、運賃など年々多大な費用がかかりますから、我々に売る商品にコスト高を転嫁するしかない(農家や製造工場も全ての値上げ分をONできているわけではないと思う)。

その転嫁された値上げ分を我が社がそのまま問屋や末端ユーザーにON出来れば良いですが、ほとんどそのままというのは無理。問屋も末端ユーザーもしかり、そのままONできていないと思う。

よって、どの流通段階も、未だに冷凍野菜は薄利多売になっているように思えます。


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