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「私が選ぶ『M-1グランプリ2025』審査員」
「M-1グランプリ2024」が目前に迫っている。今年は松本人志が諸事情により審査員を降板したため、例年以上に審査員のラインナップに注目が集まっている。
この原稿を書いている時点ですでに審査員が発表されており、サンドウィッチマン・富澤たけし、山田邦子の2名が降板。代わりとして、NONSTYLE・石田明、オードリー・若林正恭、笑い飯・哲夫、アンタッチャブル・柴田が新たに加入し、9人体制となった。
石田、若林はともに「M-1グランプリ2008」でしのぎを削った間柄であり、盟友であるということで、感慨深いものがある。
週刊誌レベルでは爆笑問題・太田光やウッチャンナンチャン・内村光良あたりも候補としてささやかれていたが、太田は何年も前から「審査員なんてやらない!」と公言しているし、内村は漫才よりもコントのイメージが強すぎるということで、やはり、中堅世代の抜擢が現実的なところだろう。
勝手ながら「M-1グランプリ2025」の審査員を予想してみたい。
個人的には、チュートリアル・徳井の審査が見てみたい。もちろん、石田の安定感は抜群である。
これまで候補に挙がっていないところでは、フットボールアワー・後藤輝基、銀シャリ・橋本直、笑い飯・西田も面白い人選ではある。関東勢ではアルコ&ピース・平子祐希やハライチ・岩井勇気の審査員姿も見てみたい。女性芸人としてはここ数年勢いに乗っているAマッソ・加納愛子が真っ先に思い浮かぶが、さすがに「現役感」が強すぎるか。
あるいは意外なところとして、ふかわりょうあたりも意外と適任なのではないか。「M-1」初期には大竹まこと(シティボーイズ)、ラサール石井、立川談志、青島幸男なども審査員としてくわわっていたから、漫才師にこだわる必要もないだろう。
復活組ということなら、オール巨人、上沼恵美子、中田カウスの返り咲きにも期待したい。何だかんだ言ってレジェンドの復活は大会全体を盛り上げるし、話題性も抜群である。一部では「島田紳助待望論」もささやかれているようだが、さすがにそれは無理筋だろう。
とはいえ、「M-1」の主役はファイナリストである。私も「M-1ガチ勢」の1人として、当日はリアルタイムで熱戦を見守りたい。