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はじめての日曜礼拝②

いつの間にか静まる堂内。礼拝が始まった。

かに思えたが、違った。
あのゴスペル服の女性が皆の前に立ち、歌う賛美歌の練習を(礼拝者全員)始めた。

週報に挟まれた一枚の賛美歌をつまみ上げ、表裏を見返すと短めなもう一曲を発見できた。
皆立ち上がり、斉唱する。何というか、やっぱりというか。ソウルフルで力強い女性の歌声に驚きつつ私も、夏日のサングラスが隠す目線のように。付けたままのマスクでモゴモゴと鼻歌のように合わせた。つもりだ。
(後で分かったが、プログラムには「前奏」と書いてあった)

壇上手前に司会らしき女性が立つ。
今度こそ、始まる。
(ホントはもう始まっていたのだが…)
色々な話のなか、ふたたび週報に目を通すと、〇〇兄や〇〇姉とある。???…!!!。あ〜、なるほど。
これがあの「Brother&Sistar」なのだ!と頷いた。
詩編を読む声。プログラムの進行は続く。

そして賛美歌。聖歌隊のBrother&Sistarはみんなパワフルで、歌詞は意外と簡単だったから、マスクでも少し声が出た。かなり久しぶりに唄う歌が、はじめての賛美歌。なんと麗しき…。
(外見は185のデカイだけの男です)

粛々と進むプログラム。聖歌も目前に映るカンペ的内容。やはりこれはラクチンなのです。

やがて牧師のお話へ。
寺の説教とは違い、以前集いし兄弟たちが各地で活躍する近況の紹介や、年始に起きたことがらなどを伝えていた。家族的な雰囲気。寺との違いはこれなのだろうね。外に向けた教えでは無く、一家内で共有し合う感じだ。

聖書引用した説教の中でも、誰かの名前と出来事で話すところは、外来者にとって一種異様に映るかも知れないが、身内として受け入れる方が楽なのだろうと感じた。

その後「主の晩餐」なるものが始まる。1片のパンと小指大の盃に入る赤ワイン?が巡ってくる。
(挙手制です。挙げなきゃ辞退になる)
参加してみようと思ったが、逆に信じるものこその儀礼と理解したので、私は見つめることにした。

神秘や奇跡というものは、信じる者によって特別な効果を得られるのだろう。また、「聖教者の出来事」として語られ救いや教えの真意を導く。
聖書はそれらのまとめ。教えの塊なのかな。そんなことを考えながら眺めていた。

その後、献金袋を柄に付けて席を周る方が来る。みんな小銭を入れている。私は、直前に渡された「ようこそ教会へ」の中に昼食券が付いていたのを確認していたので、昼食代として千円を入れた。
(昼食は300円ほどで飲み物付きだった)

礼拝が終わる頃に「今回初めて参加された方が…」と皆に紹介された。なるほど。読みがなが必要なワケだな。軽く会釈をして礼拝は終了した。

昼食へつづく。

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