スカイシティ豊洲ベイサイドタワー804 Vol.3 リノベーションの話②
シューズインクローク
熱い思いはカーペットだけではありません。動線、設備にもこだわりました。まずトップ画像の玄関を見てください。右手に玄関から出し入れできるシューズインクローク（以下、SIC）を新設しております。下記の白黒は分譲時の間取りで、色付けされているのが現況間取図です。
もともとは廊下側を出入口とする納戸となっておりましたが、当マンションは廊下もカーペットである必要があるため、外から運んだベビーカーやゴルフバッグ、またスーツケースなどを納戸に収納する場合、汚れが付着しかねません。毎回わざわざ持ち上げて運ぶのも面倒です。
せっかく高価なカーペットを選んだのに、汚れるきっかけを残したままにするのは"リノベ屋"としては解せない気持ちがありSICとしました。
パナソニック クラシックシリーズ タンブラスイッチ
スイッチを交換する際、いつもパナソニック・コスモワイド21を使用しますが、今回はスイッチにも気を配りタンブラスイッチにしました。レトロな感じがカーペットと織物調クロスと調和しますね。コスモワイド21よりも少し値段は張りますが、オススメの一品です。
和室を洋室へ 6帖
リノベーション前から床はカーペットとなっておりましたが、収納は押入のままで和室感が残ったままでした。
扉はパナソニックベリティスの折れ戸にし、クロスは薄めの青のシンコールのBA3339を使用。リビングと引き戸でつながる6帖の洋室となっております。
同洋室のこだわりは、この引き戸です。ガラス面が大きくなっていますが、一般的には面が木で覆われたものよりも高価なものになります（パナソニック・ベリティスHB型）。窓から遠い部屋にはなりますが、これによりバルコニーからの光も取り込めます。
LDK 16.7帖 エコカラットと開放的なキッチン
リビング片面にはINAXのエコカラット・ECP-630/TVT3を導入しました。エコカラットは調湿機能、脱臭や有害物質を除去する機能を保持しています。近年のリノベマンションではよく取り入れられていますね。
写真だと見えにくいですがエコカラット面にはピクチャーレールも付設しています。お気に入りの絵を飾っても良いかもしれません。
キッチンは、リノベーション前はシンク上部に吊戸棚があり、ガスコンロ背面は石膏ボードで覆われておりました。リノベーション前に内見した時はどこか閉塞感を感じる空間で、せっかくのリバービューもキッチンからだと何も見えません。
収納は少なくなってしまいますが、いっそのこと吊戸棚は新設せず、ガスコンロ背面も強化ガラスで覆うことで開放的な対面L字キッチンとしました。
キッチンブランドは人造大理石キッチンを最初に作ったトクラスです。
「トクラス？」って方は「ヤマハ」と聞けば分かるかもしれません。以前はヤマハリビングテックという社名でしたが、2013年に社名が変更になりました。
多くのブランドがワークトップを他社に依存していますが、トクラスは自社工場で製造しており、シンクまでシームレスの人造大理石となっております。よく見るのはワークトップが人工大理石でシンク内はステンレスってのが多いですね。
設備としては浄水器・食洗器も付加し設備グレードも充実した設計になっております。
洋室② 10.2帖
いわゆる寝室や書斎となるのではないでしょうか。茶系のクロスを用いて落ち着いた空間を演出しました。収納は大きいサイズと小さいのとで2箇所。
えっ、書斎？って思った方もいるかもしれませんが、上記写真右側に窪んだところがあります。約1200mmほど幅があり、ちょっとしたデスクとイスを置けば書斎スペースに早変わりです。
弊社ではそこまで窪んだスペースを確定させませんでしたが、私が見る限り書斎にするのが一番良さそうです。
2箇所の収納スペースの折れ戸はいずれもパナソニックベリティスシリーズです。
トイレ 洗面所 浴室
トイレはなんとタンクレス。リクシルのサティスSタイプです。同価格帯で高価なタンクレストイレを使用している会社はそう多くはありません。現在時点で同じマンションで再販されている物件もタンクレスではありません。
トイレに入るとピピッと音が鳴って蓋が開きます。そう身近なところだと新しい飲食店で見かけるアレです。壁面のボタンにて水が流せて開閉もできるのはトレンド仕様ですね。
独立洗面台はTOTOのエスクアLSシリーズの1200mmタイプ。こちらもワングレード上げた「きれい除菌水」付となっております。
きれい除菌水はTOTO社サイトの説明によると、水に含まれる塩化物イオンを分解して作られる除菌成分（次亜塩素酸）を含む水です。
除菌成分（次亜塩素酸）に薬品は使われておらず、時間がたつとまた水に戻ります。
歯ブラシから排水溝まで除菌でき、気になる汚れを除菌してくれます。
詳細はTOTO社サイトをご覧ください。
浴室はリクシルのリノビオVシリーズ。カラーはストーンモザイクダークを採用しサイズはゆとりのある1418となっております。
そういえばタワーマンション
そういえばここまで物件の外観をお見せしておりませんでした。内装にこだわりすぎて豊洲で最初のタワーマンションをお見せせずに終わってしまうところでした。
周りのタワーマンションと比べてしまうと小ささが目立ってしまいますが（地上24階建地下1階建て、総戸数125戸）、当時は周りにタワーマンションなどなく、本物件は大きくそびえ立つような姿だったのではないでしょうか。共用部にジムスペースやパーティールームなどはありませんが、逆に言えば「いつまでもリビングにいたくなる家」ならば別になくともよく、コンパクトで機能的なマンションであるとも言えるのではないでしょうか。
スペック
住所：江東区豊洲1-3-18
交通：東京メトロ有楽町線「豊洲」駅 徒歩12分
間取り：2LDK+SIC（シューズインクローク）
広さ：77.29㎡（23.38坪） バルコニー：13.53㎡（4.09坪）
ペット：飼育不可
インテリアコーディネーター：フォトグラファー：@fratto_pr
価格5,980万円→5,780万円（5/1変更）
お問合せ窓口
クレビアス株式会社 03-6712-2944
取引態様：売主
頭金0円、金利1%、期間35年の場合
ローン目安 163,161円/月 管理費 24,800円/月 修繕積立金 13,700円/月
