自分のキャリア・将来の自分に悩むすべての人へ。これがキャリアの正体です。
こんにちは!
CREVAS GROUP メディア本部のりんです。
今回は、取締役の澤田さんに
「社会人におけるキャリアとは?」
「CREVAS GROUPでのキャリアの歩み方」
についてインタビューしてきました✨
キャリアの考え方やCREVAS GROUPのメンバーになるとどういうキャリアの歩み方ができるのかなど、特に若い世代の方に見てほしい記事です!
■このブログで学べること
💡社会人におけるキャリアとは
💡自身に向いているキャリアの考え方
1. そもそもキャリアとは?
-澤田さんが考える「キャリアとは」を教えてください!
世の中一般的に言うと「職務経歴書に書く経歴そのもの」「どういう仕事をするか」「どういうポジションに就くか」がキャリアだと思いますが、私は「生き方そのもの」がキャリアだと考えています。
今の時代、仕事とプライベートは分けたいという人が多いですが、私は仕事とプライベートは分けられないものだと思います。例えば、仕事で良いことがあればプライベートでも気分が良くなりますし、仕事で良くないことがあればプライベートでも引きずります。逆も然りですよね。
もっと言うと、私みたいに上京した人が家を決めるとき、職場を決めてからその職場に通いやすい駅を探して家を決めますよね。先に家を決める人はほとんどいないと思います。そう考えると、仕事とプライベートは切っても切り離せないだと思いませんか?
-確かにその通りですね…!そう考えるとプライベートと仕事は深く絡み合っていますね。
1日が24時間あって、実働時間が8時間、休憩時間が1時間、家から片道30分の場所に住んでいたら出退勤時間が1時間、残業があれば残業時間が1〜2時間になり、仕事に関わる時間は12時間ほどになります。睡眠時間を8時間とすると、起きている時間の7〜8割は仕事に関わる時間を過ごしていることになりますので、仕事と接点がない時間の方が圧倒的に少ないですよね。そう考えると、キャリアとは生き方そのものなのではと思います。
2. マネジメント側か、プロフェッショナル側か、それ以外か
-一般的に言うキャリアには、どのような道があるのでしょうか?
人を動かして結果を出す、成長させる「マネジメント側」
自分自身のスキルのみを使って貢献する「プロフェッショナル側」
仕事をコツコツ積み重ねる「縁の下の力持ち側」
に大きく分けられると思います。
-大きく分けると3種類ある中で、澤田さんはメンバーのキャリアをどのように見極めているんですか?
1つ1つ挙げていくと細かすぎるので割愛するとして、これが全てではないけど最初にどこを見るかという一次選考的な視点で言うと、「その人の趣味嗜好」を1番に見ます。
20数年生きていれば、人を動かすことが得意なのか、自分が動くことが得意なのか、サポート役に徹することが好きなのかはその人が気づいているかどうかに関係なく潜在的に存在していると思います。ですので、面接時や入社後の1on1などを通して様々な質問や会話をしてその人の趣味嗜好を聞きながら適性を見るようにしています。
-好き嫌いが全てではないにしても、そういう視点で見ていることが意外でした…!
個人的な価値観ですが、私は「努力は好きに勝てない」と思っています。
好きではないものを一生懸命に努力しても、好きな人に勝つことはかなり難しいです。今世界的に人気な大谷翔平さんも、野球が心から好きだからこそあのレベルまで突き抜けられているのだと思いますし、世の中の突き抜けられている人は例外なく「好き」の気持ちが強いのだと思います。そういう意味で言うと、仕事においても好きなものを任せた方が結果的に会社の利益になると思いますし、その人の人生も豊かになりますよね。
強烈な成功はその人の強みからしか生まれないし、苦手なものは克服できたとしても強みになる日が来ることはないと思っているので、趣味嗜好を見ながら適材適所に当てはめていくようにしています。
-「自分は何が好きかわからない」という人向けに考え方のアドバイスはありますか?
「中学生までの自分は何が好きだったかを思い出す」と良いと思います。
中学生まではまだ未熟な部分が多く、相手のことを配慮せずに思ったことを口にしたり、純粋な気持ちで好きなことに取り組むことが多いです。しかし、高校生以降は「相手にどう思われるかな」「この子がこのポジションなら自分はここにしよう」みたいに社会性を学んで立ち回るようになります。高校生以降の自分は周りに配慮をして多少自分の本質を隠したり、偽ったりすることを覚えていきますので、自分のありのままで過ごしている期間は多くの場合は中学生までになります。つまり中学生のときまでに好きだったものが本質的に好きなものになるので、当時の自分は何が好きだったのかを1つ1つ紐解いていき、思い出すことで本来の自分に気づくことができるということです。
-私も中学生まではみんなの前に立って目立ったことをすることが好きでしたが、高校生からは空気を読んで行動するようになりました…。
中学生より高校生以降のときの記憶がより鮮明だと思うので、つい高校生以降の自分が本当の自分だと思いがちですが、実は中学生以前の自分が本当の自分で、その中に「本当の好き」が隠れている場合がほとんどです。
一言で「好き」と言っても、サッカーが好きとか、歌うのが好きとかそういう表面的なものではなく、「頑張った先に結果が出たときの達成感が好き」とか「先頭に立ってみんなに指示を出しながら勝利に導くのが好き」のような深い部分の好きを思い出すといいと思います。
例えば「サッカー部のエースとして実力でみんなを引っ張ることで結果を出していた」という人であればプロフェッショナルとして自分のスキルを突き詰める方が向いている可能性が高いですし、「野球部のマネージャーとして献身的にサポートすることに喜びを感じていた」という人であれば縁の下の力持ちとして周囲を支える役割が向いている可能性が高いです。
そのように「深い部分の好き」を思い出し、自己分析することで自分が本質的に好きなものに気づけると思います。
3. 2種類のキャリアの決め方
-澤田さん流のキャリアの決め方を教えてください!
キャリアの決め方には「キャリアは逆算で決めるもの」か「キャリアは偶然の連続で決まるもの(計画的偶発性理論)」の2つに分けられますが、私は後者の「計画的偶発性理論」で決まると考えています。
逆算は目標に向かってどのように山を登っていくかを決めていくという考え方ですが、計画的偶発性理論は川下りしながら川の流れやどの石にどのようにぶつかるかで下り方が変わってくるという考え方です。
例えば、その人にパートナーができて、収入等を安定させるために今就いている仕事に本腰を入れればその人のキャリアはある程度決まります。
また、とある仕事で成功させようと思って努力しても思ったような成功ができず、方向転換したときに遅れの法則によって思わぬ成功体験をすることがあり、これが自分に向いている仕事だと感じてキャリアを決めることもあります。
そのように、偶然が重なることでキャリアは決まっていくものだと考えているので、その人の状況や想い、好き嫌いに合わせてキャリアを決めていくようにしています。
4. キャリアコンサルティング制度でメンバーの想いにフォーカス
-CREVAS GROUPのメンバーはどのようにキャリアを決め、進んでいけるのでしょうか?
結論としては「自分の中に答えあるから自分と対話してください」になります。
一般的な会社だと、「〇〇さんにはこうなってほしいと思っています」「こういうキャリアプランを用意しています」が先にあって、その後に本人の意向を聞いていくことが多いです。もっと言うと、そのプランに当てはまるような活躍ができないとレースから脱落することもあります。
CREVAS GROUPの人数が増えていけばそうせざるを得なくなるとは思いますが、今の段階ではメンバーの意向や想いが先にあって、その想いを踏まえてメンバーが最大限活躍するためにはどうしていくかを一緒に考えて作り上げていくというキャリアを作り方をしていきます。そして会社への貢献と社会への貢献ができるような人材に育てていきます。そのために月に1回キャリア開発1on1を実施して定期的にメンバーの状況や想いを聞きながら最適なキャリアを考えていく機会を設けているという形です。
-あくまでメンバーの「好き」を尊重したキャリアを考えていくということですね!
そうですね。ただ、先ほども少しお話ししましたが「スポーツが好き」みたいな表面的な好きを尊重するわけではなく、「頑張った先に結果が出たときの達成感が好き」のような奥深くに潜む「好き」を尊重して一緒にキャリアを作っていくようにしています。
例えば、「私は野球が好きです」という人がいたとして、その人に私が「野球をしているときのどの場面で楽しいと感じますか?」と聞いたら「毎日の素振りの結果がヒットという形で成果につながったときが楽しいです」と返ってきたとします。その場合は、野球ではなくても何事でも「コツコツ努力を積み重ねた結果、1つの成果として形になることに喜びを感じるタイプ」になるので、仕事においても同じような取り組み方をしていきましょうという会話になります。
CREVAS GROUPの研修に対する考え方はこちら↓
5. 例外を除き、キャリアに逆転はない
-同世代の中で突き抜けたキャリアを叶えた人が脱落することもあるんですか?
結論、あります。が、それは例えば若くしてマネージャーになった人がそのステージで大きすぎる壁にぶち当たったときに諦めてしまい、自分から脱落したときに起こります。
私は基本的にキャリアには逆転はないと思っていて、漫画「カイジ」の鉄骨を渡るシーンを思い浮かべてほしいのですが、キャリアとはあの鉄骨の状況と同じです。前の人を追い抜くことは基本的にできません。ただ、前にいる人が恐怖心に勝てず楽になろうとして自分から落ちたり、恐怖から人に当たって脱落していくことで後ろの人に道が開けていきます。つまり、先に前に出た人にチャンスが最初に訪れ、後ろの人は前の人が脱落するのを待つしかないわけです。
質問の回答としては「脱落することはある」ですが、周りより先に前に出ることはとても大事なことだということも同時に伝えたいですね。
-早い段階で一定のライン以上の成功をすると楽になるのかなと思ってしまいますが、常に壁の連続なんですね。
スポーツでも同じですよね。陸上競技をしていて、インターハイで優勝した選手がいた場合、他の人からすると「あそこまで速いと楽しいことだらけだろうな」と思ってしまいがちですが、インターハイチャンピオンの選手にはそのレベルに達したからこその壁が訪れます。同世代から追われる側としてさらなる記録更新のプレッシャーだったり、次は大学・実業団選手の中でも戦う必要があったり、その競技力に達していない選手には見えない壁が常に続いています。一定のレベルに達して一時期騒がれていたとしても、大きな壁にぶつかって急に名前を聞かなくなる選手もいますよね。同じことが社会に出ても起こるので、どのレベルになっても常に鉄骨を歩き続けることになるわけです。
6. キャリアを作る上でメンバーにお願いしたいこと
-一般的な会社と比較するとメンバーへのキャリアにかなり親身になっていると思いますが、逆にメンバーにこうしてほしいという願いはありますか?
「自分の可能性・キャリアを諦めないでほしい」です。
もちろん入社初日から活躍してくれるに越したことはないですが、それを押し付けるのは違うと思いますし、仮に押し付けてその人が応えようと頑張ったとしても長続きしません。ただ、入社してしばらくうまくいかなかったり、しんどい時期が長く続いたとしても「諦めないでほしい」です。
メンバーが「自分には無理」とか「所詮自分なんて」と思ってしまうと、こちらとしては何もしてあげることができなくなります。どんなにチャンスを与えても、諦めている人からするとそのチャンスは苦痛でしかなくなってしまうからです。
-どのような状況でもファイティングポーズを取り続けることが必要ということですね!
そうですね。スキルはあるけど「所詮自分なんて」と思っている人より、スキルは何もないけど「絶対に成し遂げる!」と大きな夢を持っている人の方がなんとでもしてあげられるので、スキルに関係なく強欲なメンバーが増えてくれると良いなと思っています。
人はしんどいとき、大きな壁にぶち当たったときに、本能的に自己防衛本能が働いて無意識下で自分を守ろうとします。そうすると、「あの上司が良くない」「この会社はおかしい」と何かのせいにしようとします。もっと言うと「目標が高いから低くするべき」「今でも十分頑張っている」と思い込み始めます。これは本能的に起こることなのでしょうがない部分もありますが、自己防衛本能が働きそうになったときにグッと堪えて向上心を忘れないようにしてほしいです。そうすることで、先ほど遅れの法則について話しましたが、少し遅れて成果が出るような成長を遂げることができるので、きつくても頑張り続けてほしいと思います。
-私もしんどいときは自己防衛本能が働きがちなので、今回のお話を胸に秘めて今後も頑張りたいです!!
世の中を見渡すと、お酒を飲みながら会社や上司の愚痴を言ってストレス発散している社会人を多く見ます。ですが、そのような人たちも社会人になるときはお酒を飲みながら愚痴を言う自分になることは想像もしていなかったと思います。少なからず希望を持って「たくさん稼ぐぞ」「良い家に住むぞ」のような想いで社会人になったと思います。自分を諦めた結果、愚痴が出る自分になっているだけなので、ファイティングポーズを取って自分の想いを叶える社会人になってほしいですね。
7. 最後に
-最後にCREVAS GROUPのメンバー、そして日本の若い社会人の皆さんに向けて一言お願いいたします!
「自分の可能性を諦めないでください。」
「自分のキャリアを諦めないでください。」
今、この瞬間に自分自身に挑戦することが、必ず今後の人生を大きく変えます。当たり前ですが、成功には苦労がつきものです。部活で結果を出すときも、高校・大学に合格したときも、必ずしんどい時期や耐え難い困難があったはずです。自分の想いを叶えるため、一緒に手を取りファイティングポーズを取り続けましょう。
今いるメンバーと共に頑張ってくれるチャレンジャーをお待ちしています。
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