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上高地に咲く花・その2

先月5月29日、30日の二日間上高地で景色を見たり、この時期に咲いている花を見たりして楽しんできました。
先日、上高地で咲いていた白い花ばかりを集めて記事を掲載しました。

その続編として白以外の花をご紹介しようと思います。

★ミドリニリンソウ

普通に景色を見ながら時々足元の花を見るような散策ではよほど幸運がない限り見つからないと思います。私の経験上では明神から徳沢の間で、ニリンソウが比較的群れをなして咲いているようなところをを丹念に探すと見つかる確率が大きいです。そうは言っても今回見つけたのはこれだけでした。見た人は幸せになるということですので見つかると思わず声を上げてしまいます。

★ラショウモンカズラ

この時期に上高地に行くといたるところで咲いているので必ず見ることができます。
よく見ると斑点のある花弁の縁に短い白い毛が生えています。
不思議な名前なので由来などを調べたことがありますが、その由来からこの花の名前が付いたということが想像ができなかったので、名前の由来自体は忘れてしまいました。

★クルマバツクバネソウ

クルマバというのは葉っぱを見ればわかるように花を中心にして車輪のように広がっているからでしょう。この花が衝羽根に似ているかというとちょっと違うかもしれないけれど無理に見立てられないこともない感じですね。それにしても不思議な形の花ですね。
上高地では明神から徳沢の間でかなり咲いているのでこの時期ならば必ず見られると思います。

★レンゲツツジ

今年は暖かかったのかレンゲツツジが咲いていました。まだ多くは蕾でしたが、咲いている花も多くありました。上高地でレンゲツツジが美しい場所は田代湿原、その次は岳沢湿原ということになります。6月の晴れ間に行くと美しい景色が見られると思います。写真は田代湿原で撮ったものです。

★ベニバナイチヤクソウ

河童橋から田代橋の間の梓川沿いで多く見られます。この川沿いは本当に観光客の散策道で大勢の人が歩いています。多くの観光客の方は穂高連峰と梓川の景色を写真に収めることに夢中ですが、足元にベニバナイチヤクソウが咲いているんです。ほとんどの方が気付かずに歩いています。

★エゾタンポポ

上高地でもあちこちでタンポポを見るのですが、多くが西洋タンポポです。でも在来種も咲いているのです。このタンポポがエゾタンポポなのかいまいち自信がないのですが、上高地にはエゾタンポポが咲いているということを聞いたのでそうなんじゃないかと思っているわけです。

★ミヤマムラサキ

この小さなワスレナグサのような花は河童橋から明神、明神から徳沢に向かう道では普通に咲いているのを見ることができます。特に明神橋近くではかなり群を成して咲いていました。
かわいらしい花ですね。

上高地では白い花以外にもいろいろな色の花が咲いています。

私が撮ったのではこの他にテングクワガタ、ヤマガラシ、コイワカガミなど白以外の花もあったのですが、テングクワガタは小さくてピンボケになっていたり、ヤマガラシとコイワカガミはちょっと遠すぎて記事に載せられないなと思い割愛しました。

上高地は景色を見ながら歩くだけではなく、花も見ないと損です。
そして梅雨入り前が花も景色も一番おススメです。


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