エキウム・ウィルドプレッティ
昨日、バラを見に平塚市にある花菜ガーデンという植物園に行きました。
さまざまなバラが満開の見ごろを迎え、十分に堪能しました。
しかしながら、この花菜ガーデンはローズガーデンだけではありません。
広い敷地に様々な植物が育てられています。
その中で、異彩を放っている植物がありました。
「エキウム・ウィルドプレッティ」という植物。
私はこの植物をここ以外で見たことがありませんでした。
この花、大西洋のカナリア諸島の亜高山帯で、乾燥した場所に自生している花とのことで、寒さと乾燥に強いけれども暑さと湿気に弱いということでうす。
つまり日本に適した場所はないということです。
ですから、日本では夏に死んでしまうのでしょうね。
大きさは2mほどあるでしょうか。そこに無数の赤い花がらせん状になって咲いています。
神奈川県も夏は猛烈に暑いし、湿度も高いので、この花が夏を過ごせることはないはずです。どうやって育てているのでしょうね。
外国の花でも古くから日本に来て育っていると、和名があるのですが、この花はエキウム・ウィルドプレッティと表示されていました。
なんとなく馴染めませんね。
牧野博士もこの花を知らなかったのかもしれませんね。