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【 CREATOR INTERVIEW 】#044 medel designさん

CREPOSはクリエイター様向けのポートフォリオ機能に加え、VRやARなどのXR制作を応援する「CREPOS XRサポートプログラム」などを運営しています。
このコーナーでは、注目のクリエイターさんの活動内容や創作の原点などをインタビューしています♪


#044は、グラフィックデザイナー・キャラクターデザイナーのmedel designさんです。

キャラクターだけではなく、グラフィックデザインや「子どもの文字を残すサービス」の運営など、幅広くご活躍中のmedel designさん。
今回は、活動を始めたきっかけや制作へのこだわりなどについて、詳しくお話をお聞きしました。

【PROFILE】
medel designさん(@medel_design
千葉県 出身/かに座
medel designとは名前の通り、一過性の流行ではなく、クライアント・エンドユーザーから大切に長く愛(め)でてもらえる、大切にしてもらえるデザインを目指しています。ころころ、もちもち、ふわふわなゆるいキャラクターデザインが得意です。猫とごはんと車が好き。KODOMOJIを運営しています。
■尊敬するクリエイター
モフ缶さん、佐藤ねじさん
■受賞歴
青森県司法書士会様 公式キャラクター グランプリ受賞
■普段よく使用しているツール・アプリ
Illustrator

Q.現在のクリエイター/アーティスト活動について教えてください

グラフィックデザイナー、キャラクターデザイナーどちらとしても活動させていただいております。
HPやSNSからお仕事いただいたり、オリジナルキャラクターのLINEスタンプやグッズの販売も行っています。また、今しか書けない子どもの手書き文字を形にするKODOMOJI(こどもじ)というサービスも運営したり、愛車をイラストにするというお仕事もさせていただいております。

Q.クリエイターとしての活動を本格的に始めたきっかけはなんですか?

体を壊して会社を退職したことがきっかけです。

苦しくて辛い体験を絶対に活かしてやると思って作ったのが胃腸ちゃんでした。その時は負の感情でしか続かなかったので、体調が良くなると胃腸ちゃんの活動もストップしましたが、最近余裕が出てきたため、また向き合ってみようと思ってSNSに投稿をしています。

Q.初めて本格的に活動をした時の作品はどのようなものですか?

胃腸ちゃんです。
この時は方向性が定まらず色々試してはやめ、試してはやめてを繰り返していました。

Q.制作している作品のコンセプトやテーマがあれば教えてください

クライアントワークではない自分発信のキャラクターデザインである場合は、マイナスだと思われていることを強みに変える。経験を活かすことです。

Q.制作の上で信念や大切にしていることがあれば教えてください

クライアントやエンドユーザーがいてこそ、いただけるお仕事なので、「自分」だけが表現したいものになっていないか、クライアントの課題・悩みを解決するためのものということを忘れていないかということは必ず振り返るようにしています。
クライアントがいない自己表現する場のものであれば、誰かを傷つけるものになっていないかというのは気をつけています。

Q.クリエイター活動を通して、自己実現できたことや問題解決できたこと、達成できたことはありますか?

仕事の種類・内容問わず感謝してもらえることが一番嬉しいので、そういう点であれば達成できているのかもしれません。

姪っ子が生まれてからは姪っ子に自慢できる仕事をするぞ!というのが一つの目標でもあったので、子どもの学習ドリルのキャラクターデザイン・ドリル本体のデザインを制作させていただいたことでひとまずその目標は達成することができたかなと思っています。

姪っ子は今年3歳になるのですが、大きくなった時に使ってもらえると嬉しいです。それまでにもっともっとよりよいものを提案、制作できたらなと思っています。

Q.活動の中で苦しかったこと、挫折などはありますか?

それはもう思い出すのも苦しいほどのことが数えきれない程あります。ぎゅっとまとめたとて何日あっても足りないくらいの愚痴になってしまうので、内緒です(笑)

でも、胃が痛くならなければ胃腸ちゃんも生まれなかったし、薬局での待ち時間もなければヤッペンも生まれていないし、体を壊さなければ今こうして活動することもできませんでした。

苦しい思いや挫折を経験したからこそ、今があると思っているので成長、勉強する機会をもらえて感謝しています。

Q.活動を通して、生活が変化したことなどはありましたか?

いろんな経験をキャラクターデザインとして活かせるようになりました。

胃腸ちゃんは胃痛で苦しんでる時にできたキャラクターですし、はんちゃんは白米しか食べないという友達の子どもの話を聞いて、他のものと一緒に食べるきっかけになればと思ってできたキャラクターです。
胃腸ちゃんは胃が痛いという事実だけを見るとマイナスですが、キャラクターにすることで同じように悩んでいる人から共感の声をいただけることができました。

一時期、体の不調がいっぺんに来て、いろんな病院でいろんな薬を処方されたため、調剤薬局で30分以上待ったことがありました。その待ち時間、子どもはおもちゃやアニメで楽しめますが、大人も楽しめる何かがあればいいのになと考えつつ、紙の袋に入った薬を受け取った時にヤッペンを思いつきました。「こんなに待たせやがって!」と怒ってる人もいましたが、私はその待ち時間がなければヤッペンを思いつくこともできませんでした。

前まではとてもマイナス思考で【嫌な出来事=嫌な出来事】でかなかったのですが、もしかしたら嫌な出来事も何かに活かせることってあるんじゃない?と考えられるようになり、今では嫌なことがあると「おっ、ラッキー!嫌なことだ!仕事に活かせるかも!サンキュー!」と心の中でふざけるくらいポジティブになりました。活動を通して精神的な面が変わり、その結果、生活も変化した、ということになるのかもしれません。

Q.青森県司法書士会様 公式キャラクター グランプリ受賞作品の制作のこだわりを教えてください

シンプルであること、誰が見ても青森県のキャラクターであることを一番に考えております。

また、デザインの中に【人に話したくなるポイント】【見る人に考えてもらう部分】、この2点を作るということを意識し、制作しました。

あたまの下部は司法書士の先生がつけるバッチに描かれた五三桐の葉なのですが、なかなか「五三桐の葉」という言葉を耳にする機会は少ないと思います。それをプラスに考えて「実は司法書士の先生がつけているバッチは五三桐の葉といって、たすけりんごはその葉っぱの部分と青森県を合体させた形なんですよ」とクライアントとエンドユーザーの会話を生みやすいようにしました。

それを聞いたエンドユーザーが「このキャラの形って何か知ってる?実はね…」というように他の人に話す、自然と宣伝してもらえる狙いもあります。

Q.現在力を入れている活動があれば教えてください

SNS活動を全くしていなかったので、X(旧Twitter)を中心にキャラクターやイラスト、過去の製作実績の紹介投稿することに今は一番力を入れています。

Q.これからやってみたいことはありますか?

車関係のお仕事がしたいです!
これまでに車をイラスト化するお仕事や、個人制作として車をキャラクター化したり、プラモデル風イラストにする活動をしています。車好きの人がもっと増えて欲しい、素敵な車をもっと知って欲しいので、そんなお仕事ができたらなと思っています。

あとは今までやりたいと思っていたけど、自分の技術不足のせいで避けてきた4コマ漫画や動画などに挑戦したいと思っています。

オリジナルキャラクターのポップアップストア出店、イベントの出展、ヤッペンだったら薬局やお薬関係の企業様とのコラボなどやってみたいです。

他にもお子様向けに絵本やシールブックなどもやりたいので、お仕事大大大募集中です!

PRがあればどうぞ!

個人様・企業様どちらのご依頼も大歓迎です!ご予算がお決まりでしたらその中で出来ることをまずはお伝えすることもできるので、いつでもお気軽にご相談ください。


今回はフリーランス・イラストレーターのmedel designさんにお話を伺いました。

筆者はmedel designさんの「胃腸ちゃん」が大好きなのですが、あの可愛いフォルムの裏側にご自身の体験が隠れていたことを知り、とても嬉しくなりました。素敵なお話、本当にありがとうございました!

他のクリエイターのみなさまにも、このインタビューがぜひ参考になれば幸いです。

今後もこちらのコーナーでは、CREPOSで活躍するクリエイターさんをインタビューしていきますので、次回もお楽しみに。

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