2016.1.15 作曲メモ
★キャスト
人魚姫):髙橋絵理さん
サラ王女(@隣の国):藤田美奈子さん
ハンス王子:新津耕平さん
ベリオール(魔法使い):古橋郷平さん
★プロット
前奏曲
起:魔法使いから薬をもらう→足が生える(2重唱)
承:海辺で王子と出会う(2重唱)
転:隣の国の王女と王子が結婚(4重唱)
結:短剣で王子を殺すことができず人魚姫は死ぬ(アリア)
→どこかに間奏曲?
目安:約10分ずつで計60分くらい
★使いたい設定(案)覚書
・原作やルサルカとは違って、この人魚姫は喋りたいと思います。オペラだからです(笑)。
・「誰かに愛されたい(=王子と結婚しないと自分が死ぬから)」ということではなく「自分が誰かを愛する(=無条件に愛を与える?)」ということが、「人間の愛」であり「生きる」いうことではないか?と、人魚姫が最後に分かるようなそんな感じを描きたい。
・王子を殺せないのは、人魚姫が王子を愛しているから。
・人魚姫は最後に泡にならず、自分で短剣を刺して死にます。(偶然JULIETと同じ設定だが…。)要検討。
・だから人魚姫の「死」は悲しい終わりではなく、人魚姫は「人間の愛」を自分も体現することができたという幸せに包まれた「死」にしたい。
・王子は、誰にでも優しい人がいいかもしれません。
・魔法使いは美しい人魚姫を手に入れたい(=美を留めておきたい)と考えており、めっちゃ口説きます。[転]の時にも「この短剣で殺せば、人魚に戻れるよ」と短剣を渡すのも、この魔法使い。エリザベートのトートみたいな感じがいいですね。スカルピア的な感じでも良いですね。でも人魚姫はなびかない上に、幸せな「死」によって永遠に手に入らない存在となる。
・隣の国の王女は、この魔法使いの手の者でも良いのかも?逆に悪役ではなく、純真な感じでも良いかも。
★前奏曲〜起:魔法使いから薬をもらう→足が生える(2重唱)
・嵐の音楽→人魚の歌→起:「…で、その歌と引き換えに…」
★転:隣の国の王女と王子が結婚(4重唱)
・短調と長調が混ざり合う4重唱が使えないか。
・バルトークなどの復調をよく研究すること
★結:短剣で王子を殺すことができず人魚姫は死ぬ(アリア)
・葬送行進曲だが、喜びに満ち溢れた感じとかどうか。