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【クレモナ通信】第10号 2020年5月4日 月曜日

1.今週の一言


 おはようございます。
 新しい週が始まりました。今週もどうぞ、クレモナをよろしくお願いいたします。
 世間では、先週もコロナのお話ばかりでした。そんな中、クレモナでは自粛期間に、しっかりと自分たちのスキルを上げるべく毎日を過ごしていこうということになり、メンバーそれぞれが、それぞれのSNSで練習の動画を公開しております。
 たくさん時間があるのでしっかりと練習ができる。このコロナが終わった後はとてつもなく上手になっているはずです。ということで、今のクレモナの大切なキーワードは【時間】です。
 今週も時間を大切に一日を過ごそうと考えております。


2.注目の世界のニュース

このコーナーは私の見たニュースで特に気になったものをセレクトして、ランキングにし、独自の意見で解説しているコーナーです。


5)SpaceXは今年度中にサービス開始らしい


 実はすでに200機以上が宇宙に飛んでいるみたいです。正確には地球の表面に合わせて落下し続けているみたいですが…。(この話はまたにします)
 この分野当面、SpaceXの独り勝ちが続きそうですね。その後続くのは、Amazonか中華勢が同様に打ち上げをしていくとの噂を耳にしています。まずは北米では年内にブロードバンドサービスが始まり、世の中は劇的に変化していきそうです。
 個人的には自動車の自動運転化がすすんで、自動車の登録台数が劇的に減少したら、環境にも良いだろうし大歓迎です。


4)医師会、楽天のPCR検査キットに懸念を発表する

 この検査キットで個人が勝手に検査を始めるのことに医師会が反対しています。医療崩壊を招く恐れがあると言えばそれまでですが、こんなの医師でなくても簡単にできるんだからもう少し開放してもよいと思うのに…。医師会ってとんでもない圧力団体なのかもしれません。でも、与党にとっては集票団体です。手厚いですね。今は検査を増やしていく。そういったフェーズになっていると思うんだけど…。
 しかし、この発表後、三木谷氏は叩かれまくりました。でも、本人はそれなりの正義感でやっているので、これまた始末が負えないですね。また、飲食業界には集票するような団体がないので、今回は切り捨てられそうです。立候補してやろうかと思ってしまいます。


)新幹線の利用者8割減、未来予想図

 JR東海、会社存続の危機が迫っている状況です。これ、自粛が緩和されればすぐに戻るのでしょうか?特にドル箱路線の東海道新幹線からの収益を当てにして、リニア新幹線という意味不明なものを建設中なので、相当な痛手だと思います。
 コロナの影響で世間はリモートワークを一気に加速しております。そうなると新幹線の利用する必要が少なくなりそうで、これからのスマートな社会というのに、もう馴染まない存在かもしれません。


2)ラボットがめっちゃ売れています

 一体、30万円もするおもちゃのロボットです。どうしてこんなものがめっちゃ売れているのか知りませんが、私の周りで購入した人はまだ誰もいません。
 でも、これはSonyのアイボよりも断然優れているらしいです。こういったロボットっていくら可愛くても、最先端であったとしても、普通の人はすぐに飽きてしまいます。でも、ラボットは違うらしいです。もし、人を飽きさせないロボットだとしたら、これまた凄いですよね?
 誰か買って少しでよいので貸してくれないかな???


1)自粛期間延長になるらしい

 どうやら、国民に強く呼びかけた自粛期間を延長するとの話が出ています。今回非常に残念なのは、政府の決断が遅く事前に首相サイドは情報を意図的にもらして、国民の様子をうかがってからの発表という手段がとられています。こういった慎重な手段は平時には有効ですが、緊急事態という性質上、速やかに決断してほしいと私は思っています。
 ちなみに自国通貨建ての国債で、政府が破綻しないことは財務省も理解しているので、こんな時こそ国債を発行してほしい。GDPが25%も毀損するかもしれないこの時に、真水で150兆円くらい出したらと思っています。
 このままではコロナの死者以上に、人が死ぬかもしれない不安でいっぱいです。


3.注目の音楽のニュース

 広く音楽全般のニュースについて、私の意見をランキングにしました。


5)ドイツ、コロナ給付金、詐欺によって100億円の被害

 日本でも、給付金がたくさんあって演奏者としてもコーヒー焙煎士としても是非とも利用してみたいと考えておりますが、なかなか条件には合わないので断念。でも、世界ではサイバー攻撃が激化し大混乱。さらにドイツでは給付金の詐欺の被害が甚大みたいです。
 ドイツではフリーランスの演奏家にも給付をしているので、非常に敷居が低く、そうりゃー詐欺も広がるだろうなぁ~。
 本当に今困っている人に最大限の支援ができる社会になればよいと思う。こういうのって、政治家や官僚が制度設計してもよいものにならないと、今回私たちは学習しました。


4)映画『白い暴動』をネット配信で見た

https://bit.ly/2YpCuSZ

 この映画、多くの人に見てもらいたいと思っています。今の時代、映画館で見ることができないので、ネット配信だけの公開になっています。こうなると、コロナ禍の後でも映画館でみるより、ご自宅で楽しむのが主流になりそうです。
 また、ネット配信だけで映画の興行が成り立つとしたら、興行の在り方も大きく変わっていきそうですし、無名な新人などの新入障壁が低くなることはいいことです。
 いずれにしても、わざわざ映画館で見なければいけないというスタイルから変化しそうですし、自宅で最新作の映画を見るという、こういった視聴習慣はなくならないのかもしれません。


3)スターツ・オーパーの新シーズン(9月から)発表

 こういった時期ですが、オーストリアは秋からは経済活動や文化活動もしっかりと始めていくということでしょうか?日本では、自粛を要請されていますが、出口について何も言っていないのが非常に不安になっています。
 こういった遠くない明るい未来について政治家さんには発言してもらいたいと思います。
 しかし、スターツ・オーパーのプログラムは無難な路線が目立ちます。オペラ通というよりかは、一般の観光客を相手にしている演目に思えてなりません。これで、来シーズンが成功するのか注目ですね!


2)ベルリン放送交響楽団、来シーズン公演予定を発表


 オーストリアに続いて、ドイツでも、来シーズン(9月から)のプログラムを発表。ヨーロッパはやる気満々みたいですね。
 注目は、首席指揮者のユロフスキが指揮をするストラビンスキーの特集。普段聞かないようなマニアックな曲をしっかりと演奏するのでこちらは非常に楽しみです。
 ベートーベンイヤーの今年にストラビンスキーをもってくるところが他との差別化。広範囲な演奏に期待を寄せています。


1)スポティファイ、有料会員激増

 何かと話題の多い『スポティファイ』ですが、コロナ禍の影響で非常に売り上げているみたいです。何と有料プログラムが1億人を上回っています。
 このままだとしたら、スポティファイの独り勝ちになりそうです。
 さらにスポティファイは「ポッドキャスト」への投資を増大させています。ストリーミング配信の成熟化が進んできている今、ポッドキャストが音楽業界の売り上げに大きく影響を与えると予想しているのでしょう。アーティストもポッドキャストをプロモーション手段として重要視するトレンドに今後は加速していくかもしれません。


4.クレモナの活動日記

 このコーナーはクレモナの活動についてお話をします。

1)クレモナの練習
 水曜日は、あやめとふたりでの練習になりました。久しぶりに二人での練習。とってもよい感じで練習ができたので何より。YouTube用の動画もしっかりと収録できました。新しいクリエーションにむけて頑張ります。

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2)新しい動画配信も順調
 クレモナではYouTubeの配信をしっかりと頑張っております。自粛が続く毎日で、なかなか皆さまにお会いできないので、クレモナではYouTubeの配信を頑張ることにしております。
 新しい動画もなるべく毎日アップできるよう編集作業も頑張っております。良かったら見てくださいね。


3)新しいTシャツのデザインを入稿
 これでようやくTシャツを注文することができました。5月半ばには新しいTシャツを着ての動画を収録できるようになりそうです。こちらも楽しみにしていてくださいね。


4)久しぶりに3人での練習
 自粛が続いていますが、演奏家にとって練習は大切なお仕事です。そんな私たちは久しぶりに日曜日、三人そろっての練習を行いました。
 生配信とかポッドキャストなど多くの演奏家が取り組んでいますが、私たちのスタイルには馴染まないし、きっとこれからもしないと思います。やっぱり演奏は空気を振動させて共感しながらするものだって、強く実感しました。

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5)土曜日は、ボランティア出演
 地元『池田市の輪』さんのFacebookグループにボランティア出演をしております。毎週土曜日の夜7時から一時間の生配信です。
 皆さん、自粛疲れで大変だと思います。そこで多くの人とネットを使ってですが、つながっていければと出演を決断しました。
 本当に、クレモナは池田市の皆さまに支えてもらっており、多くの皆さまのお陰で活動ができております。日頃できない恩返しのつもりで、がんばります。
 ぜひ、みてください。


6)ウェブカメラを購入
 動画の配信を考えたときにやっぱりいい音で動画を撮れるカメラを欲しくなりました。画像もそうですが、やっぱり良いもので配信したいと考えております。
 公開練習の生配信も新しいカメラで配信できるように頑張ります。


5.クレモナの楽器について


☆本日もバンドマスターぴかりんがお届けします。☆

読者の方から頂戴したご意見で、「それぞれの楽器のクレモナでの役割を教えてほしい」というものがありました。
わたくしのファゴットの役割は、そんじゃそこらのファゴットとは正直言って運動量が違います。

◆普通のファゴットの使われ方です。

https://youtu.be/a2bkhwEaz9g

イベール:「3つの小品」/ル・ヴァン・フランセの演奏

わたしたち木管楽器のアンサンブルの基本は「木管五重奏」です。フルート・オーボエ・クラリネット・ホルン・そしてファゴットです。この演奏は『ル・ヴァン・フランセ』という、フランス人の演奏家(みんなオーケストラの首席奏者レベルです)の五重奏で、このイベール:「3つの小品」はいわゆる『お得意』だと思います。ちなみにこのファゴットはファゴットではなく(フランス式の)バソンです。

この曲は音楽関係の学生が木管五重奏を組んだり、授業でやらなければならない、となったときに必ず取り上げられる曲です。わたしはだいたい暗譜で吹けます。さて、わたしは一体どういう動きをしているでしょうか!?となったときに、ほとんどと言っていいほど聴こえないですよね。バソンの動き。だいたい聴こえるのはフルートかオーボエです。
そうなんです、基本的にはアンサンブルの中で伴奏形を与えられ、それを演奏します。目立つような動きがまわってきたとしても、あくまでも伴奏なんです。

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