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スーパーラグビー:トランスタスマン大会・順位予想

0.トランスタスマン大会 スケジュール

画像1

※トップ画像はハイランダーズのTwitterアカウントの画像より引用させていただきました。
※上の試合スケジュール画像追記:
5/30 ハイランダーズVSレベルズ 試合会場はニュージーランドのクイーンズタウン(下ツイート参照)


上の画像にてトランスタスマン大会のスケジュール・会場が確定しました。また、NZ-AU間の渡航制限が解除されたことにより、上記スケジュールに合わせた選手のあわただしい移動も可能になっています。

ただし、AU-NZ以外の国からの渡航については例外なく14日の隔離が要求されます。そのため、サバティカル休暇を利用して来日していた選手たちは原則不参加になります。

1.トランスタスマン大会とは?

シンプルにオーストラリアのチームとニュージーランドのチームの交流戦です。各5チーム同士で対戦する形式ですね。

covid-19流行下での状況が作り出した対戦形式なので、2022年は5+5+新規に参加するフィジードルア・モアナパシフィカの12チームで総当たり戦になるかもしれません。(詳しくは下記事を参照すると分かりやすいです)

そこに日本のトップリーグの上位2-3チームが入りこめれば日本代表にとっても強化になると思いますが、これはワクチン接種次第になりそうですね。

2.トランスタスマン大会-順位予想

トランスタスマン大会は国籍の違うチームと各1戦・計5戦試合をやり、上位2位のチームで決勝を行う形式です。
つまり対戦数が少ない分得失差で順位が大きく変わる可能性もあります。

1~3位:ブランビーズ・レッズ・クルセイダーズ
4~6位:フォース・チーフス・ブルーズ
7~10位:ワラターズ・レベルズ・ハリケーンズ(+)・ハイランダーズ

が現在の筆者の予想です。もちろんアップセットはどこかで起こると思います。決勝はクルセイダーズVSブランビーズが一番可能性が高いと思います。

ここから攻撃・守備・セットプレー・規律を10点満点で独自の偏見で点数付けしてみています。攻撃・守備は得失差と、観戦していて押せているかどうかを見ています。
セットプレーはスクラム、ラインアウトの精度を見ています。例えばレッズはスクラムだけなら10/10ですがラインアウトは6/10なので総合的に8点/10点という点付けをしています。
規律はペナルティ、カードですね。

1~3位:ブランビーズ・レッズ・クルセイダーズ

●ブランビーズ(攻撃8/守備8/セットプレー8/規律6)
AU戦2位。レッズ戦のみ敗北、他チームには全勝。
ポジティブ:けが人が少ない、シリーズを通して好不調の波が少ない
ネガティブ:No8ピート・サムの離脱。

●レッズ(攻撃9/守備7/セットプレー6/規律8)
AU1位。ブランビーズ戦はいずれも後半に逆転。
ポジティブ:オコナーが好調。去年と比較して規律が向上。
ネガティブ:CTBハンター・パイサミとジョーダン・ペタイアの離脱。SHテイト・マクダーモットが東京オリンピックを目指すかも。

●クルセイダーズ(攻撃9/守備9/セットプレー9/規律6)
NZ1位。FW陣の選手層の厚さは健在。
ポジティブ:ケガ人の少なさ・モウンガが比較的好調。
ネガティブ:今年はペナルティが多い傾向があるのでそこから足元をすくわれる可能性あり(チーフス・ハイランダーズに負けたようにレベルズのようなPGで得点を積み重ねるチームに負ける可能性はある)

4~6位:フォース・チーフス・ブルーズ

●フォース(攻撃5/守備8/セットプレー7/規律9)
AU3位。AU1位のレッズ相手にアップセットを演じるなど接戦での勝負強さが光る。
ポジティブ:元オールブラックスのカフィ、スラッシュが健在なのでNZラグビーの情報がやや多めに入ってくる
ネガティブ:得点力の低さ

●チーフス(攻撃5/守備7/セットプレー9/規律8)
NZ2位。フォース同様接戦に強い。ダミアン・マッケンジーにかなり依存している状況を打破できるかが鍵かも。
ポジティブ:ダミアン・マッケンジーが好調。若手の成長が著しい(アクオイ、クィンパエア、ロウなど)
ネガティブ:ダミアン・マッケンジー頼みから脱却ができていない。走力に長けたWTBナナイ=セツロは東京オリンピックを目指すため不参加。

●ブルーズ(攻撃8/守備6/セットプレー8/規律6)
NZ3位。FW陣・特にPR・HOの選手層の厚さは脅威。
ポジティブ:BK陣で特に、WTB AJラム・FBサリバンの成長が著しい。
ネガティブ:WTBケイレブ・クラークがラグビー7人制NZ代表として、東京オリンピックを目指すため、トランスタスマン大会は不参加。LOトゥイプロトゥの戦線離脱。

7~10位:ワラターズ・レベルズ・ハリケーンズ(+)・ハイランダーズ

●ワラターズ(攻撃6/守備5/セットプレー6/規律6)
AUで未勝利。NZ戦で初勝利を目指す。ネッド・ハニガン、マイケル・フーパーの穴は埋められていない。
ポジティブ:戦線離脱している選手はほとんどいない。
ネガティブ:リーダー不在(マイケル・フーパー)

●レベルズ(攻撃5/守備7/セットプレー8/規律8)
今年は僅差での敗北が多く4位に沈む。
ポジティブ:FW陣の強化(ポネ・ファアムシリの台頭)
ネガティブ:リース・ホッジ、アンドリュー・ケラウェイの離脱

●ハイランダーズ(攻撃7/守備6/セットプレー8/規律7)
姫野さんが加入したチーム。NZの中でも異色の戦い方を見せる。FW陣が強めのチーム、スコットランド代表みたいな戦い方をする。
ポジティブ:姫野がNZ大会・チームに順応できている。
ネガティブ:主力の大半がケガによる離脱(FLリアム・スクワイア、SHファカタヴァ、WTBコナー・ガーデンバチョップ、FBジョシュ・イオアネ)

●ハリケーンズ(攻撃7/守備7/セットプレー6/規律8)
NZでは最下位に沈むものの、デイン・コールズが奮闘。BK陣が強めのチーム。
ポジティブ:SOルーベン・ラブの成長が著しい。
ネガティブ:TJペレナラ、アーディー・サヴェアの離脱


全体的に順位の傾向はAUとNZで差はつきにくいと予想しています。主力を休ませる余裕があり、控え選手も実力があるチームが上位になると思います。レッズ・ブランビーズ・クルセイダーズが該当します。
逆にハイランダーズのように怪我による離脱の多いチームはNZの方がレベルが高いとしてもやはり苦戦するでしょう。

3.姫野選手の所属するハイランダーズの試合スケジュール


■試合スケジュール(確定)

5/14(金) NZT 19:05~ (日本時間 16:05~) VSレッズ  場所:ダニーディン

5/21(金) NZT 21:45~ (日本時間 18:45~) VSフォース 場所:パース(AUS)

5/30(日) NZT 12:00~ (日本時間 9:00~) VSレベルズ 場所:クィーンズタウン

6/5(土) NZT 19:05~ (日本時間 16:05~) VSワラターズ 場所:ダニーディン

6/11(金) NZT 21:45~ (日本時間 17:45~) VSブランビーズ 場所:キャンベラ

なお、試合そのものはWOWOW(オンデマンドでもTVでも可能。オンデマンドは生放送)にて観戦が可能です。5/30(日)の試合のみ、WOWOWでは11:25からになっています。



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