WEBディレクターのたまごからにわとりへ
澤岻 和乃
2023年度新卒入社。大学時代は国際交流学部にて経済学を専攻。コロナ禍でWEB業界に興味を持ち、大学と並行しながらWEBデザインのスクールに通う。現在は大手飲料メーカーに常駐し、主にキャンペーンサイトやコーポレートサイトの制作ディレクションを担当。
初めまして!2023年度新卒入社の澤岻 和乃と申します。
ありがたいことに今回このnoteの執筆をご依頼いただいたのですが、入社前の澤岻も先輩方の記事を隅々まで拝読していただけに、改めてこの場に自分が掲載されるのは少し不思議な気分です。
そんな感想はさておき、今回は入社2年目を迎えた今、改めてこのWEBディレクターという職種について考えていることを率直に書かせていただきます。
拙い文章ですが、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
1.「WEBディレクターのたまご」としての生い立ち
前述の通り、私は大学3年生~就活開始前の約1年間、WEBデザインのスクールに通っていました。
きっかけはコロナ禍で外出の機会が減り、淡々と大学の授業をオンラインで受けるだけの日々に何か手を動かす作業がしたい!という漠然とした欲望からでした。
私は元々ミーハーなところがあるので、アルバイトでアシスタントディレクターとして勤務していた報道番組のフリップのレイアウトや、好きなアーティストのコンセプトフォト、芸能人のInstagramのストーリーに雑に並べられたテキスト…等、あらゆるコンテンツに対して「これはどうやって作るのだろう?」「なぜこの人はこれをこのまま世に放ったのだろう…?(失礼)」などと考えることがよくあります。
その疑問を無理やり仕事に繋げられないか…?と考えた先にあったのが、ユーザー視点を意識し、幅広くコンテンツ制作に携わることができる仕事、つまり、WEBディレクターでした。
ちなみに、もちろん一人前のWEBディレクターになるためには、私が学生時代に学んでいたような各種ツールの使い方やデザインの極意、コーディングの知識など、基本的な制作スキルを事前に身に付けておくことも有効ですが、それ以上にクリークに入社してからの実践的な研修と、先輩方からの手厚いサポートから吸収できることが多すぎる!というのが2年目ひよこ目線からの感想です。
2. ひよこ生活
(ここまで自分をたまごやらひよこやら、かわいらしいものに例えていることに少し羞恥心を覚え始めましたが、一旦このまま書き進めます…。)
実際の詳しい業務内容については他の先輩方の記事に詳しく書かれているのでここではざっと紹介させていただきますが、前述の通り私は現在、大手飲料メーカーに常駐し、主にキャンペーンサイトやコーポレートサイトの制作ディレクションを担当しています。
制作とはいえあくまでも「ディレクター」なので、自分が実際に手を動かすというよりは、クライアントからの要望をテキストや資料を用いて整理し、社内のリソースを使ってそれをしっかりと形にしていくイメージです!
その際、リリース日から逆算してスケジュールを立てるのはもちろん、作業者さんの工数や作業日数も考慮して最適な役割分担をする必要があるので、制作側の知識もある程度つけておくことが重要です。
…というと少しハードルが上がってしまうような気もしますが、実際クリークではWEB基礎研修からビジネスマナー研修、OJT研修が充実しており、未経験でも十分な知識をつけることができるので、入社前から身構えすぎる必要はないと思います。
私の中でたまごからひよこに孵化する基準としては、「常駐先の確定」と「メインでの担当案件をいただくこと」を指します。
では、さらにひよこからにわとりになるために必要な条件は…?というと、正直そこは私もまだ模索中です。
自分からお送りするメールに誤字脱字がないか、提出した資料に不備がないか、申請すべき項目は事前に把握できているか…など、案件を進行する上で最低限クリアしなければならないポイントはたくさんあります。
―ということは、そこをクリア出来たらにわとりなのでは?
と思っているうちは、残念ながらまだまだ井の中のひよこです。
ここで突然ですが、2年目ひよこが考えるRoad to にわとりのための要件を3つ発表します。
物事を「自分事」として捉える
自分の行動に「根拠のある自信」を持つ
積極性
解釈は人それぞれかと思いますが、この3点は私がこれまで先輩方から盗んだことなので、たまごの皆さんもぜひ参考にしてみてください。
(正直WEBディレクターに限らず、ざっくりとこの3点を抑えておけばなんとなく人生がうまくいきそうな気がしています。)
3. ひよこの育て方
私も今、生意気に「インストラクター」という役職をいただき、新入社員の教育(というのは若干おこがましい気もしますが)に携わっています。
新卒1年目から2年目となり、名刺に記載された「ディレクター」の文字がやっと馴染んできた今だからこそ、たまごからひよこになるまでに感じたことや躓いたこと、事前に知りたかったことなどが浮き彫りになった気がします。
そして、それをさらに若いひよこに伝えることこそが、我々インストラクターの役割なのではないでしょうか。
クリークの先輩方は年次に関わらず皆さまいい意味でフラットなので、たとえ相手が新卒であっても“1ディレクターとして“意見を受け入れてくださります。
案件に関する相談はもちろん、プライベートの些細なこともまず受け止めたうえで考察し、フィードバックをいただけます。
もちろん間違っていればその改善方法や答えの導き方を丁寧にご教示いただけますし、正しければその意見をすぐに取り入れ、その結果を「あの時意見くれたあの件、こうなったよ~」というように共有してくださるので、「根拠のある自信」をつけることもできます。
その環境があるからこそ、私たちひよこものびのびと自分のスキルを身に付け、にわとりへの階段を一段ずつ上ることができるのではないかと思います。
4. ひよこからたまごへ伝えたいこと
長くなりましたが、ここまでがひよこ2年目の社員から見たクリーク・アンド・リバー社です。
もしこの記事を読んで少しでもクリークに興味を持ってくださった方は、今のうちに「持っていたら制作側・クライアント側双方に対して“少し話の分かる人の顔“ができる知識」を蓄えておくことが将来の自分に貸しを作るきっかけになるかもしれません。
私で言うとWEBデザインの勉強中に得た知識がそれにあたりますが、その対象は人それぞれ異なると思います。
アイドルオタクの方は普段享受しているコンテンツがどのように作られているのかに興味を持つもよし、
散歩が趣味の方はいつもと違う道を歩いてみた先で見つけたものを調べてみるもよし、
乗り換えの最短距離を極めたい方はどの車両、どのドアへの乗車が乗り換え上級者ヅラに繋がるのかを研究してみるもよし…。
いずれ役に立つか立たないかは置いておくとして、ぜひ自分の興味のある分野を深掘ってみてください!(ちなみに上記3点は私が自己分析の一環で漠然と考えていたことです)
将来ご縁あってお会いする機会があれば、ぜひこっそり「たまごです…」と耳打ちしてみてください。気分次第でプリンを差し上げます…!
創造力で世界を変えよう。
デジタルの領域から社会課題を解決する
プロデューサー人材育成プロジェクト、発進。