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【対談】クリエイター × エージェント「働きやすい制作環境を目指して」
「いろんな背景のメンバーがいるので、お互いデザインについて刺激を受ける」
「何があっても安心して相談ができる」
飲料メーカー常駐のデザイン制作チームでは、こういった意見をメンバーからよく聞くことができます。クリーク・アンド・リバー社がチームを請け負ってから約20年、長い歴史のあるチームになります。今回、チームメンバーの豊澤さんと担当エージェントである植田さんにチーム運営についてお話を伺いました。
豊澤 真紀
ディレクター兼デザイナー。クリーク・アンド・リバー社に入社し、17年以上飲料メーカー様に常駐しております。ディレクションとデザインを行いつつ、他のメンバーのサポート等も行っています。
植田 しなの
クリーク・アンド・リバー社 エージェント。入社3年目。人材、制作請負の営業をしております。クライアントは飲料メーカー、IT企業、放送通信企業等を担当させて頂いております。
改めて自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
豊澤:はい、飲料メーカー様の中に常駐している制作チームという形で、専門はグラフィックデザイン制作を主に行っています。商品パッケージとか段ボールのカートン、店頭に貼るポスターやWebのバナーなど、幅広く制作しています。
植田:豊澤さんは就業されてから長年やっていらっしゃいますよね。
豊澤:私は17年程度長く続けさせていただいています。
他のメンバーは経歴も様々で、合計6名のチームで業務にあたっています。
植田:私は去年の9月から飲料メーカー様を担当させていただいておりまして、制作チームで行っている定期的なミーティングに、私も参加させていただいています。
あとは、メンバーそれぞれ個別に面談を実施し、業務の状況やコンディションの確認をさせて頂いたり、豊澤さんと連携をしつつ、業務の改善ですとか、働きやすい環境を作れるようにエージェントとして動いております。
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制作チームのフォローについてお話いただけますか。
植田:制作の繁忙閑散の時期がありますが、繁忙期にメンバーのフォローをする上で気を付けていることとかあったりしますか?
豊澤:複雑な案件についてはディレクターからディレクションがあり、課題に対して集中的、効率的に制作できる体制になっています。メンバーに関しては、チームの体制を2名組や3名組に分けてお互いを細かくフォローしあうように進めています。
私は、商品撮影の窓口をやっていますので、その撮影数が増えてきた大変な時期になります。長い歴史のあるチームということもあり、いろいろ過去の撮影の実績やブランドの知見などあるので、その情報を共有して繁忙期を乗り切っていければと思っています。
植田:直近でいうと、新たに2名、新しい方が入られてフォローとかもされたと思うのですが、その際に気を付けたことはありますか?
あと、業務の進め方についてもいろいろなルールがあると思うのですが、レクチャーとかも豊澤さんからしていただきましたよね?
豊澤:入社当初のオリエンテーションに積極的に関わらせていただきました。気を使ったのは、今ほぼリモートワークがメインになってきているので、従来のように机を並べて「わからない時はいつでも聞いてね」みたいなスタイルでオリエンテーションができない点ですね。段階的に時期を分けてオリエンテーションしたりとか、入社間もないメンバーでも自宅に帰って次の日から一人で作業をしなければならないので、その時に参照できるような資料を渡しておくとか、工夫をしながらやっています。
あとは、毎日定例でお話しできるような場を設けたり、チャットで常に連絡を取れるような状態にしておくなど、なるべく孤立しないように気を付けています。
植田:最近制作チームに入られた方からも、当初は慣れなかったけれど、豊澤さんにいろいろ質問をして徐々に慣れてきたという話を聞いているので、豊澤さんのおかげかと思います。
仰る通り、最近は、在宅勤務がメインになってくるので、そこのやりやすい点、やりにくい点はあったりするのかなと。
豊澤:2週間に一回は出社をして、コミュニケーションをとる機会を作っています。出社時はなるべく都合を合わせてランチに行ったりしています。
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未経験からでも活躍されているメンバーがいらっしゃるとか。
植田:いろんなメンバーがいる中で、未経験から入ってデザイナー経験を積まれた方がいらっしゃいますよね。
豊澤:異業種から入ってこられて、今は主要なメンバーとして活躍されている方もいます。その過程では、先輩メンバーがつきっきりで丁寧に教えてくれた結果でもありますし、本人も努力した結果でもあります。チーム全体でサポートできて、活躍されて成果に結びついているかと思います。
植田:直近もPOPとかポスターも作られたり、主要なブランドも担当されて、チームの即戦力として活躍されていますよね。
豊澤:特に店頭に完成したポスターが張られていたりするのを見ると、成長したなと思いますし、見ていて嬉しいです。
植田:今後はどういったチームを作っていきたいとかありますか?
どういったことを注力していきたいとかありますか?
豊澤:チームメンバーの一致した意見としては、長くチームで常駐していて、ブランド知識も豊富ですし、マニュアルを整備したり社内の規定にも詳しいので、チームでの経験値を十分に生かして、よりクライアントに信頼してもらえるような働きをしたいなというところです。単にデザイナーの集団というよりは、ブランディングの知見を持ったチームとして貢献していきたいです。
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お互い思っていることがあれば
植田:そういえば、常駐先の担当者様をお繋ぎ頂いて、改めてクリーク・アンド・リバー社についてご紹介ができ、新たな人脈を広げられた時などもあり、大変助かってます。
あと、私が担当したばかりの頃、新たに2名採用しないといけない時に、仕事をする上で、どういったスキル感が必要なのか、どういったタイプの方がチームにフィットするのか分からなかったので、豊澤さんにいろいろご協力いただきましたよね。一緒に面談を行っていただいたり、意見をいただいたので、勉強になりましたし、とても助かりました。
豊澤:植田さんにすごく感謝している点は、新しいメンバーをアサインしてくれる点もありますが、常日頃からサポートをしっかりしてくれるという点では、すごく助けられています。メンバーと1on1をきめ細かくしてくださったり、週報を送っているんですけど、そちらで情報をちゃんとキャッチアップしてくれるので。
どうしてもチームだけにいると、繁忙期など、全員忙しいのではないかと思って相談しにくい状況になってしまうこともあるので、気兼ねするようなことがあっても、植田さんに相談できるという環境づくりを普段からしてもらっている。その点でもすごく助けられています。
植田:そういうお言葉をいただけて、うれしくて舞い上がってしまったんですけど(笑)
初めて6人のチームというのを任せいただいたので、まだまだフォローがたりていない部分もあったりするかなとは思うんですけど、それぞれの個性や性格を把握した上で、困ったことが有った際は相談しやすい、働きやすい環境を作れるようにしていきたいなと思います。
最後に(編集後記)
メンバー間の風通しのよさが働きやすさを生み、それがクリエイティブのクオリティを高めていくことに繋がるのだと考えます。今回は、クリーク・アンド・リバー社の制作チーム運営の一例として豊澤さん、植田さんにお話をしていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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