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クレドその後に。其ノ伍 【大西 芽衣さん】
どこよりも学生インターンを熱く募集し、そして実際に学生が集まる会社。
それがクレドシップだ。
「志」「交差点」という言葉をよく耳にするものの、実際にはどんな歴史が紡がれてきたのかまだまだ謎の多い会社である。
志を持った学生がクレドシップという箱を通して成長し、そして卒業後どこへ進んでいくのか。
その模様を広報の学生インターン岩蕗が「クレドその後に。」と題し、紐解いていく。
今回インタビューを受けていただいたのは、前回のインタビュイーである高浜さんと同じ時期にクレドコミュニティで活動されていた、大西芽衣さんに今回はお話を伺った。
クレドシップとの出会いときっかけ
大学一年生の夏、大河原誠也さんの「志を企てるコミュニティ」を作るというfacebookの投稿を見て、興味が湧いたためコンタクトを取った。
「当時、大学では環境保全をシステム的に解決することに興味がありました。でも、どういった切り口から考えればいいのかわからなかったので、実際に北海道の農場まで足を運びました。
そこで海外の農業の話や仕組みについて知って、今勉強していることに実感が持てたと言うか、自分のやりたいことを話したり、少しずつ行動することの大切さを感じました。
そして誠也さんの投稿を見て、クレドコミュニティのコンセプトへの共感もありましたけど『とりあえず何かやってみたい』と思って連絡を取ってみました。当時は起業している人やNPOも少なく、今とはかなり環境が違っていてこういったコミュニティは珍しかったですね。」
農場経験を通して自分らしさや志を持つ大切さに気付いた時、クレドコミュニティ発足の時期とそれが重なってクレドシップに辿り着いた。
クレドコミュニティで過ごした時間
『クレドコミュニティ』とは
学生を中心としたコミュニティで、学生と経営者・事業者が志ベースで企てあい、等身大で語りあう場であった。
ジャンルを絞らず、学生と経営者の方々との関わりの入り口として志をぶつけ合う「Cocolo塾」や、志を持った学生が集まってシェアハウスをする「クレドハウス」も、このコミュニティから形になった。
「板井さんの周りは野球部のような雰囲気で、それで言うと私はクレドの中ではマネージャーのような立場だったような気がします。
アウターンやイベンターもしたし、Cocolo塾も関わったけど、一番記憶に残っているのはみんなで集まってそれぞれの志について話したことですね。
例えば、個人が学んでいる分野について皆が持つ違った視点から話し合ったり、議論した仮説やアイデアをイベントや企画書みたいな形としてアウトプットしたり、答えのない問いを語り合ったりしました。」
クレドコミュニティの様々な分野の学びを得ている学生たちと語り合う中で、自分の学んでいる農業や環境の話もしたが、コミュニティにいる人たちが、どんなことに挑戦し何を感じているのか、聴くことに楽しみを感じていた。
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「コミュニティには優秀で、なおかつ社会に育ててもらっている意識のある人が集まっていました。当時はその環境の有難みをわからなかったけど、今思えば貴重な人たちと貴重な時間を過ごすことができたなぁと感じます。
当時はこの人たちの精神的なサポートや企画のプロジェクトマネジメントをしたいと考えていました。また、この人たちが何か活動をする時に、自分も一緒にできるくらいの成長をしたいと思っていましたし、今も現在進行形でそう思っています。」
色々な志と向き合う楽しい時間を過ごした半面、活動には学生ならではの葛藤もあった。
「青臭く学生の間に一旗揚げてやろうぜ!って意気込んで一生懸命取り組みましたけど、社会的な信用も能力も足りなかったから、内にある志を形にし辛くて葛藤していましたね。」
現在の志
「会社として色々事業を行っていたり、色々な会社と関わりを持っているけれど、メインは事業投資とコンサルティングです。
私が学生の時から持つテーマは変わっていなくて「社会と自然と心がいいバランスであればいいなぁ」、そのために私たちは何をどうすればいいか?ということを考えています。人間だけが良くなればいいとも思わないし、人間が滅びてしまうのも面白くないと思っていて、どうせなら主体的にこの現代を取り巻く環境問題に参加したいですね。
ひと昔前までは、「環境問題?まぁ、大事だけど、ビジネスが優先だよね」と言う雰囲気だったと思うけど、最近では業界問わず「これは、本格的にヤバいかもしれない」という温度感に変化してきていますよね。
いきなり全てを大きく舵取りというのは難しいから、出来るところから変えていきたいです。」
時々コミュニティのメンバーと会うと、どんなサポートができるのだろうか?皆は何を思っているのだろうか?と考える。
「いつかクレドにいた仲間たちと仕事をしたいと言うか、きっとするんだろうなって思っていて、その時が楽しみです。かけがえのない戦友を私はクレドで得ることができました。」
〈インタビュアー 岩蕗の感想〉
僕個人としては二回目のクレドその後に。のインタビューとなりました。
大西さん個人のお話に加えて、前回の高浜さんと共通する思いや志も聞かせていただいて、本当に同じ時をクレドコミュニティを通して過ごしていらっしゃったんだなぁと他人の青春を遠くから見ているような気持ちになりました。
クレドで過ごした思いや活動する学生ならではの葛藤は、自分では体験できなかった、とても貴重なお話で興味深かったです。志を話してみたり、少しずつでいいから行動してみる大切さを改めて学ばせて頂きました。