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戦勝記念日のロシアの軍事パレードと東部ハルキウの惨状
今回のロシアの軍事侵攻は、世界経済にもダメージを与え、日本の北方領土の安全も脅かすものです。今後の世界を考えるときにロシア情勢の分析は重要です。
戦勝記念日の放送を見逃した人はこちらから!北朝鮮と同じような異質な光景でした。
首都モスクワの赤の広場では、軍隊、戦車、ロケット、大陸間弾道ミサイルのパレードがあり、プーチン氏は、西側諸国とウクライナの「ナチ化」を指摘。
プーチン氏の演説やロシアのパレードを見る限り、ロシア国民はプーチン氏のウクライナ侵攻を支持しているように見えます。
しかし、予想されていた、全面戦争のための「宣誓布告」はなく、「核使用のおどし」もなく、「ウクライナ東部の州の制圧」のアピールもなく。。。
また、パレードの目玉だった核を搭載できる爆撃機、イリューシンの飛行も天候を理由に行われませんでした。
核搭載のイリューシン(IL)80とは?
ロシアは、世界最大の核保有国を自負し、プーチン氏はその核のボタンを握っています。
核搭載可能な爆撃機には、「ツポレフ(TU)160」などがあり、また、「イリューシン(IL)80」も、司令官が核攻撃を指揮できる大型の白い戦闘機で、「終末の日の飛行機」と呼ばれています。
ロシアのウクライナ市民への攻撃は、ますます激しくなっていますが、ロシア軍の弱体化も報道されています。
ロシアは、兵器の調達が追いつかず、6月頃には軍事資源が枯渇し、規模を縮小せざるをえず、ウクライナ戦争は長期戦する見込みです。
兵力4分の1以上が「戦闘不能」で、先進技術の空てい部隊も、大打撃を受けているとのこと。
特に、ミサイルに必要な半導体などの部品の入手が難しく、戦車が故障しても修理きない状況だそうです。
東部ハルキウの攻防
ロシアは民間施設も含み、ウクライナ東部の州を攻撃していますが、ハルキウでも露軍は苦戦しているようです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCA060OV0W2A500C2000000/
ドローンでウクライナ軍が反撃する様子が映し出されています。
奪回したハルキウの惨状
ウクライナ軍が4月の最終週に、北東部ハルキウ州内で、約2カ月間ロシア軍に占領されていた村のうち、少なくとも11カ村を奪い返したと発表しました。
ハルキウ郊外では、ロシア軍兵士とみられる遺体が4体、上空のロシア軍ドローンから識別できるように、Zの文字を表すように地面に並べられており、道路には焼けただれた遺体が1体、対戦車用障害物「チェコのハリネズミ」に、張り付けのような格好で遺棄されていた。 遺体はすべて市内の安置所に運ばれた。
ハルキウでは、ロシア兵によって民間人が射殺されている映像も報じられています。ロシアのナチ化の映像です。
ウクライナの軍事侵攻を続けるロシア軍部隊の一部が、首都キーウ近郊から後退した後、現地にBBCの取材陣が入り、ロシア軍に殺害されたとみられる民間人を含む13人の遺体を確認した。
黒く焼かれた遺体の中には、3月初めにこの路上でロシアの戦車に向けて両手を挙げて「子供がいる」と叫んでいたマクシム・イオヴェンコさんと、その妻クセーニャさんのものと思われる姿もあった。
ロシアの人々に、この映像を届けることができればと願います。
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