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ロシアの戦車トップモデルのT-14アルマータとロシア軍の厳しい戦況

プーチン氏の戦勝記念日の演説は、歴史のページを大きく捻じ曲げた1日でした。式典の映像をもとに、振り返ります。
https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2022/05/post-154.php

プーチン氏の遺族への言葉

戦勝記念日のプーチン氏の遺族への言葉から、ロシアが予想外の苦戦を強いられていることがわかります。

「わが国の軍隊とドンバス民兵は祖国とその未来のために戦っている。将校と兵士を失ったことは、われわれにとって痛恨の極み、遺族と友人にとって取り返しのつかない損失だ。政府、地方公共団体、企業、公的機関は遺族を支援するため全力を尽くす。死傷した兵士の子供たちには特別な支援が与えられる」

英国専門家の戦勝記念日の分析

イギリスの専門家の分析では「空挺旅団がパレードに加わっていなかった」ことを指摘し、「戦闘機はどこに行ったのかと国民は疑問に思っている。」戦艦の喪失をはじめ、ウクライナ戦争は計画通りには進んでいないことに、国民は気づき始めている。反体制派は、これが最後のパレードになる」と囁かれていると言います。

ウォレス英国防相の戦況の見解

英国防相も、ウクライナでのロシア兵の死亡と軍隊の弱体化を指摘しています。

「ロシア兵の遺体を焼くために移動式火葬場が戦場を駆け巡っている。精鋭中の精鋭と言VDV第331親衛空挺連隊は一貫した作戦計画もなく、軽航空機動装甲車のみで行動したため、特に重い代償を払わされた」

ロシア軍の弱体化が、メディアに登場することが多くなってきました。

ロシア軍の最新戦車が破壊

4月に、ミサイル巡洋艦「モスクワ」が沈没したのに続き、最新鋭のロシアの戦車が破壊されていることで、ロシア軍の弱体化のイメージが強まっています。

ロシア軍の最新鋭の戦車「T-90M」(T-90M Proryv-3)が、東部のハルキウに配備からわずか数日で破壊されたと報じられています。「世界の多くの人が恐れていたロシア軍のイメージは、この2ヶ月の間に想像もつかないほど弱まっている。」

「T-90M」の上をいく「T-14アルマータ」は配備されるのか?

「T-14アルマータ」は、1990年代初頭に導入された戦車、「T-90」ラインの最新モデルです。

攻撃力、防御力、電子システムで他国の戦車より優れた最強モデルと言われ、偵察ドローンを搭載し、対空機関銃は、1.5 km離れた空中の高速移動物体に命中させる能力を持ち、敵のレーダーに映らないステルス技術も備えているそうです。

「T-14アルマータ」の生産には約9億円ほどかかり、経済制裁で部品の調達が難しく、製造できていないと言われています。


昨日のウクライナ戦況

スウェーデン、フィンランドのNATO加盟に苛立つロシアがあり、どのような報復をするのかが心配です。

マリウポリのロシア併合の準備が進んでいます。

ロシアの軍事拠点にウクライナからの砲撃があり、ロシアの民間人が死亡したとのことです。


ウクライナ戦争は今後も長引くと予想されています。1日も早い平和を願います。


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クリエーター・ダイアリー
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