ヒトラーの最期と21世紀の独裁者のゆくえ
独裁者によって時空がねじ曲げられていくことの恐ろしさを感じます。
普通の家庭で育ったプーチン氏が、現在の姿になったことに驚くとともに、一人の人間に翻弄され、先の見えない現実をどう理解すればよいのかと悩みます。
ヒトラーの最期
ヒトラーの亡きあと、世界は正常に動き始めました。そのヒトラーの最期ですが、
ヒトラーは第二次世界大戦で敗戦した1945年に、ドイツのベルリンで、青酸カリと銃弾で死亡したと、研究者達は分析しています。
頭蓋骨の左側に銃弾による穴と見られるものがあり、地下壕で、愛人エバ・ブランさんと一緒に自殺したとされています。
ヒトラーが自殺に追い込まれるまでに、第二次世界大戦というとてつもない戦争が繰り広げられ、日本には原爆が投下されています。
21世紀の独裁者の誕生
このSNSの情報化社会でプロパガンダが成立し、ヒトラーのような人物がまた出現するとは思ってもいませんでした。
今回のプーチン軍事侵攻は、敵国ナチスドイツの虐殺から人民を守ることで、第二次世界大戦の人々のナチスに対する被害者意識としての記憶が扇動されました。
彼は、ドイツを表向きには敵視しながら、実はヒトラーの圧倒的な支配力にあこがれているのではないかと思いました。
ウィキべディアでは、プーチン氏は
ロシア大統領府報道官 “ウクライナとの交渉は難航”
ロシアのペスコフ報道官は、停戦交渉について「交渉は困難だ。ウクライナの『中立化』は必須条件だが、クリミアやウクライナ東部の2つの地域の独立も承認されなければならない」と述べ、
フランス政府が多数のロシアの外交官の追放を決めたことについては「追放は外交の窓口を閉ざすことだ。われわれが直面している異常な状況においてこそ外交が必要だ」と不快感を表しました。
ロシア軍に多くの戦死者が出ているのではないかという指摘に対し「われわれの目的が達成されロシアの安全保障が確立されるまで戦わなければならない」
ブチャで多くの市民が殺害されたことを示す映像や写真については「組織的にねつ造されたものだ」と述べ、ロシアの関与を否定する主張を繰り返しました。
ゼレンスキー大統領 ロシア軍が住民殺害の証拠隠滅図ると指摘
ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、
「ロシアの指導者はブチャで見た惨状がロシアが撤退したほかの都市でも起きている可能性があるため世界の怒りを買うことを恐れているようだ。
「責任を免れることはできない。調査や目撃証言、衛星による監視などのおかげで私たちは多くのロシアの戦争犯罪の状況を明らかにするだろう」と述べ、
地元の市議会が6日
「ロシア軍が移動式の火葬施設を運用している」とSNSに投稿するなど、ロシア側が市民の遺体を焼却して証拠の隠滅を図っているという指摘が出ています。
虐殺行為は“自作自演”プーチン氏「下品な挑発行為」 ※動画視聴の際はご注意下さい(2022年4月7日)
ウクライナ民間人殺害を否定し続けるロシアに対し、「非人道的行為を受けた」という証言が相次いでいます。
しかし、ロシアの国営メディアで映し出されているのは「全く異なった世界」で、
ロシアはウクライナ側の自作自演という主張を繰り返しています。
ロシア外務省・ザハロワ報道官:
「これらのひどい犯罪的なフェイクはロシアの外交官追放などの事前に仕組んだ制裁を正当化するため、またウクライナ政府が現実的になり始めた交渉を中断しないまでも複雑化させるために公開されたことは明らかだ」
プーチン大統領も「下品な挑発行為だ」などと語ったと言います。
ただ、そもそもロシアがウクライナに侵攻しなければ起きなかったことです。
ゼレンスキー大統領:「ロシアは遺体が『仕組まれたもの』で映像はすべて演出だとさえ言うだろう。だが今は2022年だ。否定できない証拠も、衛星写真もある。完全に透明性のある調査を行うことができる。」
[テレ朝news]
ロシア軍が殺害した遺体を移動式の焼却炉を使って焼却しているとも報じられています。
マリウポリでは、40万人以上いたとされる住人は半分以下に減ったとされます。「一般市民の遺体を、ロシアが戦争犯罪を隠すために移動式火葬場を使用している」「ロシアの特別部隊が、殺害した住人の遺体を集めて燃やしている」と地元メディアは報じました。
砲撃は昼夜を問わず行われ、一日400発近くに及ぶこともあるといいます。
物を作ることは楽しい!あなたも一緒に作って見ませんか?