香水不適応者の香水あれこれ 5
JO MALONEはのちにまた自身のブランド「JO LOVES」を立ち上げるけれど、
日本では手に入らない。
私は細々とJO MALONE製品を嗜みながら他の香水メーカーについても調べるようになった。JO MALONE脱退後の新しい作品は、自分には合わない様だった。
そんな折、フィレンツエで寄ったサンタマリアノヴェッラで(新婚旅行でした)
新たな希望を見つけた。
サンタマリアノヴェッラで試した香りはコロンなだけあって全て軽かった。
マリーアントワネットはフランスのムスク文化を嫌い、フローラルな香水(入浴の習慣がある彼女に強い香りは必要なかった)を好んだといわれているが、サンタマリアノヴェッラができた800年前のイタリアもオーストリアと同じでムスク文化がなかったのかなぁ、と中世に想いを馳せたりした。
そして全てユニセックスなのが興味深い。甘め(女性向け)とか重め(男性向け)に振りきらないのが特徴な気がする。コロンゆえ??
カーラロッサは野生のラベンダー、ユーカリ、ミント、フェンネルなどの香りで特に軽い。そして私はこの辺りであることに気が付いてしまった。
「 私(香水不適応者)でも使える香水 = 天然の香料を使用 = 高価」
絶望の瞬間である。
サンタマリアノヴェッラはポプリもとても良いですよね。
人にその例えはどうなのかと言われるけど、クラフトコーラみたいな香りがします 笑。スパイスと凝縮したお花の香りを足したような香り。ディフューザーは香りが強く揮発するのも早いので、香りの調整がきいて長期的にみるとコスパの良い(個人の感想)ポプリを愛用しています。
なおサンタマリアノヴェッラはコロナと情勢不安のせいで
気の毒なほど欠品が続いている模様。