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暗黒の3年間
コロナウイルスの影響が続いていますね...。1日でも早く収束してほしいものです...。
さて、今回は『Internship note』第4弾!
むーさんこと中村の登場です!
お題は「高校生活」。むーさんはどんな高校生活を送り、何を考えたのでしょうか?
*****
皆さんこんにちは!
今回は僕、中村祐太の高校時代について書かせていただきたいなと思います!
(↑ 中村の自己紹介はこちら ↑)
友だちづくりの失敗と負傷により精神に異常をきたした高校生活
僕は、高校受験で真剣に勉強した甲斐もあり、志望した高校に合格することができました。高校生活では、「文武両道で頑張っていこう!」そう意気込んでいたのですが、入学早々さっそく壁にぶつかってしまいました。
僕は当時サッカーをしていたんですが、1学期に軸足の膝を負傷してしまい、ろくにボールを蹴れなくなってしまったんですね。それだけならまだ良かったのですが、人見知りだった僕はクラスでも部活でも友だちを作ることに失敗してしまいました。
そして、誰にも思っていることを伝えられなくなってしまったのです。逃げ場を失った僕は、日に日に苦しくなりいつの日か勉強にも全く手をつけることができなくなっていました。
どん底に落ちて荒れた生活
先に言っておきます。高校生活の中で僕の人生が好転することはありませんでした。僕は文武どちらにも励めなくなったことで、次第に自信を失い始め、いつしか人に対して恐怖心を抱くようになりました。
精神的に弱ってしまった僕は、周囲の声に耐えることができず、完全に塞ぎ込んでしまったんです。
人と目を合わせることが怖くなりました。
会話が怖くなりました。
人の視界に入ることが怖くなりました。
今振り返ると思い込みにすぎないんですが、当時の僕にはどうしようもありませんでした。人に話しかけるどころか、話しかけられても返事すら怪しく、恐怖で流暢に言葉が出てこない(大学3年時に克服)状態でした。
それでも、周囲に心配をかけたくなかったので、部活をやめることはできず、親にも現状をひた隠し、中学までの友だちには頭がおかしいキャラを演じ続けました。
家に帰って部屋に閉じこもると、訳もわからず涙が止まらなくなり、寝たら明日が来てしまうという恐怖から、夜中にコーヒーの粉を大量に摂取し、激しい頭痛と吐き気の中で学校生活を過ごしていました。
もちろん授業など一切聞くことはできませんでした。部活の練習にもろくに参加できず(というか後半はもうボールを蹴ることに恐怖を感じていた。)、学校が終わるとすぐに家に帰るという生活をずっと繰り返していました。
今思い返すとやっぱり相談できる相手が、逃げ道がなかったことがどうしようもなく詰んでいたんだなあと感じます。決して誰も手を差し伸べてくれなかった訳ではないんです。間違いなく優しい人々もいっぱいいました。
でも、当時の僕にとって、敵は人間全てでした。差しのべてくれていた手をつかむことができなかった…。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
僕が一人でいるときの口癖は「人間みんな死ねばみんな幸せ」でした。
全てに疲れた僕の結論、「心を殺す」
こんな状態で生きていたんですが高校2年の終わり頃にふと思ったんですね。
「もう疲れた。こんな辛い思いはもうたくさんだ。」
そして当時の僕はこんな結論に至りました。
「心を殺してしまえば、何も感じなくなってしまえば楽になるんじゃね??」
名案だと思った僕はすぐに実行に移します。
とりあえず笑っておけばいい
楽しそうにしておけばいい
そもそも何も考えなければいい
何か起きそうだなと思ったら謝っておけばいい
人間に対して関心を持たなければ辛い思いをすることはない
当時高3年生だった僕は、はたからみたら笑うようにもなって、体調がよくなったんだなと映っていたことでしょう。実際部活にも参加していましたし、教育学部の大学に行くと志望校も決めていました。
ただ、現実は、普通に生きているように擬態しているだけで、多少薄まった恐怖以外の感情はもうほとんど存在していませんでした。
このように、自分の思考を停止させることに成功したところで、僕の高校生活は終わりを告げました。
大学1年の冬、久しぶりに大好きだったはずのサッカー選手をスタジアムで目にしたとき、僕の心は何も動きませんでした。
「あー、もう心、死んだんやな」
今、高校時代を振り返って
すいません、こんな薄暗い話を長々と…。
ちなみに今の僕は人間に対する恐怖を克服し、感情も取り戻すことができています。心の底から楽しいなと思うこともありますし、生きてて幸せやなあとも思えるようになりました。
これは主に大学2年生以降、多くの人に手を差し伸べられ、そしてほんの小さな勇気を振り絞った結果です。この話はまた需要があれば書こうかなぁと思います。
それは置いておいて、僕が訴えかけたいことはたった一つ
「辛そうな人がいたら、ためらわず手を差し伸べて挙げてほしい」
これだけです。
僕の高校時代の一番の問題は誰にも本心を打ち明けられなかったことだと思っています。
お願いです。
もし近くに辛そうな方がいらっしゃったら、ぜひ話を聞いてあげてください。誰かに聞いてもらえるだけで少しだけだけでも本当に救われます。
身近な人が発しているSOSに目を向けてあげてください。
お願いです。
今、生きていて辛い方、1人で抱え込まないでください。あなたが辛い思いをしている事に心を痛めている方は必ずいらっしゃいます。周囲の目が怖くてSOSを発信できないのかもしれません。でも本当に大丈夫。
人間は、世界は、あなたの敵ではありません。
きっと誰でもない誰かがあなたを待っています。あなたを受け止めてくれる人は必ずいらっしゃいます。ですからどんなに辛くてもお願いです。
自分の命だけは諦めないでください。
僕でもよろしければ相談に乗ります。
*****
これで僕の高校時代の振り返りは終わりにしようと思います。僕の身に起きたことは、誰かが命を失ったわけでも、生きる環境がなくなったわけでもないので、本当にささいな過去かもしれません。
それでも、もし僕と同じような境遇の方がいらっしゃるのであれば、少しでも役に立ちたいですし、ましてやこれから生きる子どもたちに同じような思いをしてほしくはありません。
社会全体で助け合っていけるように僕もクレイシュで頑張っていこうと思います。
こんな拙文をお読みいただき本当にありがとうございました。
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