オンラインサロン俱楽部Baseball-StationVol.35『甲子園大会におけるステップの種類について』(文字1,241文字、動画6本)
①少し前に紹介しました、ステップの仕方ですが、この夏の甲子園と、一昨年前の選抜大会の決勝の動画から、内野ゴロを分析してみました。
今夏の決勝戦は、内野ゴロでのファースト送球が、8つと少なかったので、一昨年前の選抜決勝の動画まで調べました。これが、17つの内野ゴロでのファースト送球でしたので、合計25の内野ゴロで検証してみました。
まだ数が足りないと思うので、まだまだ数を集めたいのですが、この数でも考察できるくらいの内容だったので報告させて頂きます。
まず、ステップの種類ですが、ちゃんと調べてみると、7つのステップの仕方があることが分かりました。(今回は6タイプでしたが)
それをまず1つずつ紹介したいと思います。
まずは、クイックアンドスロー。一番早いステップとなります。
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② 次に、パラレルステップ。
素早く軸足を踏み出し足に引き付け、ワンステップで投げます。ステップをする送球では一番早い動きでの送球となります。
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③ 次に早いステップが、フロントステップになるのですが、これで投げている選手は今回いませんでした。(以前の説明時、川崎選手の動画で説明したステップ)
次は、2ステップになります。まずはパラレルの2ステップです。
2ステップの中でも早いステップとなります。
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④ 次が、2ステップでの、フロント、パラレル、でのステップです。
理論上は、パラレルでの2ステップより遅くなります。
ただパラレルでの2ステップより、1回フロントステップすることで重心移動は大きくなり、速いボールは投げ易くなります。
まずは、フロントでステップして、その後パラレルにてステップします。
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⑤ 次に、以前紹介したステップになかったステップとなります。
それは、フロントステップを2ステップとも行うステップとなります。
これは今回の野手でも特定の野手が行った動作ですので、野手の特性というか、誰でも行うステップではないのかもしれません。この辺はもっと沢山の選手をチェックする必要があるようです。
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⑥ もう一つ、紹介していないステップがありました。これは一番捕ってから遅いステップとなります。
3ステップの、フロント、フロント、パラレル、というステップです。
これは捕ってから、非常に足を使って、しっかりと確実に送球するような場面で見られました。
このステップは、特定の選手ではなく、3名の選手が行っていましたので、特殊なパターンではないと思います。
以上、今回は、まずステップの種類のみお伝えしました。次回はタイムまで含んだ検討をお伝えしたいと思います。
野球動作指導~Baseball-Station筑後~
久保田正一
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