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『捕球後のグローブの動きについて』


 最近まで、Twitterで捕球動作について熱い議論が行われていました。バックハンド捕球を研究していて、フロントハンド捕球との比較を研究しているうちに、フロントハンドの捕球からスローイングにかけての動きで、必要な動きと必要ではない動きがあることが分かりました。

 この必要ではない動きについて、プロ野球選手(元も含む)をはじめ野球経験者が捕球の基本として行いましょう、と言われているSNSやYouTubeを良く見かけます。

 それは、『捕球した後にグローブはお腹付近に引き上げましょう、抱え込みましょう』などのグローブ側をお腹付近に動かすという指導です。

 もちろんプロ野球選手だけではなく、アマチュアの指導者も良く言われます。

 Twitterでアンケート調査したところ、72%の方々が、このような指導を受けたことや、聞いたことがあるようです。

 しかし、この動きは必ず必要な動きなのか?と前から疑問に思っていました。

 良く『基本は大事だ』と言われます。

 しかし昔から当たり前のように言われていたことを今一度見つめ直す、ということも非常に重要なことだと思います。

 バッティングにおいては『上から叩け』という昔からの当たり前が、フライボール革命を機に当たり前ではないということが認知されてきました。

 ということで、今回はフィールディングにおける当たり前、基本を再考したいと思います。

『捕球した後にグローブはお腹付近に引き上げましょう、抱え込みましょう』という動作はこのような動作になります。



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