オンラインサロン俱楽部Baseball-Station ㊹『令和の怪物千葉ロッテマリーンズ佐々木朗希投手投球動作分析』(文1,045字、動画24分09秒)
お待たせしました!プロ初登板し、その後プロ初勝利を飾りました、令和の怪物千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手の投球フォーム分析を行いたいと思います。
最速154km/hだった初戦と2戦目、ストレート自体はまだまだ全力で投げていないだろうと思わせる、力感のないフォームでした。
以前、雑誌の野球太郎で、佐々木朗希投手の分析をさせて頂きましたので、その時の分析内容を紹介させて頂きます。
佐々木 朗希(大船渡)8点
『まだまだ未完成の高校最速男』
まずは高く上げた左脚が彼の特徴。
ここで骨盤が後傾するが、その後の重心移動で前傾に切り替えられてるので問題はない。
課題は腕の振り。
テイクバックで肘は上がっているが、その後の腕の振りで肘が下がる。
理想の腕の振りではない。
肩肘に負担がかかる恐れがあるのでこれは改善したい。
最大の長所はリリースポイント。
長い腕を最大限に利用したこのリリースポイントが163km/hを出す彼のストロングポイントだ。
フォーム的な課題はあと1つ。
フォローでの頭の高さ。
これも肩後方への負担が考えられるので改善したい。
また変化球もフォークが抜け易いなど課題が多く未完の大器。
更に今後が期待される。
と分析しています。8点とは厳しい評価でした…笑。
ちなみにこの年の他の選手の評価は…
奥川 恭伸(星稜)9点
構えた所に投げ込める精密機械
森下 暢仁(明治大)9点
真上から投げ下ろす縦の軌道使い
石川 昂弥 東邦(打撃)9点
超越した芯に当てるテクニシャン
宮城 大弥 (興南)8点
インステップから角度のある球筋
紅林 弘太郎 (駿河総合)7点
逆方向へも巧く打てる中距離打者
津森 宥紀 (東北福祉大)8点
インステップから角度あるサイド
と現在1軍で活躍している選手の評価が低い…という私の見る目の無さが露呈されている分析となっています…泣。
というのは冗談でして、あくまでもこれは入団前の分析で、入団後に状況が変わっている選手は多々います。
オリックスの宮城投手に関しては、確認した動画はスライダーのみの投球だったんですが、今はカーブが武器となっています。
もちろんあくまでもフォームの分析ですので、このフォームだけで結果が決まるわけではありません。
そして今は良いけど数年後には…ということもあります。
長い目で見て頂ければと思います。
では本題の佐々木朗希投手の分析をご覧下さい。
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