逆転の発想で生まれる上質なアウトプットが、世の中の課題をズバッと成敗する。エグゼキューション・クリエイティブ
今こそ必要な武器は「エグゼキューション・クリエイティブ」。そのワケとは?
刀で峰打ちにする。針で突く。印籠を掲げる。銭を投げる。桜吹雪を見せつけて、大見得を切る。時代劇は、主人公によって決め技はさまざまです。
社会情勢の変化から商品やサービスを取り巻く課題が、高度に複雑化する今。必要なのは、時と場合に応じてどんな決め技をも操る「エグゼキューション」スキルではないでしょうか。私は、そう考えています。
あらためまして。「エグゼキューション・クリエイティブ」をお店(時代劇でいうと「おたな」)の屋号として切り盛りしているおかみさんとでもいいましょうか。クリエイティブ・ディレクター兼コピーライターの西畑あつこです。
幼い頃から、時代劇がスキでした。江戸にはびこる悪を、主人公ならではの決め技で成敗していく。今だったらコンプライアンス的にも無理!と思える手段もあるけれど、最後は見事、一件落着。
人々を悩ませていた悪は成敗され、ちゃんと解決します。そこが、気持ちよくてスキなんです。だから、私は広告づくりを仕事に選んだのかもしれません。さまざまな決め技によって、人々を悩ませる課題だってズバッと成敗できるから。
エージェンシーとプロダクションのいいとこどりで、クライアントさんのお悩みを一件落着。
「エグゼキューション」とは、辞書によると「実施・実行」。
私たち「エグゼキューション・クリエイティブ」とは、機動力と定着力を武器に、いいものをつくりあげる実行部隊のことです。
戦略性の高い豊富なアイデア開発が可能な、エージェンシー出身のクリエイター。豊富な経験で培ってきた技術力によって、スピーディで質の高い定着が可能なプロダクション出身のクリエイター。クライアントさんの抱える課題が多様化しつつある昨今、どちらも兼ね備えていた方が解決にとって有効なはずです。
2つの顔があるから問題を解決できる。そんな時代劇もありました。
印籠でおなじみの副将軍が、問屋のご隠居さまとしてお供と旅にでる。ご隠居さまに扮することで、人々とふれあい、悪事に気づけた。
世の中の悪を裁くお奉行さまが、桜吹雪をトレードマークにした遊び人に。遊び人に扮することで、あやしまれず潜入捜査ができて、悪事を暴けた。
ご隠居さまが副将軍。遊び人が名奉行。そんな「まさか!」と思える2つの存在が同居しているからこそ実現した、一件落着。
エージェンシーとプロダクション。この2つが合体して生まれたのは、課題に応じてエージェンシー的なアプローチも、プロダクション的なアプローチもできるということ。
つまり、課題を2つのアプローチで解決できるというスキルをひとつのユニット内に有している。さらに、受発注の関係ではなく、仲間としてゴールを目指せる。そんないいとこどりを一番具現化したのが、「エグゼキューション・クリエイティブ」なのです。
制約をテコに。逆転の発想が生み出す最適なアウトプット。
戦略が優秀か否か。予算が潤沢であろうがなかろうが。残念ながら、ソリューションアイデアをはじめとするアウトプット開発に置いて、事情や制約はターゲットであるお客さまには関係ありません。
アウトプットされたものだけが、すべて。
どんな過酷な足かせがあろうとも、世の中に出たものがすべてであり、それがクライアントさんの顔になるのです。アウトプットをおざなりにすることは、すべてを台無しにすることにつながります。
もちろん、予算やスケジュールなど、立ちはだかる壁はいろいろあります。だからこそ、緻密な戦略に基づいたアイデア開発という通常プロセスに、ゴールイメージから逆算するアイデア開発も掛け合わせて考える。双方を行き来しながら思考することで、本来やるべきことと事情でできないこと。互いの境界線すれすれに存在する絶妙なアイデアが発見できるのです。
さまざまな足かせがあるから、いいアウトプットはできない?いいえ。“制約はイノベーションの母”という言葉が存在するように、むしろ、立ちはだかる壁や制約をテコにして質の高いアウトプットへとジャンプさせるのです。そんな気構えとそれを実現するための組織編成が欠かせない時代。そこに「エグゼキューション・クリエイティブ」の強みがあると私は思っています。
欲しいのは、絵に描いた餅を食べられ、なおかつ、美味しい餅に変えるチカラ。
どんな優れた戦略もアイデアも、絵に描いた餅では意味がありません。世の中に届けるため、私たちならどうするか。たとえば、絵に描いた餅は食べられる餅にするんです。
焼いた餅に七味たっぷりのお醤油を漬け、海苔で巻きましょう。せっかくですから熱燗1本つけちゃいましょうか、みたいに。私たちはお餅をつくるだけでなく、条件や状況に応じて、より美味しく食べられるように企画し、カタチにしていきます。
冷蔵庫の残りもので、チャチャッと美味しいごはんをつくってよ。そんなクリエイティブを求められることも。材料が「ない」から「できない」ではなく、「ないなら、どうする?」を考えます。お肉がないなら、代わりに大豆を使いましょう。そうすれば、ヴィーガンの方も食べられる料理へと広がるかもしれません。ピンチはチャンス。なんかワクワクします。
撮影時間わずか10分。そんなときこそ、撮影以外に手をかける。
時代の変化が速度を増すにつれ、じっくり答えを探したいけれど、ときにはゴールに向けて、最短距離で突き進んでいくスピード力が求められることもあります。
たとえば、タレントさんの時間がないから撮影を10分で終わらせなくてはいけない。難しい撮影はできません。ニコッと笑って終わり。でも、アウトプットにインパクトが欲しい。
そんなときは、撮影以外の部分でできることを考えます。背景をグラフィックでつくりこむとか。過去の素材をうまく活用するとか。この対応力は、今の時代に欠かせないと思いませんか?なんとかしちゃうのが「エグゼキューション・クリエイティブ」。
もちろん、一人ではできないことはたくさんあります。私には異なる出自を持った頼れる仲間がいるから、「なんとかしちゃう!」と言えるのです。なんかしあわせですね。
「いくゼ!やるゼ!エグゼ!」あなたの武器が、ここにいます。
メディアや環境が激変し、人々の価値観は多様化。テクノロジーも進化し、課題とソリューション、双方が複雑化している現代をスピーディに対応していくために。
今、あなたに必要なのは誰でしょうか?
闇に潜み、手裏剣で人知れず成敗してくれる“くノ一”?それとも、切れ味鋭い刃物で一刀両断し成敗してくれる“用心棒”?
決め技は、いろいろ。けれども、着実に最短距離で課題を成敗するのが、私たち。「エグゼキューション・クリエイティブ」が、きっとあなたのお力になります。
エグゼキューション・クリエイティブ 心得の条
●逆転の発想。ときにはゴールから逆算し、最短距離で突き進むべし。
●スピードと高いクラフト力で、スムーズに一件落着をめざすべし。
●アウトプットを丁寧に。ものづくりにこだわるべし。
●なお、人情・笑顔は忘れること勿れ。
「エグゼキューション・クリエイティブ」。覚えづらかったら、この掛け声をご唱和ください。あなたと一緒に、これからも「いくゼ!やるゼ!エグゼ!」。
最後にひとりごと。ドキドキせずに、「スキ」を伝える方法。
今回は、私のスキな時代劇に絡めてお話させていただきました。スキを入り口にすると、伝えたいチカラが増すんじゃないかと思ったからです。
ありがたいことに、私にはたまに「スキ」って言ってくれる仲間がいます(女性だけですが)。そのたびに、こころの中で思うんです。「何言っているの?私の方が、あなたのことをスキよ!」って。
noteには「スキ」というボタンがあります。いいなって思ったら、ポチッと押すだけ。緊張せずに「スキ」って伝えられる。もし、あなたが「スキ」を押してくれたら、私はこころの中で叫びます。
「私の方が、あなたのことをスキよ!」って。こんな想いの届け方も、私なりの決め技、エグゼキューション・クリエイティブです。
誰ひとり被らない個性。ソリューションアイデアの専門店街「ADK CREATIVE MALL」には、さまざまな専門性を持った課題解決の仲間がたくさんいます。次はどんな出会いが、あなたに訪れるでしょうか。リレー形式でお届けするnote「ADKクリエイティブ・ノート」。引き続き、お楽しみください!
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クリエイティブディレクター/コピーライター
西畑 貴子 Atsuko Nishihata
プロダクション出身ならではの定着力。クリエイティブディレクター、コピーライターとしてスピーディーで質の高いアウトプットを心がける。
東京タワーを眺めながら、お酒を呑むのが好き。