在りし日の姿へ
煩雑な時代。
なんでも大量過ぎる生産・消費の偏向。
丁寧な仕事というよりも昔あったカタチに戻すだけなのだが、それが結果、手間暇を多量に費やす“仕事”で、丁寧にならざるを得ないだけという話なのではないかと感じられる、清々しいまでに手間暇のかかった一品。
ふと、こういう小商いが津々浦々にある日本がこれから形成されたとしたら豊かだろうな、と夢想してみる。
農業との付き合いも無理ないものになるだろうし、過剰に生産することもない。強いて言えばネット注文も無くされたら本当に価値のある小さくも大きな活動だと、僕には見える。
大切なものとは一体何なのか。
本気で日本を考えねばならぬ岐路に我々は立っている気がする、過去の幾度もあったそれらしきものに増して。
※トップの写真は弥栄窯サイトより拝借
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