“価値”とは一体
安く仕入れ、高値転売。
ゲルハルト・リヒターやラリー・プーンズがどれほど神髄を説き、発信しようとも50%の手数料が飛び交うキャピタリズムの権化に掛かればなかったことになり、届かぬ声。
ついこの間まで見向きもしなかったものに突然集る世界。
関わる全てが乱痴気騒ぎの中心である。
ただ、この“騒ぎ”にもいつの日か終わりが来る・・
その時、そこで有りもしない価値を押し付け“血で真っ赤に染まった手”を彼らはどうやって洗おうとするか。
そんなことを考えると面白い。
ステファン・エドリスがウォーホル リズ #3 を美術館に寄贈したが、その完璧な複製を奥さんが作って自分の手元に置いている。“完璧なコピーがあるから本物はくれてやる”と。つまり、本物と精巧に作られたコピーは何が違うのか、という問いに対する答えがここにある、と僕は思った。
1点の稀少がその価値を産んだわけでもなければ、どこの誰かもわからない風潮が素晴らしいとホラを吹き込み、それに踊らされただけでもなかろう・・いや、この先は皆が考えればいい。
答えは自ずと出るのだから・・
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